【福島原発震災(6)】浜岡原発の即時停止を求める申し入れ
中部電力東京支社に申し入れをしてきました。対応した方は、浜岡原発は福島とは違って安全だと繰り返すだけで、普通の会話ができず残念でした。以下が提出した申し入れ書です。
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福島原発震災を教訓に浜岡原発全号機を直ちに停止せよ
福島老朽原発を考える会
2011年3月15日
福島原発の炉心溶融事故は進行中であり、未だ予断を許さない状況にあるが、これを教訓にいますぐ、直ちに行うべきことは、浜岡原発の全号機を即時に停止することである。
2分以上も続き、時間がたつごとに激しくなる強震動、次々と発生するそれぞれが大地震に相当する余震、そして浜岡原発前の砂丘などいとも簡単に乗り越えるであろう大津波、プレート間巨大地震の前には、原発などひとたまりもないことをまざまざとみせつけられた。
特に運転中の原発がある場合、電源だけでなく、モーターやポンプの制御機能が失われ、冷却の手段が失われる、しかもそれが複数の原子炉で同時多発的に発生し、重大事故を引き起こす、それがいかに危険であるかを思い知らされた。
想定を超える地震だったなどというのは言い訳にもならない。福島原発で起きていることは、津波にしろ、電源にしろ、格納容器の健全性にしろ、私たちが問題点を指摘しても、想定し対応しているから問題ないと東電も中電も豪語していたことである。それがことごとく破られ,炉心溶融と大量の放射能放出にまで至っているのである。
次に同レベルの巨大プレート間地震が発生するのは、間違いなく東海・東南海・南海の三連動地震、あるいはそれに活断層が連動する地震である。三連動となる可能性は年々高まっており、東北地方太平洋沖地震により誘発される可能性を指摘する専門家もいる。
中電は未だ進行中の福島原発事故を直視せず、地元自治体に対し電源車を配備するから問題はないなどとと触れ回っているという。とんでもない。そのようなことは直ちにやめよ。
浜岡原発は三連動地震に耐えられるのか。その全ての答えは福島原発震災にある。直ちに停止せよ。
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