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2011/05/07

【福島原発震災(76)】文科省の20ミリシーベルト基準に対し放射線専門家が批判の申し入れ

 年間20ミリシーベルトまでの被ばくを子どもたちに実質的に強要することになる、文科省の決定については内外からの批判が高まっています。

 神戸大学教授で放射線物理、放射線計測の専門家である山内知也氏が文科省と原子力安全委員会に申し入れを行いました。

 この申し入れの中では、

・現在の汚染の主体がセシウム-137で、半減期が30年のため、土壌を取り除かない限り放射線を出し続けること。

・仮に1年目が20ミリシーベルトであった場合、上記の事情から、小学校6年間の在学中に累積で113.4ミリシーベルトを被ばくすることになること。

・子どもが浴びる線量としては不当に高い、撤回して1ミリシーベルト基準を児童と生徒には先ず適用して下さい。

 と述べています。

5月2日の文科省・原子力安全委員会との交渉の場で、「20ミリシーベルト以下(毎時3.8マイクロシーベルト以下)であれば安全である」、「(校庭などの)除染は必要ない」と言い続けた文科省の対応に対して、大変説得的にその危険性を説明しています。

 すでに5月2日の交渉の場でも、年間20ミリシーベルトまでの被ばくが安全であるとする専門家は誰もいないことが明らかになっています。

 文科省が20ミリシーベルト基準に固執することは子どもたちの将来の健康と生命に対して大変危険なことです。

 文科省は直ちに20ミリシーベルト基準を撤回し、1ミリシーベルトの基準を維持するためにあらゆる努力を率先して行うべきです。

 福島の親たちが自主的に始めている除染や避難・疎開の動きに対して全面的な支援をすべきです。

山内教授の申し入れ書をダウンロード

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コメント

反原発派は監視・尾行され言われ無き迫害を受けるそうです。
http://satehate.exblog.jp/16263950/
武田先生はじめ今中氏・小出氏など原発の真実を暴いてくれる方々を応援して協力していかなければ。

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