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2010/08/07

【抗議声明】知事プルサーマル受け入れ表明に際して(福島老朽原発を考える会)

抗 議 声 明

2010年8月7日
福島老朽原発を考える会


佐藤雄平知事は6日、福島第一原発3号機でのプルサーマル計画の実施について、受け入れを正式に表明した。政府と産業界の一体となった原発・核燃料サイクルの推進は、なりふりかまわぬ姿勢で進められてきている。一方的に突貫工事的に受け入れを迫る政府と東京電力とその圧力に屈した知事に強く抗議する。

プルサーマル実施は、核燃料サイクル政策の破綻を形の上で取り繕うだけのものであり、福島県を核の墓場にするものである。

3条件については、高経年化を考慮した新指針に基づく耐震安全性の確認がない、バックチェックでは再循環配管評価が抜けているなど、検討は不十分なままである。知事は、国と東電に対し、今後も耐震安全性確保や原子炉の運転技術向上など三項目に取り組むよう求めたというが、いずれもプルサーマル実施前に行うべきものである。東電に運転技術が欠けていることは電源喪失事故からも明らかである。

使用済MOX燃料が半永久的に福島県に居座り続けることは、六ヶ所再処理工場ともんじゅの現実からも、第二再処理工場の議論さえできない状況からも明らかである。東電は、使用済MOX燃料はむつの中間貯蔵施設には持っていかないと明言している。貯蔵は法律でいう「処分の方法」にあたると強弁し、超長期にわたる貯蔵を正当化している。
県外に搬出するつもりなどさらさらない。国も、再処理を前提にすれば貯蔵でもかまわないと、法律を遵守させるという自らの責務を捨て、こともあろうに法解釈をねじ曲げる東電を擁護している。

県外搬出の国の約束がいい加減なものであることは、共用プール建設時に2010年搬出の約束を一年もたたずに反故にされた福島県自身が、誰よりもわかっているはずである。なぜこの問題から今になって、目をそらすのか。

50年100年後の福島県はどうなっているのか、原発はとうの昔に廃炉になっていながら、共用プールは行き場を失った使用済MOX燃料で溢れている。管理が不十分な燃料プールでの水漏れは日常的に生じるだろう。トリチウムは周辺の土壌、地下水、河川に流れ込み、周辺環境を汚染し続ける。これが絵空事ではないことを、米国の現実は物語っている。老朽化が進む米国の原発で、燃料プール水が漏えいし、周辺の環境を汚染する事態が相次いでいる。我々はこの問題を、原発の高経年化問題として提起したが、県は無視した。ふるさとを核で汚染するなという県民の叫びが聞こえないのか。

プルサーマルの検討は、慎重ないしは反対の委員が一人もいない一方的な技術連絡会で審議され、密室での部長会議で決定された。県民の意見を聞く、県民に説明する場は一切ない、これのどこが公開なのか、一体なぜ、説明責任は果たしたなどといえるのか。

知事のプルサーマル受け入れに強く抗議する。MOX燃料は、装荷し照射したとたんに行き場を失う。知事は今からでも受け入れを撤回し、MOX燃料の使用を拒否すべきである。

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