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2011/09/08

【146】福島の子どもたちの尿検査(2回目)結果から見えてきたもの

 9月7日、参院議員会館において、<院内集会 in 東京>「内部被ばくと避難問題 ~尿検査から見えてきたもの~」を開催しました。その場で発表した内容を紹介します。

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 5月末に続き7月末に行った、2回目の福島の子どもたち尿検査結果から重要な事実がわかってきました。またそこから内部被ばくを防止するために何をしなければならないか、その方向性も見えてきました。

 それらの要旨は以下のようなものです。

■検査結果のまとめ

(1) 2回目の検査対象者10名のうち9名の方は尿中のセシウム濃度が減少した。

(2) 2回目の検査対象者のうち1名の方はセシウム濃度が横ばいか10%程度増加した。

(3) 新規検査対象者5名のうち1名の方から、私たちが実施した2回の測定結果を通じて最高の値を検出した。

(4) 新規検査対象者のうち同一高校に通い同一グラウンドをで練習する運動部2名の方の検出値が大きく異なっていた。

■この結果から言えること

(1) 福島での日常生活により吸気、飲食物からの内部被ばくがあること。

(2) より広範な内部被ばく調査が必要であること。

(3) 予防の観点での内部被ばく検査が必要であること。

(4) 内部被ばく低減のために避難が有効であること。

■この調査結果を踏まえて国、県への要請

(1) 国、福島県は追加的内部被ばく防止のため妊婦、乳幼児、子どもを優先的に全員対象で継続的な内部被ばく調査を行うべきである。

(2) 内部被ばく低減のための予防活動につながるよう検出限界を適正な値にすべきである。

(3) 福島県は健康管理調査を全面的に見直し、予防の観点を取り入れた検査に改善すべきである。

(4) 国、福島県は避難区域の拡大、自主避難者への補償・支援を行うべきである。

●これらの詳細について、当日配布した資料をご覧ください。

「urine_check_report_2011_0907.pdf」をダウンロード

●検査結果の一覧表はこちらから

「urine_chekc_results_table.pdf」をダウンロード

●ACROからの報告書はこちらから

「rap110802ocj01v1.pdf」をダウンロード

●プレゼン資料はこちらから

「presen_urine_check_results_2011_0907-01.pdf」をダウンロード

「presen_urine_check_results_2011_0907-02.pdf」をダウンロード

「presen_urine_check_results_2011_0907-03.pdf」をダウンロード

●Presentation in English are here

「English_urine-01.pdf」をダウンロード

「English_urine-02.pdf」をダウンロード

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コメント

初めまして。こんにちは。
首都圏に住む小学生の親です。
うちの子も尿検査を7月と9月に2回しました。
その結果について詳しい方の意見を聞きたいのですがどこに聞いてよいのか分からず途方にくれております。
お忙しいところ恐縮ですがもしよろしければメールをいただけませんでしょうか。

匿名さんと同じく、首都圏在住です。
4才の子供の8月の尿で尿検査を行いました。
私も結果をどこに相談したらよいか分からず、もしアドバイス頂けるようでしたら
ご連絡を頂けますでしょうか。

結果は、セシウム137 0.43 Bq/Kg  体重は15キロ です。
(ヨウ素は不検出 セシウム134 は検出限界0.26 ですが、問い合わせたところ 0.13くらいは
有意にありそう、とのことでした。)

●放医研による検査結果分析!河田昌東先生の講演会をご参照ください。

◆この動画はお薦め- 6/9 放射能と私たちの暮らし-東京で子育てをするために-
http://www.youtube.com/watch?v=UStF8_pXKsw&feature=share https://docs.google.com/document/d/1awBORpcRTY8h7IJheKAxAc-87-DwP7CXFzrOMpDs4GQ/edit?hl=ja&pli=1

★河田先生は質疑応答の中で「尿検査で10Bq/kg出れば、体内保有量はおそらく数千ベクレル」と。数ベクレル出れば、1Kg当たり数十ベクレル体内に保有と推察◆ -- 7/9 放射能と私たちの暮らし-東京で子育てをするために- http://www.youtube.com/watch?v=LKPL2sAEJys&feature=share  

http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-858.html
福島県生まれの医療ジャーナリストの藍原 寛子さんのレポートより
福島県で、世界で最大規模の被ばく健康管理調査が、もうすぐ、始まるが、その先行調査として、放射線の高い地域:飯舘村、川俣町らの住民を対象に尿検査が行われた。 しかし、ND値(検出限界値)が13ベクレル/リットルと高く設置されている。 そのため、セシウムが何も、検出されなかったという結果になってしまうこと。 この調査の座長に、山下俊一教授, その他、IAEAと協力間係を結んでいる放射線医学総合研究所や、放射線影響研究所(アメリカが、広島、長崎原爆後、内被ばくを、ないと宣言したにもかかわらず、治療なしの被爆調査を長期間、実施し続けたアメリカ-ABCCの名前を変えただけの機関)らが、名前を連ねています。 こんな健康調査が、福島県の予算で行われています。 

セシウム137と子供の心臓病との関係について
http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-863.html

欧州放射線リスク委員会(ECRR)のクリストファー・バズビー博士
NPO法人『チェルノブイリのかけはし』の代表・野呂美加氏

東京に住む私の友人は子供と家族に、放射線防御のためにと、酵母からできているシステインペプチド(グルタチオン)とサッカロマイセスセレビジエのサプリを飲んでいると言ってます。放射線医学総合研究所のプレス記事を見て、ネットでサプリを探したそうですが、福島県の人たちはもっと良いサプリを飲んで放射線防御・デドックスをしていると思います。もっと良いものがありましたら教えてください。

匿名希望・小林さんへ。私もネットで調べてグルタチオンがいいということで、アメリカのサイトからサプリを買おうとしたのですが、こちらのページにアップされている動画で女性の先生もおっしゃっていたのですが、生きている成分(日本が得意とする味噌などの酵母系食品など)でないと効果はない、ということで、天然酵母のサプリを探し、ミネラル含有サッカロマイセスセレビジエ属酵母も入っているレイドックスというのを飲んでます。天然である点は良いと思うのですが、これが特に優れているのかどうかは分かりません。それに値段が高い点はネックですね。ご参考まで。

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