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2011/07/21

【122】「選択的避難」政策、サテライト疎開による子ども被ばく低減を!

協同プレスリリース

福島県民ら、原子力災害現地対策本部と初交渉
 ― 「選択的避難」政策、サテライト疎開による子どもの被ばく低減を提案

2011年7月19日

子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク
福島老朽原発を考える会(フクロウの会)
国際環境NGO FoE Japan
美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会
グリーン・アクション
国際環境NGOグリーンピース・ジャパン

  

2011_0719nego_in_fukushima11a



 上記6団体は本日7月19日、コラッセ福島(福島県福島市)で、原子力災害現地対策本部と交渉を行いました。福島県民を中心に130人が集まり、「子どもの被ばく低減のため、選択的避難(注1)、サテライト疎開(注2)を含むあらゆる手だてを」と要請しました。

 (注1)住民が自らの判断に基づき避難を行うことを、正当な賠償の支払いや行政措置などにより保証していくこと
 (注2)学校や支所などを核とする疎開者コミュニティの形成により、福島県人として疎開地で福島人として暮らすこと

  

 今回は、福島で行われた初めての市民団体主催の政府交渉でした。市民団体側は、前述の要請や事前に出した質問に責任をもって答えられる政府側担当者を求めていましたが、実現しませんでした。出席した原子力災害現地対策本部室長・佐藤暁氏は、放射能汚染によって避難を強いられた住民の訴えを前に、「自らの判断で避難するのは勝手」と発言しました。これは、避難を強いられた住民の苦悩をかえりみることなく、すべてを自己責任にしてしまっていることで、政府の責任を放棄したものです。

  

 現在、福島県の福島市、郡山市などは避難区域などには指定されていません。しかし、例えば福島市渡利地区平ヶ森は福島市が6月中旬に行った測定でも毎時3.2~3.8マイクロシーベルトで、国が避難の基準としている積算被ばく線量年間20ミリシーベルトを超える恐れがあり、交渉の中で、市民団体側は、早急な避難区域の設定および説明会の開催を求めました。

  

 子どもたちを放射能から守る福島ネットワークの中手聖一代表は「故郷の除染が進み帰れるようになるまで、疎開地で福島人として暮らす、サテライト疎開を実現させたい」と訴えました。

  

 同ネットワークの除染プロジェクトの河原田昌治さんは、「除染は行わなければならないが、その間だけでも子どもたちは避難させてほしい」と訴えました。

  

 さらに同ネットワークの佐藤幸子さんは事前に集めた福島県民の尿を現地対策本部に渡し、「子ども全員の尿検査をしてください」と分析を迫りました。対応した佐藤暁室長は「受け取る立場にない」と尿の受け取りを拒否しました。尿は同席した現地対策本部・医療班(放射線医学研究所)の山田裕司氏に渡し、検査を実施すること、またそれに関して回答をすることを求めました。

  

 交渉中、「子どもの成長に大切な、日光を浴びること、草花を摘むこと、虫を取ることをさせられない親の気持ちがわかりますか。子どもと私は避難します。夫はローンのため、避難する子どもと私の生活費を稼ぐために福島に残ります」と参加者が号泣しながら訴える場面もありました。

  

 中手代表は、「今日は対話の第一歩。今後、サテライト疎開について自治体とも協議を進めていく」としています。主催団体は、自主避難への補償の支払いや公的支援、サテライト疎開、給食の食材の放射線測定などの被ばく低減策の要請について、今後とも粘り強く交渉を進めていきます。

  

配布資料:

議事次第

http://dl.dropbox.com/u/23151586/110719_0_cover.pdf
資料1:質問項目と交渉のポイント
http://dl.dropbox.com/u/23151586/110719_1_point.pdf
資料2:福島市における空間線量と測定ポイント
http://dl.dropbox.com/u/23151586/110719_2_air.pdf
資料3:福島市における土壌汚染
http://dl.dropbox.com/u/23151586/110719_3_soil.pdf
資料4:「私たちの声をきいて下さい!」~避難者、避難を考えている住民から
の意見

http://dl.dropbox.com/u/23151586/110719_4_voices.pdf
資料5:「選択的避難」政策の必要性
http://dl.dropbox.com/u/23151586/110719_5_choice.pdf
資料6:福島市における放射能汚染の実態および避難区域設定に関する共同声明
http://dl.dropbox.com/u/23151586/110719_6_statement.pdf
資料7:原子力安全委員会の見解~内部被ばくも考慮すべき
http://dl.dropbox.com/u/23151586/110719_7_anzeniinkai.pdf

連絡先:
 子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク 中手聖一 080-1678-5562
 福島老朽原発を考える会 阪上武 090-8116-7155
 国際環境NGO FoE Japan 満田夏花 090-6142-1807

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福島原発震災」カテゴリの記事

コメント

今度の情熱大陸は武田邦彦先生です。
http://www.mbs.jp/jounetsu/

 
2011年7月14日木曜日
福島県が避難させないよう他県に通達。あきらかな憲法違反
福島県側も、人口の流出を抑えたいようで、避難に後ろ向きな対応との事と聞きました。
 http://mononomikata-kerogg.blogspot.com/2011/07/blog-post_14.html
 http://mononomikata-kerogg.blogspot.com/2011/07/blog-post_14.html
 
子どもを含む被曝許容量を20mSv/年に引き上げるよう国に要求したのは佐藤雄平・福島県知事ですが、その福島県がまたとんでもないことをしているようです。

こちらのブログの情報です。

夏休み避難がダメに(;_;)
http://ameblo.jp/dark-1201/entry-10951416578.html

(一部引用)

静岡の避難受入しているペンションに妻と子供たちを避難させるはずが・・・・
さっき静岡のペンションから連絡があり、福島県から夏休みのみの避難は受け入れないでと通達があったそうで、予定がダメになりました(;_;)

(略)

追伸 今、他の熱海のホテルに避難受入をお願いに電話してみました、そこで新たな情報が!!!
避難予定だった、静岡県伊東市のペンション組合が自治体に申告せずに避難募集していたそうで、自治体から待ったがかかったとの事でした。
福島県側も、人口の流出を抑えたいようで、避難に後ろ向きな対応との事と聞きました。

─────────────────────────

避難をさせないよう他県の宿泊施設に通達を送るなどという行為は、基本的人権を無視した行為です。日本国憲法第22条には国民の自由権が認められており、その第一項に「居住、移転の自由」があります。

ましてやこのブログ主さんは夏休みの間だけ静岡に滞在しようとしていただけ。個人の旅行を差し止める権利がどこにあるというのか。

もうすでに日本で民主主義・法治国家は死んだも同然ですが、ここまであからさまに憲法違反がまかり通っていいのでしょうか。

こんな通達に従う宿泊施設もおかしい。
なんで上から言われたらなんの疑問も持たずに従うの?


家畜じゃないんだから。

もはや、ため息しかでません。

─────────────────────────

追記:2011/07/16 16:16

コメントいただいたyafooさんによると、以下のようです。

この件はまず前提条件がありまして、避難に関わる費用の問題です。
1、福島県の見解は短期の避難は非難ではなく「旅行」と捉えるとのことです。
2、福島県は県外への避難は認めていません。
ですから、県外への避難、旅行は一切各自の費用でおこなってください。費用は面倒みませんよ、ってことなんですね。

まあ、いずれにせよ、福島県は県民の健康についてはまったく考えてないような感じです。費用は後で、しかるべく請求するとして、福島に住む人は、現在の家族の健康を考えて行動した方がいいと思います。

福島県民は知事のリコールに動いてもいいのでは、と思います。
 

何だか、民主主義の国で初歩的な質問や要求をする人がいるんですね。
呆れました。

福島原発事故を過小評価し、国民に本当のことをいわない。 福島県民、特に子供達の被ばくを、見て見ぬふりの政治家(福島県知事も含めて)たちと政策。 法律は、国民を守るためにあるもの。 その基本的なところが、なされていないからこそ、このフクロウの会をはじめとしたいろいろな団体の活動によって、お互いに、助け合おうとしているわけです。  最近、その趣旨に反対の意見が、多いようですか、同じ方なのでしょうか? 賛同できないのなら、それぞれが、正しいと思える、活動に、ご参加なさればいいわけで、わざわざ、ここに、意見を述べる必要はないように思います。 

責任を問うか、問わないかは自由だし、まったく気にしてない人もいるのかも知れない。国が大丈夫と言ってるから大丈夫と思ってる人もいるでしょう。怖いと思うから逃がしたいし、怖いと思うのは正確な情報、信頼できる情報が無いからで、牛肉の次に何が出てくるかわからないわけで、後悔したくなくて、逃がすんです。避難したい人が避難する。そして費用を請求するんです。

どうも、「福島から人が居なくなると困る人」が、何度も書き込みしているように見受けられます。

同一人物のようにも思えますが、賛同できないなら、どうぞ他で話し合っていれば良いではないですか。
はっきりいって、ただの荒らしとしか思えません。

戦う相手を間違ってますよ。

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