【152】「自主」避難者の補償に赤信号!10月3日院内集会やります!
緊急事態です!
福島からの「自主」避難者への補償について、雲行きが怪しくなってきました。
9月21日に開催された原子力損害賠償紛争審査会では、自主的避難を、①原発の爆発直後の避難(原発の爆発を恐れての避難)~4月22日まで、②線量の高さにおびえての避難~4月22日以降--の二つのカテゴリーにわけ、前者については認めていこうという方向になっています。後者に関しては、このままでは認められない恐れがあります。
次の審査会が開かれるまでの2週間くらいが山場です。
自主避難された方々の権利をまもっていくため、ぜひ、声をあげていきましょう!
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区域外避難(「自主的」避難)に賠償を求める院内集会
~「避難の権利」を認めて下さい~
http://www.foejapan.org/energy/news/evt_111003.html
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「線量が高い。家の中で1μSv/時を越えます。そんな環境に子供を住まわせていいのかと不安です」「何故毎日毎日被曝しなければいけないのでしょうか?」
「原発事故さえなければ、故郷を離れることもなかった」…。
現在、区域外避難(「自主的」避難)に関する賠償問題が、原子力損害賠償紛争審査会で議論されています。しかし、このままでは、4月22日以降、汚染の広がりにより不安を感じて避難を決断した方々に対しては、政府がすでに「年20ミリシーベルト」を基準とした避難区域を設定していることから、賠償されない可能性もでてきています。
福島では避難区域の外にも、一般人の立ち入りが禁止され、厳重に管理されている放射線管理区域(年5.2ミリシーベルト、毎時0.6マイクロシーベルト)以上の環境が広がっています。そんな環境に不安を感じて、避難を決断したとしてもそれは、自分や自分の家族を守るごく当たり前の行動ではないでしょうか。
このたび、区域外からの避難(「自主的」避難)を決断された方々、またこれか
ら避難される方々のご参加を得て、「避難の権利」確立に向けた院内集会を開催します。
◆日時:10月3日(月)13:00~15:00
◆場所:参議院議員会館講堂 ※12:30から通行証を配布します。
◆内容:
・「自主的避難」と賠償問題~論点整理
・最近の情勢~原子力損害賠償紛争審査会の報告、福島の最前線から
・自主的避難者、避難希望者の方々のアピール
(各地に避難している方々から現状報告を頂きます)
・法律家からの見解 など
◆主催:国際環境NGO FoE Japan(エフ・オー・イー・ジャパン)
福島老朽原発を考える会(フクロウの会)
福島の子どもたちを守る法律家ネットワーク(SAFLAN)
子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク
◆連絡先:国際環境NGO FoE Japan(エフ・オー・イー・ジャパン)
満田(みつた)090-6142-1807
Tel: 03-6907-7217 Fax: 03-6907-7219
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コメント
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【152】「自主」避難者の補償に赤信号!
は許されないことと思います。
しかし、前から次のようにも考えています。
東電と文部科学省の賠償の仕組みは
江戸時代のお上のお恵みのように感じます。
賠償請求による当然の賠償は受け取るべきですが、
私は大量の件数の裁判は必然と思います。
それを機会に儲けようとする組織、人物も出てくるでしょうし
すでにそうなっているかもしれません。
ただ、原発の被害者が正当に要求することを
助けて、慰謝料を正当に得させることが必要と
思います。これを政府が出すのは、これまでの
歴代の政府の作為、無作為を許してきた国民として
止むを得ないことだと思います。
投稿: 住岡 清人 | 2011/09/27 08:03
【152】「自主」避難者の補償に赤信号!自主避難をしたひとりの母です。東電側から8月末に自主避難に対する損害賠償の件で受理書が届きましたが
今月の末には補償金の対象外との通知がきました。結局は緊急時避難地域、特定避難勧奨地点
第一原発から半径30キロ圏内に住まいの方が対象になっています。
私が住んでいた地域は半径80キロ圏内ですが、0・98マイクロシーベルトの数値がでていました。(自己計測)
これ以上に高い数値がある場所は出てくると思います。観光が盛んな所で、市町村は風評被害の懸念もあり計測する場所は、コンクリートの上や役場付近。
それ以外の場所は詳しく計測されていません。観光で成り立っている場所ではなるべく隠そうとするところがみられます。自主避難をした人達に賠償をと思う以前に本当は市町村が子供たちの為に避難させる行動を取るべきなのに
何故そのような行動に出ていないのか、とても疑問に思います。
裁判をおこし慰謝料を請求したとしても本当に微々たる金額だと思っています。以前原発の件で東電に請求した方が居ましたが10万円ほどでした。補償されるという期待はしていませんでしたが、上に立って動いている人間が何ら東電のしている事と一緒に見えてきています。
投稿: koide | 2011/09/27 17:37
私も震災後から爆発すると聴き震災後の片付けも終わらない間に車に積めるだけの荷物とあるだけの預金だけを持ち子ども4人と途中弟家族と合流し避難しました。とにかく車中泊をしなるべく離れようとガソリンが持つまで走り栃木県に来ました。避難所でも30キロ圏内と圏外(自主避難)では対応がちがいました。自主避難は四月末ででないといけないと二週間前位に言われとにかく個人で探し現在のお家を借りました。これも自費です。大学や中学入学があったので準備費用や学費全て揃え終わった日の震災だった為、こちらに来て編入学や転入学費用また全て揃え直しになりダブル出費にダブル家賃。県に問い合わせてもご自身が選択したのですから大学や高校を諦めさせたらどうですか?とまで言われました。子供たちには罪はないのに福島は安全だから戻られたらいかがですか?とか福島からの大学入学費用は一円も戻らずこちらの大学にも支払いました。
子供たち私もすぐにこちらで再就職をしましたが、何の補償も免除もなく何とか生活をしていますが、せめて学校大学や高校は特に例外等言わずに返金して頂きたいと思っています。
文部科学省や東電さんにはさんざん言っていますが、今回は見送りでした。
投稿: 吉田 | 2011/10/20 01:31