【福島原発震災(67)】5月2日「20ミリシーベルト」撤回要求対政府交渉~福島の子どもたちを守れ!~
「20ミリシーベルト」撤回要求 対政府交渉 ~福島の子どもたちを守れ!~
4月19日、文部科学省は、学校等の校舎・校庭等の利用判断における放射線量の目安として、年20ミリシーベルトという基準を、福島県教育委員会や関係機関に通知しました。政府は、これは屋外で3.8マイクロシーベルト/時に相当するとしています。この問題で4月21日に続き、来週月曜日5月2日に対政府交渉が行われます。ご参加をお願いします。
http://www.foejapan.org/infomation/news/110428.html(FoE JapanのHP)
3.8マイクロシーベルト/時は、労働基準法で18歳未満の作業を禁止している「放射線管理区域」(0.6マイクロシーベルト/時以上)の約6倍に相当する線量です。また、年20ミリシーベルトは、ドイツの原発労働者に適用される最大線量に相当するものです。
21日に行われた政府交渉においては、この「20ミリシーベルト」という基準は、きわめてずさんなプロセスによって決定されたことがわかってきました。
本基準は、子どもの感受性を考慮にいれたものではない
本基準は、内部被曝を考慮にいれたものではない
原子力安全委員会は、会議を開くことなく、2時間で本基準を了承した
福島の子どもたちを守るため、この「20ミリシーベルト」の撤回を国民・議員、一丸となって求めていきましょう。事態は切迫しています。ぜひ、ご参加をお願いいたします。
**********
日 時 2011年5月2日(月)午後
会 場 参議院議員会館1F講堂
スケジュール(予定)
11:45 参議院議員会館ロビー集合
12:15~13:15 市民の事前打ち合わせ
13:30~14:00 厚生労働省との交渉 3月28日交渉での賛同署名提出など
14:30~16:00 文科省、原子力安全委員会との交渉
★最初に20ミリシーベルト撤回要請書・ネット署名の提出
16:00~16:40 記者会見
その後 約1時間 交流会
呼びかけ団体 グリーン・アクション/フクロウの会/美浜の会/FoE Japan
問合せ FoE Japan 吉田、満田
Tel: 03-6907-7217 Email: finance@foejapan.org
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郡山市の小学校などで校庭などの表面の土を取り除く作業を実施していることについて、高木文部科学大臣は、「土や砂を入れ替えなくても屋外活動ができる」と述べて、「冷静な対応」を促していますが、開いた口がふさがりません。このような暴言にまどわされず、郡山の学校、福島の学校関係者に、絶対がんばってほしいです。この作業を始めた郡山に、誇りと希望を感じています。
郡山出身。
投稿: 國分圭子 | 2011/04/28 22:09
「太田和美衆院議員が、衆院決算行政監視委員会で、学校の除染を求めたという」
私は先週から郡山市鶴見担の太田和美事務所へメールを連日で送っていました。
この「ふくろうの会」の活動の事や日本弁護士事務所の声明を説明し、
子供を守ってくださいとお願いしていました。
「郡山市出身でもないあなたが、郡山市や選挙区の子供も守れないようなら、次は確実に根本(自民党の対立候補)に負けます」と当たり前の事も書きました。
でも何も進展しない現状を見ると、やはりメールでは動かす事は出来ないと思い、
連休中の平日なら直接事務所へ出向けるので、直接陳情しようと考えていました。
でも何もしないよりは良かったのかも知れません。
本当はふくろうの会のような組織で陳情に上がるのが一番効果が上がると思います。
みなさんも自分の選挙区の現職議院の事務所に陳情するのが一番の近道だと思います。
事務所には秘書しかいないはずですが、秘書が議員を動かすのです。みんなで必死にお願いすれば、必ず伝わります。
議員だって次の選挙があるのです。
陳情の人数が沢山になれば従わざるを得ないでしょう。
なにより現職議院の行動は報道してくれるみたいですから。
投稿: 2歳児のパパ | 2011/04/29 07:03
子どもの被曝線量引き上げを決めたのは、たったの二人というのは
本当なのでしょうか。 ↓
http://twitter.com/#!/kudachi66/status/63210985565077505
大人は自分がこどもだったら、大人達にどうしてほしいかを考えなきゃいけない!
見て見ぬふりは、いじめを知ってて無視するこどもの行動と同じだと思いました。
前回の交渉に文部科学省は、そろって若手キャリア職員を出してきてましたが、次回の
政府交渉には、線量引き上げを実際に決めた人たちに出てきてもらわないと・・・と思いました。
投稿: さんご | 2011/04/29 17:19
太田和美衆議院議員と連携し、鳩山由紀夫や小沢一郎との橋渡し役になってもらうなどして、選択肢を多くしておくことも大切ではないかと思います。政局にしようとしている人達にとっても材料の多い方がいいかもしれないし。
使えそうなものは何でも使いましょう。
好き嫌いはあっても政権中枢以外の与党実力者ではこの2人は外せません。
今の政権に関わる人達は動くわけがないですから。
最後には福島県知事までを動かし、福島県をキレイにするためには、そのぐらい大きな力がなければ・・・大臣が法律を違反するくらいですから、並大抵では歯が立ちそうもありません。
投稿: 2歳児のパパ | 2011/04/29 17:31
やりましたね!私たちの思いが小佐古教授の言葉と共にメディアに流れました!
やっと、政府への挑戦状が
↓
http://www.youtube.com/watch?v=N4KOzyBbgRk
小佐古氏の集会参加もしくは、メッセージでもいただけると、交渉にも大きな戦力となりそうですね!
投稿: 郡山のママ | 2011/04/30 00:31
小佐古教授の動画がyoutubeから削除されていました。
削除対応が早すぎです。
これは、なかなか避難がすすまないわけだ・・・。
投稿: かりん | 2011/04/30 13:47
小佐古氏の辞任会見のニュースを残念な気持ちで観ました。
こういったただの数値だけでないものまで考えてくださる方が
辞任するのは本当は良いことではないのに…。
私も原発については無知でした。
これから、勉強して正しい知識で原発反対と
訴えられるようにしていきたいです。
投稿: toushou | 2011/05/01 16:22
代表の方と是非連絡が取りたいです!アドレス等教えていただけますか?
投稿: katrin | 2011/05/02 10:03
学校の社会の時間に福島県が出てきた時、子供が「福島原発」と言っただけで、先生に「福島原発は安全です。デマを流してはいけない。」と叱られたそうです。子供曰く、震災について話すと褒められるのに、原発について言うと叱られるそうです。山陰ですが、被災者の方が学校で実情を話してくれるような企画などはまだないのでしょうか?原発反対の講演会より被災者の方のお話なら学校側も警戒せずに実現出来るように思います。先生がそんな発言をするのは何か文科省からお達しが回っているのでしょうか?自分のお子さんを福島の学校の校庭で安心して遊ばせれるのかなと思います。本当に必要な想像力って国語の教科書を読んで情景が思い浮かぶだけじゃありません。島根原発が地震の時どうなるのか?中国電力の言う通り安全なのかな?それが生きていく力に繋がる想像力だと思います。
投稿: 9歳児の母 | 2011/05/02 17:08
9歳児の母さん、先生がそんな反応をするとは、、、これが原発をめぐる「統制のとれた」国の姿勢なんですね。
でも、いづこも同じだと思います。
ここドイツでも、公立の学校で、原発のことを授業でとりあげる先生はいないと聞きました。
原発問題は、純粋に政治問題になるからで、授業で原発を批判しようものなら、
政治的影響を子供に与えたということで、職を失う危険もあるとのこと。
チェルノブイリ事故でドイツが汚染されたときも、国は、大丈夫の一点張りだったそうです。
国も学校も経済優先で、子供の命は守ってくれないんですね。
チェルノブイリ汚染を恐れた市民は、母親グループなど市民独自で放射能を測定したりしたそうです。
学校が教えなくても、いまやベルリン市民の反原発は常識となりつつあります。
がんばってください。
投稿: ベルリンから応援 | 2011/05/02 19:51
原子力安全委員会は20mSvを否定、文科省の決定に根拠なし。
「20mSvを基準とすることは、安全委員会は認めていない」
「基準は子供と大人を違うものとみて、成人と同じとしていない」
「内部被曝を重視するように、文科省にも伝えている」
「4人の安全委員は、子供が20mSv浴びることを誰も許容していない」
http://www.youtube.com/watch?v=sGu9M9WAAHw
投稿: 越後屋 | 2011/05/03 08:59
交渉に参加しました。リードしてくださった方々に感謝します。
「20ミリはどうしてもその土地で生活したい人がそこに残ることを許容する限度だ。どうしてそれが子どもを遊ばせる基準になるのか」との質問に対し、文科省科学技術学術政策局のワタナベ次長が「学校で勉学をするということも重要なことですので、それとの勘案で」と答えると会場はどよめき、私もさすがに仰天しました。
国のためには子どもを犠牲にしてよいと本気で思っていることがよくわかりました。命より勉強が大事だと公言する先生に (そんな先生が仮にいたとして) 子どもたちがついて行くはずもなく、教育現場を荒らしているのは文科省自身であることを証明しています。子どもが事件を起こすたびに「子どもたちに命の大切さを教えなければ」という発言が出ますが、人間が人間に命の大切さを教えるなどということがそもそも可能だと思われる方は、まずこのお役人の教育を試みていただきたいものです。
録画がhttp://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1032で見られるので、さっそく参加しているメーリングリストで視聴を呼びかけました。
投稿: ふうせん | 2011/05/03 09:24