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2010/05/31

【県技連】福島県でプルサーマルの技術検討開始

 福島県技術連絡会でプルサーマルの議論が始まりました。福島県技術連絡会は、県と立地4町と東電も委員で、通常は3ヶ月に1回開かれており、放射能測定値やトラブル対処などについて報告を受けて検討する場です。プルサーマルについては、県知事が提示した3条件についての検討することになっています。専門家の立場で会津大教授や原子力機構の研究員など5名が参加しました。

 今回は、東電が県に提出した3条件に対する報告書(長期保存MOX燃料の健全性、高経年化対策、耐震安全性)について報告を受けて議論するということでした。どれも時間が短く、専門家委員からは、わかりにくい、何がいいたいかわからない、もっとわかりやすくといった注文が相次ぎました。

 3つ条件のそれぞれについて、東電の報告の後質疑が行われ、5人の専門家が質問した後、最後に委員でもある県原子力安全対策課の課長が質問及び注文しました。

 MOX燃料の健全性にからむ装荷遅れ問題については、設置許可の安全審査において、5年遅れしか検討していないことを確認した後で、東電の説明では①設置許可時の解析条件の範囲内にあるというものと、②設置許可時の解析条件からは外れるが指針の判断基準に照らして問題はない、というものがある。①は問題ないが②についてはどう考えたらいいのか?と質問。東電は困った感じでした。

 また、東電が報告した中に、装荷遅れによる組成変化で、プルトニウム238のアルファ崩壊による内圧が上昇するという問題があり、PWRでは内圧について基準があるが、BWRにはないのか?とも。東電は、確かにBWRでは内圧の基準はないが、内圧による被覆管の応力については基準があると回答しました。

 専門委員の一人は、プルトニウムスポットについて聞いていましたが、一般的で迫力に欠けるものでした。

 高経年化については、東電は高経年化対策報告書の中身を、耐震部分を除いて説明していました。専門委員からは、高経年化と耐震の関係をはっきりして欲しいという注文が出ました。新指針に基づく高経年化を想定した耐震安全評価についても質問が出ましたが東電はやるのかやらないのかはっきりしない回答でした。

東京電力株式会社福島第一原子力発電所3号機の耐震安全性、高経年化対策及び長期保管MOX燃料の健全性について(福島県原子力安全対策課HP)

2010/05/29

【集会報告】玄海プルサーマル裁判首都圏支援者集会

 玄海プルサーマル裁判首都圏支援者集会は非常に中身の濃い集会となりました。ご参加いただいたみなさんありがとうございました。裁判をみんなで支えよう、使用済みMOX問題で連携しようという雰囲気がつくれた集会でした。

 まず、名古屋、石巻、仙台からのメッセージを読み上げ、その後、原告団長石丸さんの訴え、事務局長於保さんから裁判の争点の説明、質疑行った後、福岡の小林さんからの訴え、澤山さんのお話と続きました。高知県東洋町長澤山さんは、核廃棄物受け入れの動きを察知してからこれを拒否して町長になるまでの動き、核廃棄物を受け入れなくても日本一の福祉と教育の町が実現しつつあること、議員のリコールにからむ事件で、最高裁で逆転勝訴となった裁判の経験をもとに、使用済みMOX問題での法廷での勝利の展望などを
お話いただきました。非常に説得力のあるお話しでした。

 休憩をはさんで、福島、浜岡コーナーということで、個々の課題と使用済みMOXという共通の課題について、浜岡や福島での裁判の経験を踏まえながらの発言をいただきました。その後、会場から応援メッセージをもらいました。待ちに待った裁判だ、絶対に勝つぞと気合十分でした。

 今後も玄海プルサーマル裁判の支援、国との交渉など連携しての活動は続きますので、ご協力よろしくお願いいたします。

福島老朽原発を考える会

2010/05/27

【審議会】福島MOX燃料意見聴取会第1回

冒頭、東電から報告書が出されたのを受け、10年ちょっとプールに貯蔵していたMOX燃料について、腐食の問題は無いのか、組成としてアメリシウムの割合が増えてきているが、炉心に入れて問題ないか、専門の先生の意見を聞いて判断したい、との聴取会の目的の説明がありました。

次に、今回の議事の進め方の説明があり、まず、報告書の検査に係る箇所について先に説明し、その後、非公開で、商業機密に属する部分が含まれると東電より申出のあった解析評価の部分について説明するということになりました。従って、燃料の保管されていた環境等による影響についての部分のみ公開で、燃料の組成変化による影響については非公開になりました。配布資料の東電の5・21報告書(資料番号(福島一3-01-2))については、組成変化の評価結果の「3.」の部分の説明が全て非公開になりました。

環境等による影響の方については、上村氏より、集合体の中の方の燃料棒の表面の腐食とか、中の方のタイロッドの腐食の状況とかは見ていないのかという質問があり、保安院は、東電は中の方は見ていないが、その理由として腐食は一様に起こるので局所的に起こるとは考えられないからだとしていると答えました。これに対して、上村氏は、腐食については新燃料と異なり、ステンレスは場合によっては腐食することがある、昔原子力船むつの燃料を保管していて、腐食していたという例があったということだが、今回のような検査だけでよいのかと質すと、保安院は、今のご意見を踏まえて、評価や検査でこれから確認することを検討したいと答えました。あと、他の委員から2つ質問があり、検査に係る箇所についての説明と質疑は終了、以降非公開とされました。

議事要旨(保安院HP)

配布資料(保安院HP)

議事次第

福島一3-01-1 東京電力株式会社福島第一原子力発電所3号機において長期保管したMOX新燃料の健全性に係る評価・検査の検討方針(案)

福島一3-01-2 福島第一原子力発電所3号機において長期保管したMOX新燃料の健全性に係る評価・検査報告書

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