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2013/07/26

【緊急報告会&政府交渉】7・31 原発被災者の権利を守ろう!…「強制」される帰還?…避難指示解除と賠償打ち切り

ご存知のとおり、政府は、避難区域を再編し住民を早期に帰還させる政策をとっ
ています。
伊達市の小国地区では、昨年12月、特定避難勧奨地点が解除され、その3か月後
には賠償が打ち切られました。解除にあたり住民説明会は開催されず、除染も終
了しないなかでのいきなりの解除でした。避難住民たちはあたかも「兵糧攻め」
のように帰還を強いられています。
同様に南相馬市でも特定避難勧奨地点の解除の動きがあります。
また、避難指示解除準備区域の田村市都路地区は、説明会で住民から「目標値ま
で国が除染すると言っていた」として再除染の要望が相次ぎましたが、政府側は
現時点で再除染に応じず、新型の個人線量計での被曝の「自己管理」を進めよう
としています。

政府は、「人」の被曝管理を重視するとしていますが、「場」の線量が蔑ろにさ
れていいはずはありません。除染で効果が上がらない中、帰還を進めるための論
理のすりかえではないでしょうか?

このように帰還を急がせる国の政策は、原発被災者がとどまるか、避難するか、
帰還するかの「自己決定」権を侵害するものです。

このたび、福島各地の避難区域再編や避難指示解除の状況について、緊急報告会
を行い、政府との交渉を行います。

ぜひ多くのみなさまのご参加をお願いいたします。
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【緊急報告会&政府交渉】
原発被災者の権利を守ろう!
「強制」される帰還?…避難指示解除と賠償打ち切り
7月31日@参議院議員会館

http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/post-6ab6.html
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◆日時: 2013年 7月31日(水) (緊急報告会:14:00~ 政府交渉16:00~)
◆会場: 参議院議員会館101
    (最寄駅:東京メトロ「永田町」「国会議事堂前」)   

◆プログラム(予定)

<第一部>緊急報告会(14:00~16:00)
避難解除をめぐる情勢…満田夏花/FoE Japan
南相馬の状況…大山弘一/南相馬市議会議員
                      …吉田邦博/安心安全プロジェクト
伊達市小国地区の住民から(ビデオメッセージ)
                       測定結果より…青木一政/フクロウの会
田村市都路地区からの避難者として…浅田正文・浅田眞理子
川俣町の状況(予定)
飯館村の状況(予定)
避難解除と賠償問題…福田健治/弁護士

<第二部>政府交渉(16:00~18:00) 
交渉相手先:原子力災害対策本部 生活支援チーム・復興庁・文部科学省
いずれも調整中
1.避難解除の基準/住民との協議/グローバー勧告への対応
2.避難者への賠償の打ち切り/帰還の際の新規賠償について
3.個人線量計の配布について

※政府に事前に提出している質問書は別添参照

◆資料代:500円 (カンパ歓迎!)

◆申込み資料準備の都合上、なるべくお申込みください。

https://pro.form-mailer.jp/fms/6483043945737

◆主催:FoE Japan、福島老朽原発を考える会

◆問合せ
FoE Japan  Tel: 03-6907-7217 Fax: 03-6907-7219
携帯:090-6142-1807      

※関連記事
避難指定解除の現実…3.8μSv/時で指定解除、住民の意見は聴かれず、賠償打
切りで「兵糧攻め」、住民の声をきいてください

http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/38sv-549e.html

※伊達市小国地区の住民インタビュー映像(約7分)
http://www.youtube.com/watch?v=R1d3pkdk0-E&feature=youtu.be&t=41m47s

2013/07/16

【ぽかぽか】拡散依頼:「ぽかぽかプロジェクト」にご協力を

FoE Japanでは、フクロウの会、セーブわたりキッズ、子ども福島と福島の子ど
もたちの保養プロジェクト「福島ぽかぽかプロジェクト」に取り組んでいます。
このたび、クラウドファンディングと呼ばれるインターネット寄付の仕組みをつ
かって、この「福島ぽかぽかプロジェクト」およびFoE Japanが行っている福島
支援活動に寄付を呼びかけることとしました。
詳しくは下記をご覧ください。
https://readyfor.jp/projects/FoEfukushima

 

40日間で目標額は60万円。目標額に達しなければ、それまでの寄付がすべて
キャンセルになってしまいます。すでに3日経過しており、現在の寄付額は6万
円です。

 

ぜひ、ツイッターやフェースブックで広めてください。またよろしければご寄付
をお願いします(ReadyForへの登録が必要になり、ちと面倒です。あとクレジッ
トカードが必要なので、ポリシーとしてイヤダという人もいるかもしれません。)

 

ツイッター例文:
☆拡散☆ みなさまのお力を! 福島の子どもたちの笑顔のために…FoE Japanで
は保養「福島ぽかぽかプロジェクト」など福島支援活動に寄付を募っています。
⇒ READYFOR? https://readyfor.jp/projects/FoEfukushima

2013/07/09

【集会報告】原発の再稼働を許さない!7・8全国集会

本日、原発の再稼働を許さない!7・8全国集会~福島原発事故の深刻さを踏ま
え、みんなで原発再稼働をとめよう~が開催されました。北海道、佐賀、鹿児
島、福井、新潟、福島(静岡へ避難)、静岡、富山、関西、首都圏の各地から
100名以上が集まり、原発の再稼働は絶対許さないぞという意気で、熱気あふ
れる、元気の出る集会となりました。

 

Dsc00026_3

 

集会では、京都のアイリーンさん、福井の中島哲演さんのあいさつのあと、福島
県郡山市から静岡県に避難されている長谷川克己さんから、原発事故があっても
国がなんとかしてくれると思っていたがそうではなかったこと、正しい情報が知
らされず、いわきから、線量の高い福島方向へ避難し、職場の仲間たちに余分な
被ばくをさせてしまったこと、そして今、福島事故も収束できずにいるのに、原
発再稼働に向けて動いている「ねじれ」状況に対し、改めて不信と憤りを感じて
いるとの訴えがありました。

 

その後、各地からの報告がありました。本日審査の申請を行った川内原発の地元
から来られた反原発・かごしまネットの向原祥隆さんからは、国の研究機関(地
震調査研究推進本部)が最近、川内原発周辺の活断層について、九州電力の調査
結果よりも断層がつながっており、原発方向に伸びている調査結果を明らかにし
たこと、また火山の影響について、原発周辺で火砕流の痕跡が見つかったことが
紹介されました。九州電力は、従来の評価を変える必要はないと強がっています
が、この二つの問題で、再稼働のための安全審査を通させないようにしていきた
いとの話がありました。

 

柏崎刈羽原発のある新潟県からは、原発からいのちとふるさとを守る県民の会の
矢部忠夫さんと金子貞夫さんが参加されました。泉田新潟県知事が、東電の再稼
働申請の動きを批判し待ったをかけたことについて、知事がフィルタ付きベント
の設置に際して、安全協定に基づく事前了解を求めていること、フィルタ付きベ
ントは、放射能の大量放出を前提としており、これを重大事故対策の目玉とする
ことについて、反対運動側は批判していたこと、今回、東電を申請断念に追い込
んだのは、第一段階の勝利であり、第二段階で、知事が圧力に屈しないよう、首
都圏をはじめ、各地でしっかりと支えていかなければならない、との訴えがあり
ました。

 

防災のセッションでは、原子力防災が成り立たないことが、各地の実状に即して
具体的に明らかにされました。

新潟から、避難訓練の様子が紹介されました。新潟県が、SPEEDIの予測に基づ
き、抜き打ちで避難先を変更するということを行いましたが、これは、新しい防
災指針で、国が、SPEEDIの予測ではなく、線量が上がってから避難させるとして
いることへの批判だという。

 

東京の原子力規制を監視する市民の会からは、UPZの30キロは福島事故に照ら
しても狭すぎること、地震防災と原子力防災の複合災害について考えられていな
いこと、例えば地震災害では車をおいて逃げろというが、原子力災害では自家用
車での避難が前提になっていること、雪深い日はどうするのかといった問題が
多々あることが報告されました。

 

玄海原発のある佐賀県から参加した石丸初美さんから、周辺の島々で避難できず
に取り残される人が出ること、伊方原発のある愛媛県から参加された大野恭子さ
んからは、伊方原発は佐多岬の根元にあり、その先の地域で、完全に孤立してし
まうこと、訓練ではヘリコプターや船で避難する事になっていたが、天候が悪
く、ヘリコプターは飛ばせず、船も岸に近づくことができなかったといいます。

 

福井の石地優さんからは、原発事故の際に、原発銀座を結ぶ国道だけが避難路と
なるが、わざわざ原発のある方向に逃げなければならないことになる、との指摘
がありました。

 

関西のおおい原発止めよう裁判の会からは、福井の東西への避難路は海沿いに走
る国道27号線だが、事故時には津波によって水没、寸断される可能性がきわめて
高い。また、南側の京都府綾部市に通じる府道1号線について、綾部市は、綾部
市上林地区の住民にとって唯一の避難路であるが、家屋倒壊によって通れなくな
る可能性があると文書で回答していると紹介がありました。また、兵庫県や大阪
府など、受け入れとなっている府県に対しても、申し入れを行っていることが紹
介されました。北海道からは、障がい者が切り捨てられるおそれがあるとの訴え
がありました。

 

その後政府交渉が2時間近く行われました。規制庁からは、PWR担当の布田氏、
地震津波担当の牧野氏、防災担当の新保氏が参加しました。いずれも課長補佐で
した。新規制基準施行によりはじまる本審査について質疑がありました。

 

Dsc00067

 

断層の評価については、川内原発において、九州電力の調査結果だけではな
く、地震調査研究推進本部の調査結果に基づいた検討を行うかと質しました。規
制庁は、個別の事例には答えられないとしながら、最新の知見に基づく検討を行
うと回答しました。

検討に際しては、調査にかかわった外部有識者を検討に加える用求めましたが、
これについては、検討中を繰り返すだけでした。

 

免震事務棟についても議論になりました。今建設中のものについては、完成まで
は再稼働はないことを確認しようとしましたが、規制庁は、それは緊急時対策所
のことだ、免震等により必要な機能が維持されればよいという規定であり、必ず
しも免震である必要はないとの回答でした。緊急時対策所という別の言葉を宛て
ることにより、結局免震はどこかにいってしまうという構図です。市民側は、福
島原発でも免震事務棟はあり、不幸中の幸いであった。福島原発事故を踏まえる
のであれば、免震を要求して当然だと訴えました。

 

防潮堤についても聞きました。必要だ都認めた場合は、完成までは再稼働はない
との回答でした。一方で、基準津波が低く設定されれば、防潮堤は必要なくなり
ます。大飯原発の評価会合では、基準津波を低くすることにより、防潮堤の話が
消えてしまいました。安全性の大幅な後退です。

 

防災について、規制庁は、防災計画の問題と再稼働の問題は、法的にはリンクし
ていないと繰り返し述べました。まともな防災計画など立てられず、現に立てら
れずにいる自治体が半数を超えていないとのことです。市民側は、避難が困難な
事例をいくつも挙げながら、防災計画なしの再稼働などありえないと訴え、少な
くとも、新しい防災計画が必要であることと、これがないには、住民の安全は保
証されないことを明記すべきだと訴えました。

 

交渉終了後、各地で連携しながら再稼働させないようがんばろうと誓い合って終
わりました。セッティングや受付、カンパ集めなどは原子力規制を監視する市民
の会のみなさんで行いました。みなさんお疲れさまでした。

 

原子力規制を監視する市民の会 阪上 武

2013/07/01

【集会案内】7・8原発の再稼働を許さない!全国集会@参議院議員会館

☆☆ 転送・転載歓迎 ☆☆

☆☆ 原発の再稼働を許さない!7・8全国集会 ☆☆
~福島原発事故の深刻さを踏まえ、みんなで原発再稼働をとめよう~

北海道*、福井*、関西、四国*、九州*(*再稼働が迫られている各地)の市民+
規制委員会を監視している東京の市民の主催で7月8日「原発の再稼働を許さな
い!7・8全国集会」を行います。

 

◆日 時:7月8日 正午に記者会見開始/市民の集会/規制庁交渉など(詳細は
以下をご覧下さい)
◆場 所:参議院議員会館101号室
◆資料代:500円

 

☆☆ 原発の再稼働を許さない!7・8全国集会 ☆☆
~福島原発事故の深刻さを踏まえ、みんなで原発再稼働をとめよう~

 

◆主催:7・8集会実行委員会:
[北海道]:脱原発をめざす女たちの会・北海道/ベクレルフリー北海道/北海道のエ
ネルギーの未来を考える10,000人の会
[福井県]:原発設置反対小浜市民の会/プルサーマルを心配するふつうの若狭の民
の会
[関西]:おおい原発止めよう裁判の会
[四国]:原発さよなら四国ネットワーク
[九州]:玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会(玄海原発裁判の
会)/反原発・かごしまネット
[東京]:原子力規制を監視する市民の会

 

7月8日の新基準の施行と同時に、本格的な原発再稼働の動きが一斉に始まりま
す。電力各社は、新法施行と同時に再稼働の申請を行います。PWR原発を中心
に、四電(伊方3号)、関電(高浜3・4/大飯3・4)、北電(泊1~3)、
九電(川内1・2号、玄海3・4号)は、早期の申請を表明し、年内の再稼働を
狙っています。第二陣として、島根原発、柏崎刈羽1・7号機の名前も上がって
います。

この動きに対し、再稼働の無謀さを確認するとともに、全国各地と首都圏で連絡
を取り合い、再稼働を止めて行くための集会です。
まずは、これからの約半年、何が必要なのかを議論し、運動を進める出発点とし
ます。

◆再稼働を止めるために、各地が抱えている課題を集約し、共通の課題を確認し
ましょう。
◆福島原発事故の深刻さについて再確認しましょう。

 

【当日の内容】(案)
(午前中到着の方は議員回りも可能です)
12:00~12:30 記者会見 U-stream
30分休憩
13:00~15:15 市民の集会 U-stream
15分休憩
15:30~17:00 規制庁交渉(予定) U-stream
10分休憩
17:10~18:00 今後の活動についての確認

以下は、市民の集会内容(案)です。
 

【13:00~15:15】
1.再稼働にあたって、各原発が抱えている問題を明らかにし、共通の課題を引
き出そう。例えば、活断層の連動評価、免震事務棟など。
2.そのような問題に関する審査の在り方を問題にし、規制庁交渉で追及しよ
う。審査の公開、批判的専門家を加えること、公聴会など。
3.福島事故の深刻さについて改めて確認し、運動の原点としよう。
4.再稼働阻止のために、各地で行っている防災・避難計画の自治体交渉の情報
を交換し、今後の方向を打ちだしましょう。

☆☆ 以上、転送・転載歓迎 ☆☆

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