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2004/10/28

中越地震に際し柏崎刈羽原発の停止を求める申入書

東京電力株式会社様

新潟県中越地方に位置する
柏崎刈羽原発の停止を求める緊急申入れ

2004年10月28日

 10月23日に発生し、その後も余震が続く新潟県中越地震により、柏崎刈羽原発の位置する新潟県中越地方は、避難者10万人以上の被災地域となっています。
 今回の地震では、新幹線があっさりと脱線し、壊れないはずの橋脚が壊れてしまいました。専門家は、今後も大きな余震が起こる可能性を指摘しています。また、原発近くで大きな地震が起こる可能性も指摘されており、政府の地震調査委員会は貴社の耐震設計の前提(M6.9)を超えるM8を想定しています。
 美浜原発3号機で死傷者が出た事故では、減肉した配管がどのようなきっかけで破断に到ったのかが問題になっていますが、地震はまさにそのきっかけとなるものです。柏崎刈羽原発には運転開始以来、減肉の測定が行われていない配管が多数あり、減肉の実態は明らかになっていません。一方で貴社の耐震設計は、配管が新品同様であることを前提にしています。減肉した配管に地震があれば、配管は容易に破断してしまうでしょう。この点でも耐震設計の想定外の事態が心配されます。
 今回の地震によるき裂などの影響についても、停止したうえで改めて調査すべきです。
 発電所によると、定期検査中の4号機では、余震が起こると作業を中断し、安全確認をして、また作業を開始するということをくり返しているとのことです。労働者は不安な状況で作業を強いられており、作業の継続は困難だと思います。それより、被災地域からの労働者を家に帰したり、救援活動に行けるようにすべきではないでしょうか。
 余震が続き、医療活動もままならない今、もし原発に大事故が発生すれば、原子力防災が全く機能しないことは明らかです。建物が壊れ屋外への避難が余儀なくされている中で放射能が襲えば、住民は行き場を失います。屋外避難が必要な地震防災と屋内避難が必要な原発防災は完全に矛盾します。交通が寸断され、各所で大渋滞が発生している中で、逃げることもできないでしょう。柏崎では、市内と原発との移動もままならないと聞きます。
 首都圏の電気のために、防災機能が失われ、停電が続く被災地にある原発を動かし続けるというのは異常な事態ではないでしょうか。せめて、気象庁が余震の終息を宣言し、交通が回復し、防災能力が回復するまでは、原発を止めるべきだと思い、以下の点を申し入れます。

一.新潟県中越地方に位置する柏崎刈羽原発を、少なくとも余震の終息が宣言され、防災能力が回復するまでは停止するよう求めます。

一.定期検査の作業も中断するよう求めます。

ストップ・ザ・もんじゅ東京
核のゴミキャンペーン
東電と共に脱原発をめざす会
核燃やめておいしいごはん
ふぇみん婦人民主クラブ
原子力資料情報室
浜岡原発を考える静岡ネットワーク
大地を守る会
福島老朽原発を考える会

連絡先/東京都新宿区神楽坂2-19銀嶺会館403号共同事務所AIR気付 03-5225-7213

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