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2010/07/07

【県技連】7日の傍聴報告…放射能漏えい運転を正当化/プール問題は次回

7日の福島県技術連絡会について、傍聴に行かれた福島の方から報告が寄せられました。福島のみなさんありがとうございます。

議題は2つ

(1)長期保管MOX燃料の健全性について
(2)3号機の耐震安全性について

原子力安全対策課と東電の質疑は以下のとおりでした。

(1)長期保管MOX燃料の健全性について

<質問>
 使用済みMOX燃料の崩壊熱が20%程度大きくなるということだが、それに伴って、使用済み燃料プールおよび共用プールでの保管やプール間の移送に何らかの制限を受けることになるか?燃焼度はどのくらいのものを想定して考えているのか?

<回答>
 燃焼度は標準的なものとして考えている。使用済みMOX燃料は、使用済み燃料プールと共用プールで保管することに なる。移動には専用輸送容器が必要だが、技術的には問題はない。ウラン燃料と比べて若干崩壊熱が高いため、若干長く保管冷却が必要。19ヶ 月以上冷却後に移動となる。実際には長く保管していたものから順次共用プールへ移動する、ということになる。

<質問>
  MOX燃料および使用済みMOX燃料の取扱いによる作業エリア内線量への影響は?
新燃料の表面線量は?

<回答>
 作業エリア内線量は、水中での取り扱いなので、問題にならない。新燃料の表面線量はアルファ線などが数十パーセント、若干高くなる。

<課長コメント>
 プール保管の問題については、また次回とりあげます。

(2)3号機の耐震安全性について

<質問>
 浜岡の例では、浅い所の地下構造の違い、粗密、が影響していたということだ。これは福島においても調べられているのか?

<回答>
 ボーリングした範囲では、地下構造は単純な構造だった。複雑ではない。

<質問>
 海底断層は正断層だということだが、歴史的に逆断層による地震は起こっていないのか?

また、燃料からの放射能リークが発生している件についての質問に対する東電の回答ですが…

<回答>
 偶発的な燃料からの放射性物質の漏洩に対する対策として以下を実施してきており、近年においては原子炉へ持ち込まれる異物は十分すくなくなっていると考えています。

1.異物混入防止対策
・原子炉本体に直接接続されている系統・機器の内部点検においてワイヤブラシの使用を原則禁止
・異物混入防止エリア設置(常設フェンスの設置)
・原子炉お呼び使用済み燃料プール周りの手すりを側板付きに変更
・異物混入防止選任監視員の設置

2.教育・周知
・ポスター・パネルの現場設置
・定期検査開始前の協力企業への周知

3.監視・対応力強化対策
・燃料健全性データの公開
・高感度オフガスモニタの設置
・出力抑制法による対応強化

専門委員からは、教育・周知によって、実際にはどのくらいの効果を得たのかという質問が出ていましたが、「だいぶ少なくなった」というような回答でした。稚拙な対策と成果の評価も十分していないことに驚きでしたが、もっと驚いたのは、3.の出力抑制法による対応強化について、漏洩疑いのある燃料体付近の制御棒挿入による運転続行について、東電が漏洩に対する対応力強化対策として堂々とあげているのに対し、会議で何の疑義も出てこなかったことです。

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