【218】第二期ぽかぽか「福島ぽかぽかプロジェクト」説明会が開かれました
ぽかぽかプロジェクトは第一期を終了し第二期「福島ぽかぽかプロジェクト」として対象を渡利地域から福島市周辺に広げて5月中旬から再スタートします。
第二期スタートに向けてセミナーと説明会が4月8日福島市内で開かれました。
集会は「ぽかぽかセミナーシリーズ① みんなで学ぼう!やさしい内部被ばくと健康管理ー同時開催“福島ぽかぽかプロジェクト”説明会」と題したもので、第一部が内部被ばくと健康管理についてのセミナーで第二部は「福島ぽかぽかプロジェクト」の趣旨の説明と具体的な申し込み方法などの説明がありました。
◆「やさしい内部被ばくと健康管理」の説明資料はこちらから
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◆「福島ぽかぽかプロジェクト」申込書はこちらから
=== 以下は参加者からの報告です ===
会場は50名のところでしたが、結局80名近く集まり立ち見状態で盛況でした。
前半は尿検査と健康管理の話をフクロウの会の青木一政さんが行い、続いて福島県の「県民健康管理調査」の問題点について同代表の阪上武さんが話をしました。
後半はFoE Japanの満田夏花さんが「ぽかぽか」に至る避難の権利確立の運動の状況を説明、第一期の「ぽかぽかプロジェクト」の報告を行いました。
その後、ぽかぽか第二期に向けての説明を阪上さんが行いました。
参加者は子供を抱えたお母さんお父さん世代が多かったですがお爺ちゃんお婆ちゃん世代も結構来ていました。皆さんチラシや福島民報に出た記事を見てきたようです。インターネットではなく紙媒体での宣伝がまだまだ必要と実感しました。
健康管理の話も、避難の権利の話も皆さん真剣に聞いていました。健康不安、何もしない行政、進まない除染へのいら立ちのようなものが一体となっている感じです。その意味で今回の企画は大変重要だったと思います。
質疑の中でも、川俣で甲状腺検査を受けたが多くの子どもがのう胞、しこりが発見されたが3年間検査されずに放置される。県と市に問い合わせたらこの決定は福島県立医大の医者が決めたと言われた。
自分の子どもも発見された。親としては3年も検査なしというのはたまらない。半年間隔ぐらいで定期検査できないか、皆の力で何とかできないか、と切実な声も上がりました。会場からはみんなで訴えようとの共感の声や拍手がありました。
福島県、市は除染をボランティアでやらせようとしている、しかしこれはおかし
い。除染は東電の責任であることを認めさせたうえで労働として専門の教育と
技術を持った人がやるべきだとの発言もありました。これに対しても賛同の声や大きな拍手が湧きました。
何もしない行政に対して、「ぽかぽかプロジェクト」のように少しでも健康被害を少なくする動きと同時に、市民が声をあげて行政を動かしてゆくことの両方の取り組みがますます重要になっていることを感じました。
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