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2012/12/04

【講演会ご案内】アレクセイ・ヤブロコフ博士「低線量被ばくの健康影響:国際機関の放射線安全概念を問う」

Nuclear Free Now脱原発世界会議2を機に、来日される『チェルノブイリ―大惨
事が人びとと環境に及ぼした影響』の編著者でロシア・科学アカデミーのアレク
セイ・ヤブロコフ博士をお迎えし、東京で、下記の講演会を開催します。
ぜひご参加ください。

<拡散希望>
★===========================================================★
   12/14(東京)アレクセイ・ヤブロコフ博士講演会
  「低線量被ばくの健康影響:国際機関の放射線安全概念を問う」
★===========================================================★

チェルノブイリ事故後、国際原子力機関(IAEA)などの国際機関は、「放射線の
影響と疾患との因果関係が証明できない」とし、小児甲状腺がんなど限られた疾
患を認めたのみでした。

『チェルノブイリ―大惨事が人びとと環境に及ぼした影響』の著者でロシア科学
アカデミーのアレクセイ・ヤブロコフ氏からお話を伺い、なぜIAEAなどの国際機
関が低線量被ばくの健康影響を過小評価しているのか、科学的に検証します。

◆日時   2012年12月14日(金)18:30-20:30

◆場所   会議室 内海 3F教室 (千代田区三崎町3-6-15)
         http://www.kaigishitsu.co.jp/company/access.html
         最寄駅:水道橋駅、飯田橋駅、九段下駅、神保町駅など

◆参加費 1000円  申し込み不要
◆定員   120人
◆主催   福島ぽかぽかプロジェクト、FoE Japan、福島老朽原発を考える会
◆協力   Nuclear Free Now実行委員会

◆問い合わせ  Tel: 03-6907-7217 Email: finance@foejapan.org(FoE渡辺)

★アレクセイ・ヤブロコフ博士 プロフィール★

1933年モスクワ生まれ。モスクワ州立大学卒業。生物学博士号(海生哺乳類)取
得。ソ連科学アカデミー動物形態学研究所。28の集団生物学、進化生物学、放射
線生態学、環境政策に関する本の著者
74年~ソ連・ロシア科学アカデミー客員
88年~91年ソ連水産省の魚類学委員会議長
89年~91年ソ連最高会議生態委員会副議長ソ連人民代議員
91年~93年生態・公衆衛生に関するロシア大統領顧問
92年~93年ロシア領周辺海域への放射性廃棄物処理問題に関する国家委員会議長
93年~97年 ロシア国家安全評議会省庁間生態安全委員会議長
93年~05年ロシア環境政策センター創立者および代表
98年~ロシア科学アカデミー生態緊急問題に関する科学評議会副議長

主な著書:
“Variability of Mammals” (1976); “Nuclear Mythology” (1997); “Non-invasive Study of Mammalian Populations” (2004), “Pesticides - the Chemical Weapons that Kill Life (The USSR Tragic Experience)” (2004); “Russia: Health of the Environment and People” (2007); “Chernobyl: Consequences for People and Environment” (2007, 2009, 2011);
“Ecological Review of a Nuclear Industry” (2009); “Pro and contra a Nuclear Energy” (2012).

96年からアメリカ芸術科学アカデミー名誉会員
08年から国際海生哺乳類学会会員
欧州放射線リスク委員会(ECRR)の共同設立者
05年「緑のロシア」政党主席

★ご参考:
☆『チェルノブイリ―大惨事が人びとと環境に及ぼした影響』の翻訳プロジェク
トウェブサイトより http://chernobyl25.blogspot.jp/p/blog-page_10.html

「1986年4月26日に起きたチェルノブイリ事故の被害をめぐっては、国連、IAEA
(国際原子力機関)、WHO(世界保健機構)などにより「直接的な死者は50人、
最終的な死者は4000人」といった過小評価が公式化されてきましたが、実態はは
るかに深刻です。なかでも、ゴルバチョフの科学顧問を務めたロシアの科学者ア
レクセイ・ヤブロコフ博士を中心とする研究グループが2009年にまとめた報告書
『チェルノブイリ――大惨事が人びとと環境におよぼした影響』(Chernobyl:
Consequences of the Catastrophe for People and the Environment)は、英語
だけでなくロシア、ウクライナ、ベラルーシ現地の膨大な記録や文献から、犠牲
者数を少なくとも98万5000人と見積もっています。日本大震災と津波が引き金と
なった福島原発事故により、私たちはチェルノブイリに匹敵する放射線被曝が日
常化する時代を生きなければならなくなりました。“フクシマ後”の日本人がチ
ェルノブイリ被害から学ぶには、その真相を知る必要があります。」
(星川 淳さん/作家・翻訳家/一般社団法人 act beyond trust 事務局長)

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健康管理問題」カテゴリの記事

コメント

福島以前も、私たちは、原発は安全という話を聞かされていました。原発を再稼働するなら、福島以前とは異なる方法で、安全性を確実に証明することが必要だと思います。
確かに津波は天災ですが、インドネシア大津波の映像を見た後で、それに対する備えが無かったことは言い訳できないはずです。1000年に1度の天災でも、原発の寿命を40年とすれば、確率は1/25と無視できない値になります。


それはさておき、福島では、チェルノブイリを参考に、みなさんが放射能に対し十分な注意を払った結果、内部被曝がチェルノブイリよりはるかに低く抑えられているという事実がありますので、ご紹介させていただきます。

次のURLのグラフを参照して下さい。
http://twitpic.com/8t2wo0

油断は禁物ですが、これまでの事実として、福島では内部被曝がチェルノブイリよりはるかに低く抑えられています。(人数の目盛りが対数表示となっていますので、注意して下さい。)
注意深く生活すれば、福島で安全に暮らせると私たちが考えている理由の一つです。測り続けることで、安全は確保できるはずと考えます。

被曝量は、測った上で議論しないと、机上の空論になってしまいます。


★福島から避難できない事情のある人、福島で暮らし続けたい人のために★

自分達自身の手でよりよい未来を築きたい、との思いを共有できる方とは、その一点で理解し合えると信じています。

■油断せずに、継続して測り続けることが大事(引用)

いま、内部被ばくの問題に限って言えば、思いのほかうまくいっていると思います。しかし外部被ばくに関しては、半減期の長いものが山や川を汚染しています。これはなかなか容易には消えてくれません。福島で暮らす上で、食品検査やホールボディーカウンター、ガラスバッジといった検査を油断せずに続けていってほしい。何かのきっかけで内部被ばくが増えてしまうことがあるかもしれません。そのとき努力を怠ってしまっていると気が付くのに遅れてしまいます。常に危険性はあります。それを生活の中に取り込んで、納得して暮らしていくことが大切だと思います。

私たちは生活するさいに、厄介なものと付き合っていかなくてはいけなくなってしまいました。そのために油断せずに、継続して測り続け、データをみていくことが大事だと思います。

<出典>
ラジオ福島特別番組「ホールボディーカウンター~調べてわかった被ばくの現状」(2012年7月21・28日放送)
http://fukkou-arena.jp/academic/%e3%83%9b%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%83%9c%e3%83%87%e3%82%a3%e3%83%bc%e3%82%ab%e3%82%a6%e3%83%b3%e3%82%bf%e3%83%bc-%e2%80%95%e2%80%95-%e8%aa%bf%e3%81%b9%e3%81%a6%e3%82%8f%e3%81%8b%e3%81%a3%e3%81%9f%e8%a2%ab/
http://www.facebook.com/zenkokunet

URLが参照しにくいので、訂正します。こちらからリンクをたどって下さい。

http://www.rfc.co.jp/program/details.php?id=128

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