東北電力女川原発1号機でも原子炉自動停止(緊急停止)を隠蔽していた
★原子炉自動停止(緊急停止)を報告していない事例が東北電力女川原発でもありました。東電は、隠蔽したのは「報告した場合の対応が煩雑なので怠った」としています。自動停止の回数は、保守管理上の一つの指標とされており、欧米に比べて日本の原発は1年、1基あたりの自動停止の回数が少ないことを誇りにしています。それに設計上、原発生涯の自動停止回数には一定の目安があります。その辺も隠蔽の背景にあったのではないでしょうか。
原子炉緊急停止、東北電力も報告せず 女川1号機/朝日新聞
http://www.asahi.com/national/update/0312/TKY200703120060.html
「東北電力の女川(おながわ)原子力発電所(宮城県女川町)1号機で98年6月、異常を感知して原子炉が自動的に緊急停止したにもかかわらず、国に届け出ていなかったことがわかった。自動停止した際は通常、法令に基づいて国に報告する義務があり、経済産業省原子力安全・保安院は当時の詳しい状況について調べる。」
「東北電力によると、当時、1号機は原子炉再循環ポンプのトラブルが見つかり、点検で臨時停止するために出力を低下する途中だった。突然、装置が異常を感知し、自動停止したという。」
東北電力、女川原発1号機での緊急停止を国に報告せず /読売http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070312i204.htm?from=main2
「東北電力女川原子力発電所1号機(宮城県)で1998年6月、点検のために原子炉を停止させる作業を進めていた際、出力が落ちた段階で原子炉が緊急停止したにもかかわらず、同社が国に報告していなかったことが12日、わかった。」
「東京電力の柏崎刈羽原発1号機(新潟県)と福島第2原発1号機(福島県)でも先月、緊急停止を国に報告していなかったことが発覚している。」
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