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2010/07/31

【東電交渉】使用済プールの水漏れ対策に明確な基準なし

30日行われた市民と東電との交渉の場で以下のことが明らかになりました。

<使用済燃料プール関係>
・水漏れの検知装置は1日1回の巡回確認、漏れが見つかったら、放射能の分析(漏れか結露水か)を行ったり、巡回を増やすなりするが、対応について明確な基準はないとのことでした。行き当たりばったりということでしょうか。
・地下埋設配管…液体放射性廃棄物処理系などであり、トレンチか二重配管になっているとのことです。
・1号機と2号機の過去の水漏れ(水進入)はいずれもライナー(容器)とコンクリートの両方に割れや穴があったことを認めました。

<高経年化を考慮した耐震安全評価は厳しい部位を避けている>
・復水器の胴部(腐食)や一次計装配管(き裂)など最も厳しい箇所を避けていることについて、東電は「これまで有意な欠陥が見つかっていないから」と、高経年化技術評価そのものを否定するような回答しかありませんでした。検査の頻度も明らかにしませんでした。

<「主要な施設」から再循環系配管を外したのは東電>
・今回の評価対象になっているバックチェック中間報告について、主要な施設から肝心の再循環系配管が抜けていることについて、入れなかったのは東電の判断であるとしました。主蒸気系配管や残留熱除去系配管で代表しているとの理由でしたが、これらよりも厳しい値が出る可能性があり、理由になっていません。


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