2007年3月 7日 (水)

福島県佐藤新知事が議会で「プルサーマルは議論以前」

★昨年佐藤栄佐久前知事が辞任に追い込まれたときは,東電は祝杯をあげ,年明けからプルサーマルで再攻勢をかけるだろうと身構えていたのですが,今回の不正事件で,さすがに新知事の佐藤雄平氏も議会で,「プルサーマルは議論以前」と明言せざるをえなくなりました。県庁内は,佐藤栄佐久前知事の下で国の原子力政策批判の実務のトップだった内堀前生活環境部長が副知事に昇格しており,今のところ前知事時代を踏襲しているようです。一方で,佐藤雄平新知事は渡部恒三氏の影響下にあり,原発は元来推進の立場だとも聞きます。これからどうなりますか…。

佐藤知事:プルサーマル検討せず 東電不信「議論以前」-県議会で表明/福島毎日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070307-00000112-mailo-l07

「凍結されている福島第1原発3号機のプルサーマル計画について佐藤雄平知事は6日、一連のデータ改ざんや原子炉緊急停止の隠ぺいについて東京電力を批判したうえで「(プルサーマル計画は)議論以前の問題」と述べ、計画受け入れに向けた検討はしないことを明言した。」

佐藤雄平知事…「県民の信頼が大きく損なわれている」「(原子力政策は)国策であると同時に公益事業。技術的に安全が保証され、社会的に安心感を与えることが大事。プルサーマル計画は議論以前の問題」「県民の安全・安心を確保するために、原子力安全・保安院を経済産業省から分離し客観性と信頼性を高めることが必要」

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