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2011/03/31

【福島原発震災(30)】福島の小学校での測定結果-原発震災復興・福島会議の報告(1)-

ENGLISH
原発震災復興・福島会議より小学校での放射線測定結果報告が届きました。福島会議は結果に基づき、入学式、始業式の延期を県教育委員会に申し入れました。(申し入れの中味については別途アップします)

調査の目的

 私たちは東北地方太平洋沖地震を契機に発生している、東京電力福島原子力発電所事故を伴う今回の災害を原発震災と位置づけ、これ以上の被害を1日も早く最小限に収めると共に、震災からの復興を目指して行動する市民のグループです。
  「防災」は、“最悪のシナリオ”を想定して行わなければなりません。それを怠ったことが今回の原発震災を招いている大きな原因です。今こそ、最悪の場合を想定した決意を持った新たな対策と準備が急がれます。一方で「復興」は、“最良のシナリオ”を信じて、取り組まなければなりません。そうでなければ、希望を捨てることなく県民が力を合わせて、復興を成し遂げることはないでしょう。
 そのいずれも、事実に基づいた理解を深めることが、原発震災には不可欠です。定性的な“安全”や“危機”を論ずる過去の習慣に縛られることなく、現実を直視した中から、先手を打った実の上がる行動が必要と考えます。
 周知のとおり、放射性物質は年齢の低いものほど健康被害を与えやすい特質を持っています。そこで現在の緊急性の高い課題は、始業式の近づく学校、中でも子供たちの運動や遊びの場である校庭の放射能汚染状況を把握することにあると考え、地表面の放射線量サンプリング調査を行いました。

調査方法
調査月日    2011年3月29・30日
調査箇所    福島市および川俣町にある小学校の校庭
測定方法    地表面から10~20cmにポータブル放射線測定器(ガイガーカウンタ)をセットし測定

福島市内小学校校庭の放射線量について
地表面サンプリング調査結果

Kekka


本会議の見解

 本調査結果は、簡易な調査方法によるものであり、分析期間も短いことから、断定的な結論を得るにはまだ十分なものではありません。しかし、一定の傾向を示した結果と他の資料の知見から次のような見解を表明します。

1.本調査によって測定された放射線は、福島県・文部科学省・内閣府・気象庁および東京電力の発表したデータから、東京電力福島原子力発電所事故により空気中に放出された放射性物質が、主に降雨・降雪等により地表に降下したものである。

2.調査校の測定値の差異は、降下した放射性物質の量自体が、地形や標高・気象に影響されかなりの違いがあったか、またはその後の放射性物質の移動、あるいはその両方によって生じていると考えられる。

3.測定ポイントによる測定値の大きな差異から、地表面に降下した放射性物質が集散しつつあるのではないかと推測される。地表面を移動する放射性物質は、特に強い放射線量を示す区域、いわゆる「放射線溜まり(小さなホットスポット)」を形成している可能性がある。

4.低年齢の人間ほど放射能の健康被害を受けやすいこと、学校での行動様式に個人差が大きいこと、内部被ばくの影響等を考慮すると、現在の汚染状況および放射性物質の移動状況について、さらに精密な調査が必要である。また、その結果によっては、洗浄や除去などによる区域的な除染が必要となることも想定すべきである。

5.始業式まであまり期間がないことから、子供たちの安全・安心を確保するため、緊急に調査を開始することが必要である。また今後の事故の推移や放射性物質の移動状況によっては、継続的な調査も必要となることを想定すべきである。

以上

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コメント

福島市在住です。郡山市は、すでに11日に延期となっているのに福島市の小、中学校からは、延期の連絡が未だに来ません。いっつも福島市は、対応が遅いように感じられます。すぐ(ただち)に影響が…の言葉を勘違いし平気で外で子供を遊ばせている人がいます。私は子供の未来を考えると極力、外出を控えさせていますがそれはそれで子供の体力低下が心配です。

調査有難うございます。
学校行事の実行を最終判断しているのが、各自の学校長なのか、
市町村の教育委員会なのか不明ですが
子供たちの事を優先で考えて欲しいです。
卒業式や入学式といった行事はとても重要だと思います。
しかし、想い出と健康(命)とどちらが大事でしょうか。
今回の対応を見ていると、福島市よりも川俣町の対応は遅いです。
県立学校や福島市の休校が決まっている時点で、
川俣はまだ未定だったり、対応が遅いです。

調査結果、拝見いたしました。
予想通りというか、水溶性の放射性物質は流出してしまうアスファルトより、染込んでしまう土の方が測定値は高いようですね。それに側溝は放射性物質が集積するため高い数値が出ています。

私が居住する伊達市では、小中学校が4月6日、幼稚園が4月7日に入園入学式を予定しています。
おそらく福島市、川俣町と環境放射線値は変わらないであろう伊達市でも、測定していただくことは出来ないでしょうか?
ぜひご検討下さい。
私も保護者や知人への周知、伊達市へメール等で質問します。

小さな子どもさんの影響を心配している一人です。現在嫁の妊婦と福岡のほうに避難しております。御協力できればと思っております。

こんどう様
投稿ありがとうございます。

福島では原発震災復興・福島会議という市民団体が測定や県の教育委員会などへの申し入れなど、動いています。
連絡は080-1678-5562中手まで お願いします。

また首都圏ではフクロウの会が動いています。
連絡は
fukurounokai@mail.goo.ne.jp

または090-7245-7761 青木まで
お願いします。

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