【162】自主避難者の声を原賠審/東電に提出~20日に自主避難者による陳述
本日、FoE Japanおよび福島老朽原発を考える会は、自主避難者の声・避難したくでもできない方々の声(185名分)を、原子力損害賠償紛争審査会/東京電力に提出するとともに、審査会に対しては、自主避難の賠償を幅広く認め、審議にあたって、避難者の声をきく場を複数回設けること、東京電力に対しては、審査会の指針を待つことなく、東電として、自主的避難への賠償を支払うことを明言し、早急に仮払いを行うことなどを求めました。 審査会事務局は、提出された自主避難者等からの「声」を委員に送ることを約束しました。 東京電力との会合では、東電側は、自主避難への補償は、原子力損害賠償紛争審査会の指針がでてからの対応となると説明。また、仮払いなどの要請内容については、「検討するかどうかも含め検討する」と述べていましたが、参加者から、「自主避難者・とどまっている人たちの切実な状況を踏まえ、原賠審の指針を待つのではなく、東電として早急に対応すべき」「いったいいつまで返事を引き延ばすのか。明確な回答の時期を示してほしい」「東電の決断によって救われる人もでてくる。これ以上の被ばく被害をださないために決断してほしい」などの意見があいつぎ、最終的には、しぶしぶながらも、来週、回答時期についてなんらかの返答を行うと述べました。 提出には、福島市から米沢に避難した女性、福島市から東京に避難した男性と、俳優の山本太郎さんも参加。福島に残らざるをえない人たちの実情を理解し、経済的な理由で避難したくてもできない人たちのために、自主避難に幅広く賠償を認めていくべきと訴えました。 ○審査会への要請はこちら(PDF) ○東京電力への要請はこちら(PDF) ○自主避難者・避難したくでもできない方々の声(抜粋) ★10月20日、原子力損害賠償紛争審査会で、子ども福島の中手さん、北海道に避難した宍戸さんの意見陳述があります。それに先立ち、14時半から、文科省本館前で、自主避難者からのアピールがあります。静岡、北海道、福島から、自主避難者などが参加し、実情を語ります。ぜひ、ご参加下さい! ■文科省前におけるアピール行動 集合 文科省旧館前 14:30 ■原子力損害賠償紛争審査会 16:00~18:30(文科省にて) ※原子力損害賠償紛争審査会自体の傍聴には登録が必要です。
http://www.foejapan.org/energy/news/pdf/111018_02.pdf
http://www.foejapan.org/energy/news/pdf/111018_01.pdf
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-fc46.html
アピール行動 14:30~15:45
意見陳述は17:00から
http://www.mext.go.jp/a_menu/anzenkakuho/baisho/1312051.htm
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