September 2024
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

« 2011年12月 | トップページ | 2012年2月 »

2012/01/27

【194】六ヶ所再処理工場のアクティブ試験の中止を!大飯原発3・4号をはじめ、原発の運転再開反対!1月26日政府交渉 速報

「要望があれば、原発からの距離に関係なく、説明にいく。再稼働については、説明をした自治体と住民の理解を得る必要がある」(保安院)

 

◆「原発さよなら署名」
 二次集約分28,688筆を提出。一次集約分107,985筆と合わせて、合計136,673筆となりました。ご協力いただいた皆さま、ありがとうございます。

150名の参加で、約3時間の交渉となりました。

 

2012_0126kousyou0018

 

2012_0126kousyou0013

 

◆六ヶ所再処理工場の試運転再開について
・巨大な地震なら配管破損の可能性がある。配管が破損すれば、冷却は維持されない。


・アクティブ試験にはストレステストが必要だと指示しながら、ストレステストを出す前にアクティブ試験を開始することができるのか?との問いには答えられず。

・ストレステストの結果を報告する4月末まで、なぜアクティブ試験の開始を待てないのかについては、答えられず。

・エネ庁は、「アクティブ試験の開始は、日本原燃の判断でやっている」として、自らの責任を放棄。

・試験開始について、3月11日以降に審議会委員の意見は聞いていない。

今日の交渉を踏まえて、アクティブ試験を中止すること、検討しなおし、回答を出すよう求めた。


◆原発の再稼働について

・要望があれば、原発からの距離に関係なく、説明にいく。再稼働については、説明をした自治体と住民の理解を得る必要がある。

・配管破損の可能性は否定できない。福島原発事故の実態と原因は未だ明らかになっていない。

・福島第一原発3号機の格納容器の圧力変動については、解明できていないことが確認されている。

・ストレステストの破断基準は、「大飯発電所3号機および4号機について、福島第一原子力発電所をおそったような地震・津波が来襲しても同原子力発電所事故のような状況にならないことを技術的に確認するとの考え方」である。

・現在得られている知見を取り入れてストレステストの評価を行うようにしている。配管の破損、老朽化の影響、活断層の連動については、現在取り入れていない。

・地元了解と4大臣の政治判断の順序はまだ決まっていない。

・地元に説明した上で、事故の掘り下げが必要な場合は行う。

・関電と暴力団の関係については、現在は関電に電話で聞いただけで、現状は分からない。

 

以上のように、政府は配管破損の問題や福島事故の実態・原因が明らかになっていないにも関わらず、運転再開を進めようとしている。しかし他方、福島事故では「老朽化の影響なし」という保安院の評価が意見聴取会の委員から否定され、見解を出し直すことになっている。また、5km以上離れている活断層の連動について評価し直すような意見も委員会から出ている(例えば、大飯原発の場合、熊川断層の連動を評価して、基準地震動など、ストレステストの前提条件を見直すことにつながる)。

政府と国会の事故調査委員会は現在調査・検証を行っており、その結論を待つべきだと要求した。それなしに、ストレステストの判断基準としている「福島原発事故が再度起きないように」ということの保証はない。
これらについて、再度回答を求めることになった。

 最後に、2月8日のストレステスト意見聴取会は公開で傍聴を認めて行うことを強く求めた。

 

2012年1月26日

 

PEACE LAND/花とハーブの里/グリーン・アクション/美浜の会/グリーンピース・ジャパン/FoE Japan/福島老朽原発を考える会

 

政府側の出席者
再処理関係
保安院
 核燃料サイクル規制課 中沢  潔 企画班長
 核燃料サイクル規制課 大向 繁勝 再処理班長
エネ庁
 電力・ガス事業部 原子力立地・核燃料サイクル産業課 吉田 利幸 係長
原子力安全委員会
 総括規制調査官 国井 清人

再稼動関係

保安院
 防災課 事故故障対策室 古作 泰雄 第三班長
 原子力安全技術基盤課  田口 達也 課長補佐
 原子力発電検査課    澤田 智宏 企画班長
エネ庁
 電力・ガス事業部 政策課 平田 卓也 係員
原子力安全委員会
 審査指針課 安全調査官 柏村 博之

2012/01/17

【193】<共同プレスリリース>大飯原発3・4号のストレステスト評価提出の強行をしないこと。および、傍聴締め出しをしないよう市民団体が共同で要請

大飯原発3・4号のストレステスト評価提出の強行をしないことおよび、傍聴締め出しをしないよう市民団体が共同で要請

下記5団体は17日、明日18日のストレステスト第7回意見聴取会にて大飯原発3・4号のストレステスト評価の提出を強行しないことおよび、傍聴者を会議の会場から締めださないこと等を求める要請書を、枝野幸男経済産業大臣、深野弘行原子力安全・保安院長、細野豪志原子力行政担当大臣、藤村修内閣官房長官に送付しました。

明日1月18日に開催予定の第7回ストレステストを審査する意見聴取会で、関西電力大飯発電所3号機、4号機のストレステスト結果について「妥当」評価が提示されるとみられています。しかし、ストレステストおよびその評価については、従来から問題視されていた、審査基準がないことや、福島原発事故の実態や原因を踏まえていないことに加え、原子力産、業界から寄付を受け取っている委員が複数おり、審査・確認の中立性・信頼性は、ますますなくなっています。このような状態での評価提出は許されるものではありません。

さらに、今回のような重要なことが議論される聴取会の、同室傍聴をさせないということは、たとえ中継されようとも密室と言わざるを得ません。

よって5団体は以下を要請しました。

1.    ストレステストの評価案提出を強行しないこと
2.    意見聴取会の傍聴を同じ室内とすること
3.    原子力産業から寄付を受けている意見聴取会委員を解任すること

※要請書(2012年1月17日提出)


以上

提出5団体と連絡先:

美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)
大阪市北区西天満4-3-3 星光ビル3階
TEL 06-6367-6580 FAX 06-6367-6581

グリーン・アクション
京都市左京区田中関田町22-75-103
TEL 075-701-7223 FAX 075-702-1952

福島老朽原発を考える会(フクロウの会)
東京都新宿区神楽坂2-19 銀鈴会館405共同事務所AIR 
TEL/FAX 03-5225-7213

国際環境NGO FoE Japan
東京都豊島区池袋3-30-8-1F
TEL 03-6907-7217 FAX 03-6907-7219

国際環境NGO グリーンピース・ジャパン
東京都新宿区西新宿 8-13-11N・Fビル2F
TEL 03-5338-9800 FAX03-5338-9817

【192】26日対政府交渉…六ヶ所再処理試験再開問題&原発再稼動問題

みなさまへ(拡散希望)

本日16日に六ヶ所再処理工場のガラス固化試験再開に抗議する抗議行動と抗議文提出を経済産業省別館前にて行いました。抗議文は短時間に256団体の連名をいただきました。ありがとうございました。

寒い中20名ほどが集まり、横断幕を広げ、チラシを撒きながら、アピールしました。新聞の取材もありました。最後に原子力安全・保安院核燃料サイクル課の方の前で抗議文を読み上げ、しっかりと渡しました。参加された皆さんお疲れさまでした。

さて、この続きは政府交渉でということで、六ヶ所再処理の試験再開問題と原発再稼動問題についての政府交渉を1月26日(木)に行います。どなたでもご参加いただけます。大きい部屋を確保していますので、是非今のうちからご予定をお願いします。

■六ヶ所再処理試験再開と原発再稼動問題についての対政府交渉
■1月26日(木)13:00参議院議員会館集合
■事前集会の後、交渉は14:00~16:00
■会場は参議院議員会館講堂
■連絡団体:PEACE LAND/花とハーブの里/グリーン・アクション/美浜の会
      /グリーンピース・ジャパンFoE Japan/フクロウの会
■■問合せ:090-8116-7155(フクロウの会:阪上まで)

★変更となる場合があります。
★交渉用の質問書は確定し次第お知らせします。

★交渉の際に、「原発さよなら署名」の提出も行います。「原発さよなら署名」は下記まで送ってください。1月22日必着です。
 
〒162-0825 新宿区神楽坂2-19 銀鈴会館405 AIR
      福島老朽原発を考える会(フクロウの会)

2012/01/13

【191】六ヶ所再処理ガラス固化試験再開に抗議を!16日13時経済産業省別館前で抗議行動

(拡散希望)六ヶ所再処理工場のガラス固化試験再開に抗議を!

★抗議文(最後にあります)を1月16日午後に経済産業省別館前にて提出します。横断幕を広げて抗議アピール行動も行います。1月16日13時に経済産業省別館前にお集まりください!

■六ヶ所再処理試験再開抗議アピール行動・抗議文提出
■1月16日(月)13:00~14:00
■経済産業省別館前
■対応:原子力安全・保安院 核燃料サイクル規制課
■問合せ 090-8116-7155(フクロウの会:阪上)

★抗議文に同意してくださる団体は、共同の提出団体になってください。提出団体の募集締め切りは1月14日(土)です。団体名を明記して、右の美浜の会アドレスまでご連絡ください。mihama@jca.apc.org

★この問題については政府交渉を1月26日13時~参議院議員会館にて行う予定です。こちらにもご参加ください。

★交渉の際に、「原発さよなら署名」の提出も行います。「原発さよなら署名」
は下記まで送ってください。1月22日必着です。
 
 〒162-0825 新宿区神楽坂2-19 銀鈴会館405 AIR
  福島老朽原発を考える会(フクロウの会)

<以下、美浜の会メールニュースからの引用です>

 日本原燃は、六ヶ所再処理工場のガラス固化試験を再開しようとしています。1月4日夕刻に試験再開の準備を開始し、1月末までに再開しようとしています。
 原子力安全・保安院は、原燃の判断に任せるとして、無責任にも再開を黙認しています。再処理工場のストレステストについて指示を出しながら、報告は4月
でよしとしています。
 大飯原発3・4号を筆頭に、原発の運転再開の動きが強まっていますが、なん
と、その前に、再処理工場のガラス固化試験を再開するというのです。この試験
再開は、再処理工場の本格運転開始のためのものです。
 福島原発事故の原因も明らかにならないうちに、特段に危険な再処理工場の試験が事実上無条件で再開されようとしています。日本原燃の社長は、年末の記者会見で「ここ青森で福島のような事故を絶対に起こしてはならない」と述べましたが、福島事故の原因も実態も解明されていません。
 このような保安院と日本原燃に対し強く抗議しましょう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◎抗 議 文
http://www.jca.apc.org/mihama/fukushima/rrp_prtst20120110.htm

六ヶ所再処理工場のガラス固化試験の準備開始に強く抗議する。
直ちに準備作業を停止せよ
2012年1月16日

原子力安全・保安院長  深野 弘行 様
日本原燃(株)社長   川井 吉彦 様

 今年1月4日夕刻に日本原燃は、六ヶ所再処理工場のガラス固化設備に係るアクティブ試験の準備を開始した。1月末までにはガラス固化体の製造に入るという。原子力安全・保安院はこの開始について何ら報告等を受けることさえなく、
ただ黙認しているだけである。福島事故を受け、原発が次々と停止している中、
特段に危険性の高い再処理工場の試験が事実上無条件で再開されようとしている。
 このような開始に強く抗議し、直ちに作業を停止するよう要求する。

 日本原燃の川井社長は昨年12月27日の定例記者会見で、「ここ青森で福島
のような事故を絶対に起こしてはならない」と述べているが、肝心な「福島のよ
うな事故」の実態も原因も未だ解明されていない。このことは保安院自身が認め
ていることである。
 その保安院は、11月25日に日本原燃に対し、アクティブ試験に係るストレ
ステストの実施を求めたが、日本原燃の報告書提出は4月以降になるという。そ
れなのに保安院はどうしてアクティブ試験の再開を黙って見過ごすのか。福島事
故の教訓を把握しそれを生かすより前に再処理工場を動かすことが、いまどうし
て許されるのだろうか。
 そればかりか、日本原燃は昨年7月22日に安全蒸気ボイラの2台同時故障を
起こしている。保安院は12月22日にその原因判断と対策を妥当としたが、1
月5日の原子力安全委員会では、設備全体における多重性が成り立っているか、日本原燃の体質に問題があるのではないかという強い疑問が出され、この問題はけっして解決していない。
 また、試験準備作業には、高レベル廃液濃縮缶によって高レベル廃液を濃縮し、濃縮廃液をつくる工程が含まれており、その過程は一段と危険性を高める。濃縮缶はすでに廃液漏えい事故を起こしており、その過程で濃縮缶には根本的な欠陥のあることが明らかになっている。
 
 アクティブ試験の再開は、基本的に再処理工場の本格操業を目指し準備するものである。他方、福島事故を受けて、六ヶ所再処理工場をどう位置づけるのかが大きな問題として浮上している。このようなときに、まるで福島事故などなかっ
たかのようにして六ヶ所再処理工場を動かすのは、福島事故で多大な被害を受け、いまもなお被害に苦しむ多くの人たちを冒涜する行為である。
 直ちにアクティブ試験の準備作業を停止するよう、日本原燃と原子力安全・保
安院に対し強く要求する。

2012年1月16日
提出団体

連絡先 美浜の会

2012/01/06

【190】1月22日は「避難の権利」集会 in 東京へ:「自主的」避難問題のゆくえと「わ たり土湯ぽかぽかプロジェクト」

みなさん是非ご参加ください!

東京電力福島第一原発事故後、10か月が経過しようとしています。日本政府の強引な「冷温停止状態」宣言に関して、国内外から批判が噴出していますが、事故の被害の状況や低線量被ばくの影響についても過小評価されており、政府は避難区域を縮小・解除の方向で動いています。

そんな中で、福島の住民の方々、避難された方々は、どのような状況に置かれているのでしょうか。

原賠審の賠償指針および福島市・渡利の状況、「わたり土湯ぽかぽかプロジェクト」についてご報告します。最新情報をもとに、議論していきましょう。みなさまのご来場をお待ちしております。

◆日時:2012年1月22日(日)13:45~16:30

◆場所:南部労政会館
(東京都品川区大崎1-11-1 ゲートシティ大崎 ウエストタワー2階)

◆定員:150名

◆参加費:500円(主催・共催・協力団体のスタッフ・会員は無料)
※カンパ歓迎

◆内容(予定)

イントロダクション:政府の避難政策、被ばく低減政策の概要と問題点

【第一部】自主的避難の賠償方針~全面賠償を勝ち取ろう
・自主的避難の賠償方針~経緯とポイント
・原子力賠償紛争審査会の追補をどのように考えるか~法的視点から
・自主的避難者からのメッセージ

【第二部】福島の子どもたちを守るために今行動を!
・チェルノブイリを繰り返さないために
・福島市・渡利の住民たちのたたかい(映像)
・福島市・渡利の今~渡利・土湯ぽかぽかプロジェクトが進行中 
・ぽかぽかプロジェクトを応援しよう!

◆講師

福田健治(弁護士)
向井雪子 (チェルノブイリ子ども基金/未来の福島こども基金)
阪上武(福島老朽原発を考える会)
満田夏花(FoE Japan)

◆申し込みは下記から
https://pro.form-mailer.jp/fms/407e77ac25217

◆主催:国際環境NGO FoE Japan
        福島老朽原発を考える会(フクロウの会)

◆共催:子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク
        福島の子供たちを守る法律家ネットワーク(SAFLAN)

◆協力:環境市民、気候ネットワーク、ハイロアクション福島原発40年、
    チェルノブイリ子ども基金、福島避難母子の会in関東、
    未来の福島こども基金、こどもふくしま緊急支援チーム

« 2011年12月 | トップページ | 2012年2月 »