【公開質問状】19日回答交渉県民説明会の実施迫る
各地から22名が参加…運動の広がりを実感
福島県庁にて、福島プルサーマルに関する公開質問状の回答交渉がありました。
東京から5名、石巻、岐阜からも参加がありました。県内各地(福島、郡山、会津、三春、都路)からと合わせて22名が参加し、「沈黙のアピール」の広がりを感じました。
交渉は10時半から福島県原子力安全対策課の小山課長が対応し、1時間半かけてやり
とりしました。冒頭、「沈黙のアピール」呼びかけ人代表の佐々木慶子さんからの挨拶の後、小山課長から質問10項目への回答を受けました。
プルサーマルは白紙だが事前了解は生きている???
事前了解については、2月の県議会常任委員会で質問があり、県の立場を説明した、プルサーマル計画は白紙撤回されたが、事前了解が撤回されたわけではないという回答でした。プルサーマル計画が白紙なのにプルサーマル計画の事前了解は白紙ではないというのはとても理解しがたいものですが、白紙撤回の文書を出していないことも挙げて、事前了解は生きているとの回答に終始しました。
使用済み問題は相変わらず国任せ
使用済みMOX問題は相変わらず、国が県外搬出を約束した、法解釈についても国がやるべきこと…と、国が国がを連発し、「国の政策に単に追従することなく」との知事の言葉がむなしく感じました。
参加者全員で県民説明会の実施を迫る
最後は、石巻の武藤さんの、宮城では県の説明会や反対側も加わった対話フォーラムがあたり前に行われた、福島で県民説明会がゼロというのはどういうことだ、との発言をきっかけにして、県民説明会の装荷前の実施を皆でせまりました。その予定はないとの回答でしたが、「行うつもりがない」はあまりにも非人間的、非人道的、血が通っていない、県知事は雲上人で県民が直接目にも、耳にもかかれない方なのか、県民が怖いから逃げているのか…などなど訴えたらようやく、「県知事にみなさんからのこのような要望があったことを伝えます。」との回答を得ました。最後はようやく、今日もらった意見は知事に伝えると言いました。
装荷の引き伸ばしは難しそうですが、それでも県民説明会の要求は勢いがあって、9月に向けても実現をせまっていこうという雰囲気でした。
マスコミがいつになく熱心で、テレビのインタビューを受け、夕方のニュースに流れました。交渉時も5~6人が終始取材していました。
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