【抗議】福島第一原発3号機プルサーマル原子炉起動に抗議する
東電による福島第一原発3号機プルサーマル原子炉起動に抗議する!
提出した抗議文はこちらです。
「tepco-kogi-0917.pdf」をダウンロード
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2010年9月17日
東京電力社長 清水 正孝殿
福島老朽原発を考える会
東京都新宿区神楽坂2-19-405
03-5225-7213
福島第一原発3号機プルサーマル原子炉の起動に抗議する
東電はMOX燃料を装荷した福島第一原発3号機の起動をやめよ。
運転開始34年の老朽炉に10年以上前の古い燃料を使うという無茶をするのに、県民への説明は一切なしというのはどういうことか。
プルサーマル実施についての福島県の事前了解は2002年に白紙撤回されたままだ。東電は今回のプルサーマル実施に際して、事前了解の手続きを取っていない。事前了解なしにプルサーマルを実施することは安全協定に違反する。県民をだまし討ちするようなことは許されない。
ガラス固化の工程で欠陥が露呈した六ヶ所再処理工場について、日本原燃は工場完成時期を2年延期することを明らかにした。高速増殖炉原型炉「もんじゅ」では、、原子炉容器内に約3.3トンの装置が落下する事故が発生した。原子力委員会は原子力政策大綱の見直しの検討を進めている。近藤委員長は使用済MOX燃料を処理する第二再処理工場について10年かけて検討すると公言しており、全く白紙の状態だ。核燃料サイクル政策は事実上破綻しており、プルサーマルだけが突出した動きになっている。そんな状況でプルサーマル炉を起動してしまえば、処理のしようのないどこにも行き場のない使用済MOX燃料が発生してしまうではないか。使用済MOX燃料が核のゴミとして、福島の地に半永久的に留め置かれることになるのは必至だ。そのうえ、使用済燃料プールからの水漏れにより、将来の福島で環境汚染を引き起こす元凶ともなる。
福島県民は県民説明会の実施を要求し、「沈黙のアピール」による連日の座込みと申入れは30日を超えている。核燃料サイクル政策は事実上破綻しており、プルサーマルを急ぐ理由は何もない。東電は本日の起動をやめ、開示を拒み続けている1ミリ刻みの燃料製造データをきちんと開示した上で、説明責任を果たすべきだ。
止まらぬ燃料漏えいへの対処、電源喪失事故の原因究明、格納容器の耐震強度問題等々、危険なプルサーマルの前に東電には対処すべきことが山積している。東電にプルサーマル炉の運転を任せることなどとてもできない。
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投稿: RogerIdews | 2021/05/16 22:10