2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

« 【211】緊急声明:大飯3・4号機をめぐる原子力安全委員会の実質「お墨付き」に抗議 | トップページ | 【213】3月10,11日のぽかぽかプロジェクト »

2012/03/28

【212】関電の言いなりで安全評価の切り下げは許されない~3・27政府交渉(速報)

「大飯原発3・4号の再稼働を止めよう! 3・27政府交渉」報告(速報)
----------------------------------------------------
2012年3月27日

「大飯原発3・4号の再稼働を止めよう! 3・27政府交渉」報告

「制御棒挿入時間<1.88秒>は関電からきいただけ、正式な報告は受けていない」
「現在の正式な値は、<2.16秒>。評価基準値<2.2秒>は満たさなければならない」
「小浜市では、住民とした説明会を行う」
~関電の言いなりで安全評価の切り下げは許されない~
----------------------------------------------------

本日、開催された政府交渉において、下記が明らかになりました。

 

1.制御棒の挿入時間の切り下げ(2.16秒→1.88秒)について

・Ss700ガルに対する大飯3・4号機の制御棒挿入値<2.16秒>は、耐震安全性
評価として保安院が2010年に数度の審議を経て了承し、安全委員会が確認した数
値である。

・これに対し、2012年3月13日に安全委員会ストレステスト検討会で提出された
「総検第5-3号」(p.7および添付-2)に記載された<1.88秒>は、関西電力が
作成した値。正式な報告は受けていない。保安院は検討・評価した値ではない。
<1.88秒>は、3月13日の少し前に関電の担当者から保安院の名倉 繁樹・安全審
議官に伝えられた。

・保安院は、「<2.16秒>は、保安院として審議を経て了承した正式な値である」
と述べた。

・市民側は、「この<1.88秒>は、関西電力・保安院が、活断層の3連動評価を
おこなったとしても許容値2.2秒を満たすために、意図的に安全委員会に提出し
たもの」と抗議。当該数値が掲載されている箇所を削除し、釈明をすることを要
求。

・保安院は検討すると回答した。

・市民側は、安全委員会に対して、報告を受けていないものを安全委員会の検討
会の資料として保安院が提出したという事実が明らかになったことを踏まえ、安
全委員会として、当該資料の再提出と説明を求めるようにと要請した。

・安全委員会は、持ち帰って検討すると回答した。

 

2.制御棒の挿入時間が許容値2.2秒を超えたらどうなるか
・保安院は、制御棒の挿入時間の評価値が許容値2.2秒を超えないことを確認し
ている、と述べ、許容値を上回れば原発の運転ができない判断をしていることを
事実上認めた。

 

3.地元了解の範囲について
・資源エネルギー庁は、下記のように述べた。
「地元合意の地元の範囲はまだ決まっていない。福井県とおおい町だけと決まっているわけではない」
「福井県小浜市では、住民向けの説明会を行う。やり方については市と相談する。」

・市民側は滋賀県や京都府、大阪などの近隣府県でも市民が参加できる説明会を
求めた。資源エネルギー庁は、この要望については、上に伝え検討すると答えた。

・原子力安全委員会は、運転再開については、安全協定が結ばれる地域への説明
と理解が必要であることを認めた。福島みずほ議員から、説明と理解だけではな
く、地元の同意が必要であることを強く求めた。

・宮津市長から要請のあった宮津市民への説明については、東京の保安院から説
明に行くことを検討すると回答した。

 

4.ストレステスト評価について
安全委員会は、「保安院のプロセスを確認したのであり、安全性の判断は行っていない」と述べた。
また、「一次評価のみでは不十分で、安全性の評価は一次と二次をあわせなければ出せない」と述べた。

 

<政府側出席者>
資源エネルギー庁 原子力立地・核燃料サイクル産業課係長 吉田利幸
原子力安全・保安院 耐震安全審査室、上席安全審査官 御田俊一郎
原子力安全・保安院 原子力安全技術基盤課 企画班長 田口達也
原子力安全委員会 管理環境課 課長補佐 栗原潔
原子力安全委員会 審査指針課 安全調査官 柏村博之
原子力安全委員会 規制調査課 規制調査官 猪俣勝己

 

主催団体:
美浜・高浜・大飯原発に反対する大阪の会(美浜の会)/福島老朽原発を考える
会(フクロウの会)/国際環境NGO FoE Japan(地球の友ジャパン)/国際環境
NGOグリーンピース・ジャパン/グリーン・アクション/

 

【要請および追加質問】

本日の政府交渉を踏まえ、下記のような要請および質問を提出しています。

 

1.<保安院に対して>
2012年3月13日に原子力安全委員会ストレステスト検討会で提出された「総検第5-3号」(p.7および添付-2)に記載された「1.88秒」は関西電力から正式な提出をうけたわけでも、保安院が検討・評価した値でもなく、保安院として審議を経て了承した正式な値は耐震バックチェック中間報告にある「2.16秒」です。
「総検第5-3号」から「1.88秒」が掲載されている箇所を削除し、釈明をすることを要請します。

 

2.<安全委員会に対して>
保安院が正式な報告を受けていない数字(「1.88秒」)を、保安院が安全委員会の検討会の資料として提出したという事実が明らかになったことを踏まえ、安全委員会として、当該資料の再提出と説明を求めることを要請します。

 

3.<保安院に対して>
本日の交渉で、安全委員会は、ストレステストの「確認」について、「保安院のプロセスを確認したのであり、安全性の判断は行っていない。一次評価のみでは不十分で、安全性の評価は一次と二次をあわせなければ出せないと」述べた。
これを踏まえ、保安院として、再稼働の安全性が確認されたと言えるのか。

 

4.<資源エネルギー庁>
滋賀県議会、小浜市議会、大津市議会、越前市議会、京都府議会、関西広域連合、京都府知事、滋賀県知事などからの再稼働を懸念する意見書・申し入れ・意思表明に対して、経産省としての見解を示されたい。

 

5.<保安院に対して>
3月初旬に滋賀県から文科省に、要請されている大飯原発等福井にある原発のSPEEDIシミュレーション結果を速やかに提供すること。滋賀県などに行く場合には、そのシミュレーション結果を持っていき、住民に示すこと。

 

6.<資源エネルギー庁>
安全委員会が「安全判断をしたものではない」と述べている中で、経産大臣など4閣僚はどのような根拠で、「政治判断」を行うのか。

 

7.<保安院>
滋賀県や京都府、大阪などの近隣府県でも市民が参加できる説明会を開催していただきたい。宮津市長から要請のあった宮津市民への説明については、東京の保安院から説明に行っていただきたい。

 

主催団体:
美浜・高浜・大飯原発に反対する大阪の会(美浜の会)/福島老朽原発を考える
会(フクロウの会)/国際環境NGO FoE Japan(地球の友ジャパン)/国際環境
NGOグリーンピース・ジャパン/グリーン・アクション/

« 【211】緊急声明:大飯3・4号機をめぐる原子力安全委員会の実質「お墨付き」に抗議 | トップページ | 【213】3月10,11日のぽかぽかプロジェクト »

福島原発震災」カテゴリの記事

コメント

みんなで抗議行動に立とう!31日土曜日 京都駅、ホテルグランヴィアに瓦礫拡散処理の安全PRに来ます!16時半から17時半予定。 細野大臣、京都府知事にみんなで抗議行動に立とう!
3月29日京都生協の働く仲間の会
電話09011446818
メールkeizirou.hushimi@hotmail.co.jp
(1)情報では、31日土曜日 京都駅、ホテルグランヴィアに瓦礫拡散処理の安全PRに来ます!16時半から17時半予定。 細野大臣、京都府知事が登場。安全神話、ウソばかり。大抗議行動に立とう!大チャンスだ。放射能ばらまき反対、避難者大支援!再稼働阻止!を徹底的に細野と山田につきつけよう!
(2)私たちは、本日、京都府庁に抗議行動を行った。再稼働反対とともに、放射能がれき受け入れを許さない、最終処分場を京丹波に作るという山田知事徹底弾劾!を訴えた。
山田啓二は、「ありがとう」などという対象ではない。
山田啓二は、「頑張れ」などと激励する対象ではない。
山田啓二は、放射能ばらまきの極悪人だ。最終処分場を、京丹波に作ると勝手に決める独裁者だ。絶対に許せない。
山田啓二は、福島の子ら100万人を避難することを支援するべきなのに、それを否定し、放射能管理区域で被曝を強要し、その上に、京都などに放射能をばらまく極悪人だ。
(3)
私たちの訴えは、「福島の子ら100万人を京都などに避難するのを大支援しよう。放射能のばらまきは絶対反対!」だ。
細野も山田も、1キログラム100ベクレル以下なら大丈夫などという。しかし、こんなことは認められない。
もともと「1?当たり100ベクレル」というのは、安全基準ではなく、「安全ではないが、我慢しろ」という基準です。
加えて、それでも、大阪が岩手から引き受けようとしているがれき18万トンでは、180億レベルの放射能なります。濃度ではなく、総量が問題です。
現に、南相馬市では、道端の苔類などが、1?あたり100万ベクレルを記録しています。濃縮して、苔類が放射能を吸収しているのです。それらが、乾燥し、空中に飛び交っているのです。呼吸によりこれ自身重大な内部被ばくの原因になります。
放射性廃棄物の焼却することなど絶対に許されません。また、バグフィルターは、嘘です。環境省も確認しています。
セシウムだけではありません。ストロンチウムなどもあります。この点、全く考えられていません。
大チャンスだ。放射能ばらまき反対、避難者大支援!再稼働阻止!を徹底的に細野と山田につきつけよう!全国と全世界に、京都での原発=放射能毒バラマキ工場反対、避難者大支援!の大行動が健在であることを発信しよう。大世界行動だ!以上。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/32037/54328866

この記事へのトラックバック一覧です: 【212】関電の言いなりで安全評価の切り下げは許されない~3・27政府交渉(速報):

« 【211】緊急声明:大飯3・4号機をめぐる原子力安全委員会の実質「お墨付き」に抗議 | トップページ | 【213】3月10,11日のぽかぽかプロジェクト »