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2013/05/01

【原発・新規制基準】みんなで書こう!パブコメのポイント

「原子力規制を監視する市民の会」主催の4・24セミナーのポイントをFoEの満田さんがまとめてくれました。みんなでパブコメに挑戦しましょう。

====================================================

FoE Japanの満田です。
原発の再稼働に直結する規制基準(※)がパブコメにかかっています。5/10まで
です。(※→もともと安全基準と呼んでいたものが、これを達成しても100%安
全ではないという理由で、規制基準に変更になりました)

資料が膨大(3400頁)である上にその構造もわからないため、これを見ただけで
コメントすることはほぼ不可能な状況です。

そこで、4/24のパブコメセミナーでパブコメのポイントをまとめました。
パブコメは市民の意見表明の重要なツールです。
ぜひ、シンプルでいいので早めのパブコメ提出をしましょう。
-----------------------------------
規制基準の資料&ポイント:
※【セミナー】4/24みんなで学ぼう!原発・新規制基準案のパブコメのポイントより
http://goo.gl/LhLli
-----------------------------------
規制庁のパブコメページはこちらです。
http://www.nsr.go.jp/public_comment/

◆前回、骨子案についてパブコメを出した方
の自分が出したパブコメの回答状況をチェックしましょう!
→「発電用軽水型原子炉施設に係る新安全基準骨子案に対する意見募集の結果に
ついて」
http://www.nsr.go.jp/committee/kisei/data/0001_09.pdf

私たちが出したパブコメへの回答をチェックしてみました。
→回答に満足できなければ、反論の形で、再度、提出しましょう!
「発電用軽水型施設に係る新安全基準骨子案」に対する意見とその回答
https://dl.dropboxusercontent.com/u/23151586/kiseikijun_kosshi_pubcome_kaito.pdf

◆規制庁と会合をもち、疑問をぶつけました。下記がその報告です。重要なポイ
ントが含まれています。
http://goo.gl/2oxtX

◆パブコメ対象文書、重要なものをピックアップ!
<5年猶予は、こちらの文書のp.5に記載>
原子力規制委員会設置法の一部の施行に伴う関係規則の整備等に関する規則(案)等について
http://www.nsr.go.jp/public_comment/bosyu130410_03/130410-01.pdf

<新たに要求する機能と適用時期(案)>
ここにも「5年猶予」が。5年猶予を求められるのは「特定安全施設(仮称)」
および「所内恒設直流電源設備(3系統目)」。
http://www.nsr.go.jp/public_comment/bosyu130410_03/130410-09.pdf

※「特定安全施設」の定義:
「特定安全施設」とは、故意の大型航空機の衝突その他のテロリズムにより発電
用原子炉の炉心の著しい損傷(以下「炉心の著しい損傷」という。)が発生する
おそれがある場合又は炉心の著しい損傷が発生した場合においても原子炉格納容
器の破損(以下「格納容器破損」という。)による多量の放射性物質の放出を抑
制するために設置される施設をいう。

「なぜ5年猶予なのか?」という問いに対して、規制庁は、「即時適用する対策
だけで十分安全は担保でき、5年猶予を求める対策は、さらにそれに上乗せする
対策だ」と回答しています。
また、「なぜ5年?」という問いに対しては、「必要な設備を設置するのに、だ
いたい5年かかる」と回答しています。

<パブコメ対象文書として重要なのは(17)と(21)>

(17)実用発電用原子炉及びその附属施設の位置、構造及び設備の基準を定める規
則の解釈(仮称)

https://dl.dropboxusercontent.com/u/23151586/17.pdf
中でも重要な条文は下記で、セミナーではそこだけ配布しました。
左側の欄が、「規則」右側の欄が「規則の解釈」です。
第12条(安全施設)
第36条(重大事故等による損傷の防止)
第37条(重大事故対処設備)
第38条(重大事故防止設備)
第39条(重大事故緩和設備)
第40条(特定安全施設)

(21)実用発電用原子炉に係る発電用原子炉設置者の重大事故の発生及び拡大の防
止に必要な措置を実施するために必要な技術的能力に係る審査基準(仮称)
https://dl.dropboxusercontent.com/u/23151586/21.pdf

◆今回、先送りされ、規制基準に盛り込まれなかったのは下記の事項・対策です。
・重要度分類指針
・原子炉水位計
・逃し安全弁
・原子炉主任技術者

※これに関しては、新潟県が前回のパブコメで下記のような意見を提出していま
す。
---------
意見:原子炉内の水位、圧力、温度などを正しく把握する方法を確立しなければ、
そもそも制御もできない。多様性を確保するためにも現在の測定原理と異なる計
測設備が必要。
理由:福島第一原子力発電所事故では、全電源喪失後、原子炉圧力と内部温度の
上昇により、正常に水位を計測できなくなったと考えられる。
原子炉の状態を正しく把握することから、制御することが始まるため、シビアア
クシデントのような過酷な環境下でも継続して計測ができる観測設備が必要と考
えられる。
---------

なぜ先送りにしたかという質問に対しては、規制庁は、「水位計や逃し安全弁の
技術開発には時間がかかる」と回答しています。

◆大飯原発3・4号機については、(まだ新規制基準が決まっていないのに)現
在、新規制基準の骨子に沿って適合するかどうかの確認が行われています。

そのこと自体が、怒!ですが、先行的に審査が行われていることになるので、関
電の都合のようい解釈については、パブコメに「だめよ」と意見を書いてしまい
ましょう。

関西電力が提出した適合性確認結果についての文書がこちら。
http://www.nsr.go.jp/committee/yuushikisya/ooi_genjyou/data/0001_05.pdf

※ちなみに、断層の3連動評価をしたとき、いままで700ガルの基準地震動は約
1000ガルにもなり、制御棒に限らず、配管や機器の耐震安全評価はすべて
やり直しとなるはずです。
このことについては、4/30に政府交渉が開催されます。
http://goo.gl/Lj0dD

★セミナーの実況中継ツイートを下記にまとめました★ 
http://togetter.com/li/492859 

★パブコメのポイント★
○とにかく、パブコメを出すこと。前回出したパブコメで反映されていないもの
については再度出す。

○「5年猶予」は「附則」の中に盛り込まれるそうです。規制庁は、「パブコメ
として意見をだしてくれ」とのこと。

○「5年猶予」については、検討チームできちんと議論されていません。なぜ猶
予するかも不明。なぜ5年かも不明。

○設計基準部分は従来と同じく単一故障(※)の仮定しかしていない。共通原因
故障に関しても対応されるべき。

※単一故障:単一の原因によって一つの機器が所定の安全機能を失うことをいい、
単一の原因によって必然的に発生する要因に基づく多重故障を含む

※共通原因故障: 単一の要因によって,複数の機器またはシステムが、同時に
故障すること

○放射性物質の放出量の制限は、安全目標にあわせて、セシウム137で100テラベ
クレル/1万炉年。しかしこのことはパブコメ対象文書には書いていない。
・立地審査指針の敷地境界線における線量基準は用いないが、それでよいか? 
・セシウム137だけでよいのか?

安全目標についての規制庁文書はこちら
http://www.nsr.go.jp/committee/kisei/data/0001_11.pdf
安全目標の概念図はこちら
http://www.nsr.go.jp/committee/kisei/data/0001_11.pdf

○原子炉水位計、逃し安全弁に関する規制要求を先送りにしてしまっているが、
これは即座に要求するべき対策。

○事故シーケンスを求めるのは内部事象だけとなっている。地震・津波・テロな
どの外部事象については求めていない。外部事象についても、事故シーケンスを
求めるべき。

○新規制基準の適合評価について。大飯原発3・4号機に関して関西電力が資料
を提出し、これにもとづき規制委員会が確認を行っています。しかし、「6月末
までに完了予定の対策」も含めて、適合していると、都合のよい評価となってい
ます。ぜひご一読の上、コメントを!
http://www.nsr.go.jp/committee/yuushikisya/ooi_genjyou/data/0001_05.pdf 

規制庁のパブコメページはこちらです。
http://www.nsr.go.jp/public_comment/
○インターネット上で提出する場合は下記から
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=198251601&Mode=0
○郵送・ファックスで提出する場合はこちら
書式は↓
http://www.nsr.go.jp/public_comment/bosyu130410_03/130410-06.pdf
住所:〒106-8450
東京都港区六本木1-9-9 六本木ファーストビル
原子力規制庁 技術基盤課 パブコメ担当宛て
FAX:03-5114-2178

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