【福島原発震災(32)】福島の小学校での測定結果-原発震災復興・福島会議の報告(2)-
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福島での放射能測定…福島会議の知事への申入書とプレスリリースです。測定結果については以下をご覧ください。
http://fukurou.txt-nifty.com/fukurou/2011/03/post-8785.html
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2011年3月31日
福島県知事
福島県教育委員会 様
原発震災復興・福島会議
福島市渡利字七社宮37-1
080-1678-5562
(世話人 中手聖一)
福島県内小学校校庭の放射線量「地表面サンプリング調査」のご報告
東北地方太平洋沖地震による震災、さらには東京電力福島原子力発電所事故を伴う原発震災では、日夜対策に取り組まれ、私たち県民も地域で職場で励まし合い、希望を持って、県と共に復興を信じて頑張っていきたいと思います。
さて、私たちは福島の未来を担う子供たちのため、当該調査を緊急に行いました。結論から申しますと、子供たちの安全・安心を確保するためには、学校特に校庭の放射能汚染状況および地域・区域における放射性物質の移動状況について、緊急に調査をして対策をとることが必要であることが分かりましたので、取り急ぎご報告いたします。
私たちが感じている以上に早く、子供たちの環境に放射能汚染による危険区域が形成されつつあると考えられます。各市町村がこの汚染の影響を考慮できずに、始業式を急ぐことは取り返しのつかない過ちにつながりかねません。
報告書の内容を早急にご検討され、各市町村へ御指導いただきたく、よろしくお願いいたします。
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プレスリリース
原発震災復興・福島会議
福島市渡利字七社宮37-1
080-1678-5562
(世話人 中手聖一)
2011年3月31日
私たちは東北地方太平洋沖地震を契機に発生している、東京電力福島原子力発電所事故を伴う今回の災害を原発震災と位置づけ、これ以上の被害を1日も早く最小限に収めると共に、震災からの復興を目指して行動する市民のグループです。
緊急の簡易調査「福島県内小学校校庭の放射線・地表面サンプリング調査」を行い、本日、福島県知事と教育委員会に報告しました。
調査の結果は、私たちが感じている以上に早く、子供たちの環境に放射能汚染による危険区域が形成されつつあることを示唆しています。子供たちの安全・安心を確保するためには、学校特に校庭の放射能汚染状況および地域・区域における放射性物質の移動状況について、緊急に調査をして対策をとることが必要であるとの見解を表明します。
そして、各市町村がこの汚染の影響を考慮できずに、始業式を急ぐことがないよう県からのご指導をお願いしました。
また、本調査の結果を広く県民の皆さんに知っていただくため、報道関係者のご協力を得たく、記者会見を開かせていただきました。よろしくお願いします。
なお、このような危険区域の形成は、今回調査した場所だけの現象とは考えにくく、県民の皆様から測定の希望があれば、できるだけ応えて行きたいと考えています。小さな市民グループのため人手もあまりありません。ボランティアで手伝っていただける方も募集しています。
以上
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コメント
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福島市の調査校名を明らかにしてください。
なぜ、ネットに載せる時に中途半端な載せ方をするのですか。これでは、不安を煽るからとか言って情報を小出しにする政府となんら変わりないではないですか。
投稿: 金井 | 2011/04/04 04:21