April 2025
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

« 2013年7月 | トップページ | 2013年9月 »

2013/08/29

【請願署名】「原発事故被害者の救済を求める全国運動」キックオフ

東京電力福島第一原発事故から2年5ヶ月が経過しました。いまだ収束の見通しさえたたず、被害者は放射能汚染と被ばくの脅威にさらされており、把握されているだけでも約15万人の人々がふるさとを追われ、家族や地域共同体が分断されたまま避難生活を強いられています。

    私たちは、昨年制定された「原発事故子ども・被災者支援法」にもとづき、避難された方もとどまっている方も、その権利を守り、幅広い支援をおこなうことを求めてきましたが、同法は一向に実施されていません。 

    原発被害の賠償請求権が次々に時効を迎え、消滅してしまうという問題もあります。  被害者は、このまま泣き寝入りを強いられるのでしょうか。そんなことを許してはなりません。

これらの問題の抜本的な解決を国に求めるため、このたび、「原発被害者の救済を求める全国運動」がキックオフしました。

「原発事故子ども・被災者支援法」の幅広い早期の実施と、原発被害の損害賠償権の時効問題の解決を求める請願署名や集会を行います。みなさまの支援とご協力をお願いします。


■請願署名~広めてください!

原発事故の被害を直視してください。被害者の声を聞いてください。
子ども・被災者支援法の幅広い適用と早期実施
賠償の時効問題の抜本的な解決を求める請願署名

署名用紙のダウンロード PDF

【請願内容】
1.原発事故子ども・被災者支援法の早期かつ十分な内容の実施を求めます。

・福島県全域と少なくとも追加被ばく線量1mSv以上の幅広い支援対象地域を設定し、この地域の人たちの自己決定(避難する場合もその場にとどまる場合も)に応じた十分な支援をしてください。

・支援法を実施・推進するため、被害当事者や支援者を中心とした様々な主体の意見を反映させる常設機関を設置してください。

・福島県内、および県外についても、国が責任をもって、幅広い専門家や当事者の参加を得た上で、健康管理体制を構築してください。

2.賠償請求の時効問題を抜本的に解決するための特別立法を求めます。

・原発賠償請求権の行使につき、少なくとも3年間の短期消滅時効を適用しないことを定めてください。

・事故時から20年間の除斥期間(客観的に権利行使ができなくなる期間)を適用しないことを定めてください。

・全ての被害者が、過度の負担無く損害賠償請求できる十分な権利行使期間を定めてください。


【カンパをお願いします】
署名を印刷し、広めるためのお金が不足しています。みなさまのご支援をよろしくお願いいたします!

※銀行から
【銀行名】ゆうちょ銀行
【口座名義】原発被害者救済全国運動
【店名】〇一八(ゼロイチハチ)
【店番号】018 【預金種目】普通預金
【口座番号】7857978

※郵便局から 
郵便振替口:10140-78579781


【ご参加・拡散お願いします】

原発事故被害者の救済を求める全国集会 in 福島

子ども・被災者支援法の幅広い適用と早期実施を
賠償の時効問題の抜本的な解決を

*入場無料・申込不要

チラシはこちら[PDF]

日時 2013年2013年 9 月 21 日(土)13:00~16:20
会場 福島県文化センター大ホール      >地図
福島県福島市春日町5-54.

※福島駅東口バス乗り場(9番)より市内循環バス(1・2コース)に乗車、『文化センター入口』停留所下車。徒歩5分

※会場敷地周辺の放射線量は2013年8月13日計測で0.13~0.73μSv/hでした。各自、防護策を念頭にご参集お願いいたします。
プログラム
(予定)

「原発被災者は今」
      「子ども・被災者支援法の現状と課題」
      「賠償の時効はどうなる?」
      「行動提案」

      発言者(予定・敬称略)
佐藤和良/いわき市議
小池達哉/福島県弁護士会会長
海渡雄一/弁護士・日弁連東日本大震災・原子力発電所事故等対策本部 副本部長
木田光一/福島県医師会副会長
被災当事者のみなさま など   

主催 原発事故被害者の救済を求める全国運動実行委員会(※)
問合せ

早稲田リーガルコモンズ 法律事務所
      東京都千代田区九段北1-4-5 北の丸グラスゲート5階
TEL : 03-6261-2880(平日・日中)     FAX : 03-6261-2881

国際環境NGO FoE Japan 
        東京都豊島区池袋3-30-22-203 
TEL: 03-6907-7217(平日・日中)      FAX: 03-6907-7219

原発事故被害者の救済を求める全国運動実行委員会

◆共同代表:
宇野朗子(福島から京都に避難)
  小池達哉(福島県弁護士会会長)
  佐藤和良(いわき市議会議員)

◆呼びかけ人:
  伊藤恵美子(子どもたちを放射能から守る全国ネットワーク)
宇野朗子(福島から京都に避難)
海老原夕美(日本弁護士連合会副会長)
大内雄太(福島市議会議員)
落合恵子(作家)
鎌田慧(ルポライター)
亀山ののこ(写真家)
河崎健一郎(福島の子どもたちを守る法律家ネットワーク共同代表)
木田光一(福島県医師会副会長)
栗田暢之(レスキューストックヤード代表理事)
小池達哉(福島県弁護士会会長)
佐藤和良(いわき市議会議員・原発事故子ども・被災者支援法推進自治体議員連盟共同代表)
佐藤健太(飯館村村民)
高野光二(福島県議会議員)
中手聖一(原発事故子ども・被災者支援法市民会議代表世話人)
長谷川克己(福島から静岡に避難)
藤田和芳(株式会社大地を守る会代表取締役)
増田薫(放射能からこどもを守ろう関東ネット代表)
丸山輝久(原発被災者弁護団弁護団長)
満田夏花(国際環境NGO FoE Japan理事)
武藤類子(福島原発告訴団団長)
山澤征(南相馬市小高区行政区長連合会会長)
山本伸司(パルシステム生活協同組合連合会理事長)
湯浅誠(反貧困ネットワーク事務局長)

<原発事故被害者の救済を求める全国運動実行委員会 構成団体>

原発事故子ども・被災者支援法市民会議
FoE Japan(エフ・オー・イー・ジャパン)
福島の子どもたちを守る法律家ネットワーク(SAFLAN)
パルシステム生活協同組合連合会
グリーンピース・ジャパン
福島原発事故緊急会議
ピースボート
福島原発震災情報連絡センター
子どもたちを放射能から守る全国ネットワーク
福島原発30キロ圏ひとの会
原発被災者弁護団
富士の麓のうつくし村
福島老朽原発を考える会
会津放射能情報センター
福島避難者こども健康相談会
ハイロアクション福島
特定非営利活動法人 国際協力NGOセンター(JANIC)
大熊町の明日を考える女性の会

<賛同団体>
原発事故子ども・被災者支援法ネットワーク
原発事故子ども・被災者支援法推進自治体議員連盟
那須野が原の放射能汚染を考える住民の会
有害化学物質から子どもの健康を守る千葉県ネットワーク
女たちの広場
子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク(子ども福島ネット)
緑ふくしま
NPO法人アウシュヴィッツ平和博物館
有害化学物質から子どもの健康を守る千葉県ネットワーク
子どもたちを放射能から守る伊那谷ネットワーク
NPO法人ポラン広場東京
放射能からこどもを守ろう関東ネット

(2013年8月26日現在)

【緊急署名】まだ1500!大飯原発破砕帯調査・関電の調査に疑問続出

<現状1575筆です…あと24時間余り!>

拡散お願い!超緊急48時間ネット署名

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
関電の大飯原発「F-6破砕帯は活断層ではない」に大きな疑問あり
緊急ネット署名 第一次集約 8月30日(金)15時
PC用 
http://goo.gl/wfs1xE  携帯用  http://goo.gl/9Fac3w
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
原子力規制委員会が大飯原発で実施している破砕帯調査について、関電は、南側
トレンチで見つかった破砕帯は活断層ではないとし、結論を急がせています。

ところが、規制委員会の評価会合では、南側トレンチの破砕帯が、問題となって
いるF-6破砕帯と同一のものであるという関電の主張に対し、連続性や年代、
形状の差異から、ほぼ委員全員から疑問が出ているという状況です。300mの
掘削が要求されたのに70mしか掘削しなかった関電の調査方法にも疑問が出て
います。関電任せではない、慎重な調査と検討が必要です。

9月2日月曜日には次回評価会合が開かれますが、F-6破砕帯は活断層ではな
いと、強引に結論を出す可能性があります。これを止めるため、多くの署名をお
願いします。

★緊急ネット署名を始めました。第一次集約まで48時間です。
 原子力規制委員会と、担当の島﨑委員長代理宛の署名です。

【要望事項】
1.関電任せの調査ではなく、規制委員会の責任でトレンチ掘削等を行い、慎重
に審議してください。

2.山頂トレンチの破砕帯は、新しい時代の動きを否定できません。新基準に照
らして安全側に活断層だと評価してください。

●まず署名して、至急拡散お願いします

PC用  
http://goo.gl/wfs1xE
携帯用  http://goo.gl/9Fac3w

第一次集約 8月30日(金)15時
第二次集約 9月1日(日) 24時

2013/08/28

【共同声明】関電の大飯原発破砕帯調査・評価に異議あり

大飯原発の破砕帯調査は山場を迎えています。F-6破砕帯は活断層ではないと
されてしまう可能性があります。関電の調査結果について、島崎規制委員を含む
4人の委員が疑問を呈しています。関電の結果を受け入れているのは岡田委員た
だ一人だけです。

グリーンアクション/美浜の会/おおい原発止めよう裁判の会/FoE Japan/フ
クロウの会/原子力規制を監視する市民の会の6団体で共同声明を出しました。
http://www.jca.apc.org/mihama/ooi/kyoudou_appeal20130824.pdf

★共同声明を広めてください
★メールやFAXなどをお願いします(島﨑委員長代理へと明記してください)
 原子力規制委員会 大飯破砕帯担当
 TEL:03-5114-2119
 FAX:03-5114-2182
 E-MAIL: jishin-tsunami@nsr.go.jp

共同声明

関電の大飯原発破砕帯調査・評価に異議あり
関電任せの調査ではなく、規制委員会の責任でトレンチ掘削等を行うべき
山頂トレンチの破砕帯は、新しい時期の活動を否定できない
新基準に照らし、安全側にたって活断層と認めるべき

◇南側トレンチで見つかった破砕帯はF-6なのか?

大飯原発破砕帯調査は大詰めを迎えている。8月19日の第5回評価会合で関電
は、新たに掘削した南側トレンチ東端で見つかった破砕帯をF-6と断定し、こ
の破砕帯が23万年前の火山灰を含む地層に変位を与えていない等を根拠に、
F-6は活断層ではないと主張した。

さらに、会合の最後には、「破砕帯問題について結論が出なければ再稼働のため
の適合性審査が進まないので、早く結論を出してほしい」「宿題はやるが新しい
質問は出ないということでいいか。今回のものが最終ということでいいか」と、
早期に結論を出すよう恫喝まがいの発言を行った。

新たに掘削した南側トレンチの破砕帯については、評価会合の各委員とも活動時
期が古いことを認め、12~13万年前以降に活動したものではないと判断して
いる。新聞報道では、このことだけであたかも関電の主張が認められ、F-6破
砕帯は活断層ではないと断定されたかのように報じられている。


しかし、19日の第5回評価会合では、関電の主張に対して各委員から多くの疑
問が出された。これは、関電のずさんな調査と自らに都合のいいデータだけを用
いた結論に対し、委員達が納得していないということである。

8月19日の評価会合の議論等を踏まえ、以下に問題点を指摘する。

1.南側トレンチの破砕帯と、山頂トレンチの破砕帯は同じF-6として評価で
きるのか?

山頂トレンチの破砕帯は、新しい時期の活動を否定できない。 関電は、南側ト
レンチの破砕帯と山頂トレンチの破砕帯の活動時期を同一のものとしている。こ
れについて、複数の委員から疑問が出された。

「南側トレンチの破砕帯は完全に固結していた。他方、山頂トレンチで確認され
た破砕帯は『極めて軟弱な破砕帯』である」、そのため山頂トレンチで確認され
た破砕帯の「新しい時代の動きを否定できない」(渡辺満久委員)。

さらに、重松紀生委員は、断層面の運動方向の痕跡(条線)から、山頂トレンチ
の応力と南側トレンチの応力データが一致しないと指摘し、関電に対して山頂ト
レンチ破砕帯の活動時期を評価するよう求めた。

関電は、F-6破砕帯の活動時期をイ、ロ、ハと3つの時期に区分(ハが最も新
しい)しているが、具体的な年代については一切特定していない。各委員から
は、「イ、ロ、ハの活動時期を特定すること」「山頂トレンチの破砕帯が古い時
期のものといえるのか説明してほしい」等の意見が出され、次回の有識者会合ま
でに関電が資料を出し、改めて議論することになった。

このように関電は、山頂トレンチ破砕帯の活動時期を示す具体的な証拠を何も示
していない。

安全側に評価すれば、山頂トレンチの破砕帯は新しい時期に活動したことを否定
できないというのが現状である。

とりわけ、この山頂トレンチは、既に山頂部の岩盤が10m以上削られていたと
ころに掘られたものであり、破砕帯の上に地層は存在しない。そのため、上部の
地層に変位を与えているかどうかという地質構造学的に活動時期を特定すること
は困難である。

しかし、非常用取水路(耐震設計Sクラス)は、この山頂トレンチ付近を通って
おり、この山頂トレンチの破砕帯の活動年代の特定は極めて重要である。「手で
掘れる破砕帯」「極めて軟弱な破砕帯」であるという現地で確認された性状が最
も重要視されるべきだ。仮に年代が特定できない場合は、新基準に即して判断さ
れなければならない。

新基準では、12~13万年前以降の活動が確認できない場合の評価について、
次のように述べている。

「後期更新世以降の活動性が明確に判断できない場合には、中期更新世以降(約
40万年前以降)まで遡って地形、地質・地質構造及び応力場等を総合的に検討
した上で活動性を評価すること。なお、活動性の評価に当たって、設置面での確
認が困難な場合には、当該断層の延長部で確認される断層等の性状等により、安
全側に判断すること。」(「設置許可基準規則」3条3項の解釈。下線は引用者)

すなわち、「設置面」とはこの場合、非常用取水路が該当し、その延長部である
山頂トレンチの「断層等の性状等」から安全側に判断するとすれば、やはり山頂
トレンチの破砕帯が固結しておらず「極めて軟弱」であるという性状を重視し、
「将来活動する可能性のある断層等」と評価されるべきだ。

2.F-6の連続性について 南側トレンチ東端で見つかった破砕帯はF-6な
のか?

関電は、南側トレンチの掘削にあたり、長さ70mのトレンチを掘れば、その真
ん中にF-6が出てくるとして、原子力規制委員会の島﨑委員長代理の300m
のトレンチを掘るようにとの要求を退けた。しかし、関電の予想は外れ、実際に
はトレンチの真ん中ではなく、東端に破砕帯が出てきた。関電はこれをF-6と
称している。

これについて、島﨑委員長代理は前回7月8日の第4回評価会合で「実際には逃
がしてしまったわけですよね」「今回、必ずこの中に入るという形でボーリング
をして、その中から、実はF-6が入っていなかったということを考えると、や
はりさらに西側で逃がしている可能性も一応考えて、たとえ 1 本でもいいか
ら、ボーリングを打っていただければ、非常に安心すると。それだけのことなん
ですけどね。」(第4回評価会合 議事録40・41頁)と南側トレンチの西側
に破砕帯が存在しないのかを確認する必要性について述べていた。

第5回評価会合では、複数の委員から、南側トレンチの西側を通って破砕帯が延
びているのではないかと、F-6の連続性についても指摘がなされた。廣内委
員、重松委員、渡辺委員の3名が、ボーリング№37で確認されている破砕帯が
F-6の延長ではないのかと疑問を呈した。

廣内委員は、ボーリング№37で確認されている破砕帯は「西傾斜、走行も近
い。規模の大きな破砕帯に連続する可能性はないのか?」と述べ、山頂トレンチ
の破砕帯が西傾斜であることから、F-6の走行が関電が示しているものとは異
なるのではないかと主張した。渡辺委員は、南側トレンチの西側付近を掘削すべ
きとこれまで求めてきたことを述べた。

このように、複数の委員が、関電が南側トレンチを70mしか掘削しなかったた
めに、新たなF-6の走行が意図的なものではないのかと疑問を呈している。南
側トレンチの西側を掘削し、そこで破砕帯が確認され、12~13万年前以降に
活動したものと確認されれば、関電の結論とは全く違ったものになる。F-6の
走行・連続性についても関電が追加で資料を出して回答するよう求められた。

3.関電が従来F-6としていたものと、「新たなF-6」は、走行や傾斜など
が全く異なったものになっている。関電はその整合性をなんら示していない。

大飯3・4号機増設の設置変更許可申請時に関電が示したF-6と「新たな
F-6」は、全く異なったものになっている。台場浜の破砕帯と山頂の破砕帯を
切り離し、台場浜のズレは地すべりだとし、さらに断層の傾斜も変わってしまっ
ている。

これについて廣内委員は過去の評価との整合性を示すよう強く求められている。
第5回評価会合では「これまでF-6の認定根拠としていた資料が何だったのか
を含めて、もう少し丁寧な説明が必要」と述べた。さらに7月8日の第4回会合
でも「やっぱり当初のF-6というのがどういうふうに考えられたのかというこ
とを、一番初めの報告書を読んだんですけど、東傾斜ということを言っているの
は、この既存トレンチでしたっけ、ここだけなんですよね。・・いずれもF-6
を西傾斜の断層として認定しているんですよね。・・もともと西傾斜で考えてい
たものが、東傾斜の断層で今回は置きかえているというか、そちらのほうがより
正しいということをおっしゃっているんですけども」と指摘している。

しかし関電は、旧F-6と新F-6の食い違いについて、未だ説明していない。
このことは、設置許可当時の調査と今回の調査がいかにずさんなものであるかを
示している。それは同時に、F-6に限らず、大飯原発敷地内にある他の破砕帯
の信憑性にも関係してくる問題だ。

4.関電任せの調査では限界。規制委員会の責任でトレンチ掘削等を行うべき

以上のように、第5回評価会合では、関電の過去の調査がずさんであり、新たな
調査も300mのトレンチを掘るように求められながら70mと短くしてしま
い、自らに都合のいいデータだけでF-6は活断層ではないと強引に結論づけて
いる関電の姿勢に大きな問題があることが浮き彫りとなった。山頂トレンチの破
砕帯の活動年代、南側トレンチの西側に破砕帯が存在する可能性等からして、安
全側に立てば、耐震Sクラスの非常用取水路の下を通る破砕帯は、「将来活動す
る可能性のある断層等」と判断されるべきである。

とりわけ規制委員会の責任は重大だ。調査範囲等を関電任せにしている現状で
は、F-6破砕帯の真の姿を浮かび上がらせることはできない。島﨑委員長代理
が当初求めたように、また多くの委員が懸念を表明している南側トレンチ西側の
掘削などを実施すべきである。その上で、慎重な調査と評価が行われるべきだ。

2013年8月24日
グリーン・アクション
美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)
おおい原発止めよう裁判の会
福島老朽原発を考える会(フクロウの会)
国際環境 NGO FoE Japan
原子力規制を監視する市民の会

2013/08/06

【汚染水問題-院内集会・政府交渉】8・8海を汚さないで!再稼働より汚染水対策を!

阪上です。
拡散お願いします!緊急署名下の方にあります!よろしくお願いします!

--------------------------------------------------------------------
《緊急拡散希望》 海を汚さないで!国は再稼働よりも放射能汚染対策に注力を!
汚染水問題で緊急集会と政府交渉(8/8:13:30~)
--------------------------------------------------------------------

東京電力福島第一原発の汚染水流出が深刻な事態です。6月以降観測用井戸から
高濃度の放射能が検出され海への流出が続いていましたが、東電は参議院選挙後
までその事実を認めませんでした。海の汚染は着実に広がっています。
原子力規制委員会は止水対策を直ちに実施するよう東電に求めています。しか
し、東電まかせにすること自体が間違いで、国が責任をもった取り組みが問われ
ています。
国はあらゆる人的資源、施策を汚染水対策に集中させるべきではないでしょうか。

汚染水の状況はどのようになっているのでしょうか? 国のなすべきことは何で
しょうか? 
集会および交渉を開催しますので、ぜひご参加ください。

◆日時:8月8日(木)13:30~15:00:集会 
                      15:00~16:30:規制庁他政府交渉(予定・調整中)

◆場所:参議院議員会館101
(最寄駅:東京メトロ・永田町駅・国会議事堂前駅)

◆内容(予定、敬称略):
福島第一原発の汚染水の現状…木野龍逸/ジャーナリスト
漁業者の立場から(調整中)
海産物への放射能拡散状況と、国際条約の観点から…高田久代/グリーンピー
ス・ジャパン
資源エネルギー庁/規制庁への緊急署名提出(調整中)
資源エネルギー庁/規制庁との質疑(調整中)
など

◆資料代:500円

◆申込:資料準備の関係上、下記からお申込みください。
https://pro.form-mailer.jp/fms/6483043945737

◆主催:
原子力規制を監視する市民の会
福島老朽原発を考える会
プルトニウムなんていらないよ!東京
グリーンピース・ジャパン
ハイロアクション福島
脱原発福島ネットワーク
グリーン・アクション
美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)
FoE Japan

◆問い合わせ先:
福島老朽原発を考える会 阪上 090-8116-7155
FoE Japan 満田 090-6142-1807

★数分です。おススメです。ぜひご覧ください。⇒ ※関連映像 
再稼働注力より現状打開を 汚染水対策遅れに批判(ANN:テレビ朝日系)
http://www.youtube.com/watch?v=oY95fURXVJ4

※関連記事
汚染水「貯水に限界」 田中氏、基準以下の海放出へ見解(福島民友)
http://www.minyu-net.com/news/news/0802/news8.html

〇福島第1の汚染地下水、遮水壁上回った可能性高い=原子力規制庁(ロイター)
2013年 08月 5日 18:38 JST
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTYE97406420130805

〇東電福島第1原発、放射能汚染地下水は東電の遮水壁を上回った可能性高い=
原子力規制庁福島第1原発事故対策室長
2013年08月5日 17:51 JST
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPT9N0DU04K20130805?rpc=188

○福島第一、汚染水封じ込めピンチ 地中の壁で地下水急増(朝日新聞)
http://www.asahi.com/national/update/0803/TKY201308030013.html

-------------------------------------------------
【緊急署名】
これ以上、海を汚さないでください
政府は汚染水を止めることに集中してください
規制委・規制庁は、原発の再稼働審査を中断し、汚染水対策を優先してください
※締切:8月8日(木)朝9時
【個人署名】
フォーム1
https://pro.form-mailer.jp/fms/18534d4846287
フォーム2
http://goo.gl/fyHjPZ
【団体賛同】
https://pro.form-mailer.jp/fms/f21b5ad846288
-------------------------------------------------

2013/08/04

【調査報告】除染後も高線量なのに避難指定解除-伊達市の実態

6月29、30日フクロウの会、FoEジャパンは伊達市のお母さん達のグループ「どうする福島」の皆さんと伊達市の放射線量測定、土壌サンプル分析による汚染線実態調査を行いました。

 

 

2013_0707date0066

 

2013_0707date0034
  

伊達市は昨年末に特定避難勧奨地点の指定が一方的に外され、避難していた方は自宅に戻るか、自主避難という形で避難を継続するか迫られる事態になっています。

 

「市は除染したというが自宅周辺はとても線量が高い」、「不安で帰れない」。

伊達市のお母さん方から、このような声を聞きました。こうしたことから、地元のお母さん方と一緒に、伊達市内の線量調査、土壌分析調査を行うことにしました。

 

今回の調査の結果分かったことは

(1) 避難勧奨地点を含むAエリアは「除染が完了」ということになっているが、各所に放射線管理区域のレベルである年間5mSvを超える箇所がある。

(2) 伊達市内では比較的線量が低いと言われるCエリアでも道路脇の街路樹根元などにマイクロホットスポットが点在している。

(3) 政府は「再除染はしない」「ガラスバッチを配布して被曝量の自己管理」と主張して避難地域の再編、避難指定解除、帰還促進を進めているが、実態は極めて高い線量の地域に人々の帰還を迫るものになっている。

ということです。

 

伊達市だけでなく、各地で避難区域の再編、指定解除、帰還促進の動きがあります。子どもたちの将来の健康を確保するために、あらためて年間1mSv基準で避難や賠償を行うことを要求してゆく必要があります。

 

[プレゼン資料と解説]

 

伊達市は飯館村の北西にあります。福島原発事故の放射能雲が向きを変えて福島市、中通地域へ曲がった場所にあたります。

周辺は山間の渓谷に沿って集落が広がる自然豊かな地域です。

伊達市は2012年12月に住民説明会などもなく、一方的な「調査」と通知で特定避難勧奨地点が解除されてしまいました。

「除染したというがまだ線量は高い」というお母さんたちの声があがり、一緒に測定をすることにしました。

プレゼン(その1)をダウンロード

 

伊達市では地域を放射能汚染状況に応じてA~Cの3レベルに分けています。

2013年7月3日の伊達市の報告ではAエリアは全て除染が完了したことになっています。

プレゼン(その2)をダウンロード

 

Aエリアの状況です。

グラウンド、広場などの広い場所は「除染」が行われた状況がうかがえますが、それでも0.3μSv/時以上あります。

グラウンド等から数メートル離れた歩道、公園、草むらなどでは0.6μSv/h、高いところでは1μを超えるところも各所に見られます。(いずれも地上1m高での値です)。

プレゼン(その3)をダウンロード

 

Cエリアでは全体に線量は下がります。

しかし、駅前ロータリーの植え込み付近などでは0.4μSv/h程度あるところもありました。

街路樹の根元が局所的に大変高いことを発見しました。1m高で1μSv/h程度あります。1か所だけでなく、道路脇に植えられている街路樹の全てが同じ状況でした。

道路掃除なのか「除染」なのか、周辺の砂状の土を街路樹根元へそのまま積み上げた状況です。地元のお母さん方は伊達市にはこの状況を連絡し、市が処置をすることになりました。

7月3日の伊達市長の記者会見発言では、「市民から再除染を求められた場合にどのように対応するか」という質問に応えて、

「希望があればすぐ対応するというような単純な話ではない」

「再除染が必要な理由を聞くとともに家人にも注意してもらう必要がある」

「再除染は必要があれば行うが、そう単純なものではなく、これまでの経験から健康管理のマネジメントを行っていく」

などと発言しています。

プレゼン(その4)をダウンロード

 

政府の最近の動きでは、「再除染はしない」として、ガラスバッチなどによる被曝の「自己管理」の方向へ動いています。

 

福島原発事故による放射能被曝を前提として、住民に被曝の「自己管理」を要求することは憲法13条「個人の尊重(尊厳)、幸福追求権及び公共の福祉」、第14条「平等権」、第25条「生存権と国の社会的使命」に反するものではないでしょうか。 ※1

 

※1: 被曝と憲法の関係については神戸大学山内知也教授の申し入れ書を参照して下さい。(山内知也教授は今回の調査に全面的にご協力いただきました)

※2: 今回の調査は約300か所、34サンプルの多量な調査を行いました。詳細の測定結果が必要な方は、下記までご連絡下さい。

fukurounokai@gmail.com

※3: 伊達市のお母さん方の協力でこれまで下記のような活動をしてきました。

【ぽかぽかセミナー】 4・20 伊達市~やさしく学ぼう!健康問題&避難・保養の相談会

http://fftv311.blogspot.jp/2013/05/fftv37-2013522.html

http://fukurou.txt-nifty.com/fukurou/2012/12/ff--2127.html

2013/08/03

【パブコメW・S】10日午後[パブコメ・ワークショップ再処理・核燃料編」是非どうぞ!

*********************************
◆みんなのパブコメ・ワークショップ(再処理・核燃料施設編)◆
8月10日(土)14時~ 表参道(地球環境パートナーシッププラザ)
http://kiseikanshishimin.jimdo.com/ 原子力規制を監視する市民の会
*********************************

 

再稼働のための新基準適合性審査の一方で、再処理工場などの核燃料施設の新規
制基準の策定が進んでいます。骨子案のパブリックコメントが8月15日締め切
りでいま意見募集の最中です。対象は、六ヶ所と東海村の再処理工場、核燃料加
工工場、常陽などの研究炉、むつの中間貯蔵施設などです。
http://www.nsr.go.jp/public_comment/bosyu130724_1.html

何をいまさら再処理など、という気もします。福島原発の事故対応に全力投入す
べき時期に、再処理工場の基準をつくることに何の意味があるのかといった点も
含めて、意見をぶつけていこうと思います。

再処理工場では、従来から、日常的に放射能の垂れ流しや危険きわまりない高レ
ベル廃液タンクの扱い、技術的に失敗が明らかになったガラス固化などが問題に
なっていました。新規制基準でも問題は変わりません。また新規制基準では、廃
液タンクの冷却失敗、溶媒の爆発事故、臨界事故といった背筋が凍るような重大
事故を想定することを求めていますが、後付けの対策を要求するだけで、いった
いどのくらいの放射能が出るのか、住民の被ばくを回避するための規定はありま
せん。六ヶ所再処理工場では直下の活断層が100キロ近い海底活断層に伸びてい
る問題もあります。

原子力規制を監視する市民の会では、再処理工場の問題を長年取り組まれてきた
澤井正子さん(原子力資料情報室)をお招きして、みんなのパブコメ・ワーク
ショップを開催します。これに出ればあら不思議、あなたもすぐにパブコメが書
けてしまいます。お気軽にどうぞ!

 

みんなのパブコメ・ワークショップ(再処理・核燃料施設編)
◆日 時 8月10日(土)14:00~16:30
◆場 所 ※地球環境パートナーシッププラザ(表参道駅・渋谷駅)
◆ゲスト 澤井正子さん(原子力資料情報室)
◆主 催 原子力規制を監視する市民の会
◆問合せ 090-8116-7155 阪上まで
http://kiseikanshishimin.jimdo.com/

 

※地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)
>地図 http://www.geoc.jp/access
>東京都渋谷区神宮前5-53-70 国連大学ビル1F
>最寄駅:表参道または渋谷
「生物多様性」「GEOC」と書いた建物の左側奥の右手が入り口です。

2013/08/02

【報告&資料: 緊急報告会&政府交渉】原発被災者の権利を守ろう!(その1)

FoE Japanの満田です。
7/31に、<【緊急報告会&政府交渉】原発被災者の権利を守ろう!「強制」され
る帰還?…避難指示解除と賠償打ち切り>を開催いたしました。
当日は、130名ものみなさまにご参加いただき、ありがとうございました。
福島県南相馬市から大山市議、吉田邦博さん、福島県田村市都城地区から金沢に
避難されている浅田ご夫妻、飯館村の菅野哲さん、前双葉町長の井戸川さん、浪
江から熊谷に避難され伊達で除染に取り組んでおられる桑原さんにもご参加・ご
発言いただき、ありがとうございました。
国会議員としては、吉田ただとも議員、川田龍平議員、阿部知子議員、今回の交
渉のアレンジをしてくださった福島みずほ議員が参加されました。
 

2013_0731kinkyuu0013

 

 

当日の配布資料は下記の通りです。
プログラム
資料1:要請書「避難者・居住者を問わず、幅広い原発被災者の救済を!」pdf
資料2:避難解除に関する質問書pdf
資料3:避難解除をめぐる情勢pdf
資料4:特定避難勧奨地点制度~指定に際しての理不尽pdf
資料5:現在の避難区域マップ/避難区域の分類pdf
資料6:伊達市の特定避難勧奨地点の状況/政府会合の報告pdf
資料7:首相官邸:「場の線量」から「人の線量」へpdf
資料8:中間指針第二次追補(抜粋)pdf

冒頭、満田から避難区域設定および避難指示解除をめぐる流れ、現在の情勢、避
難区域設定と解除の問題点の概略、賠償との関連性についてお話ししました。
伊達市小国地区などでは、昨年12月に特定避難勧奨地点が解除になり、その3か
月後には賠償が打ち切られました。住民への説明会などは開かれませんでした。
避難した94世帯中81世帯が未帰還ですが、事実上、賠償打ち切りによる「兵糧攻
め」の状態です。

https://dl.dropboxusercontent.com/u/23151586/130731_3_mitsuta.pdf

また、阪上さんからは特定避難勧奨地点の設定時の問題点(地域指定を求める住
民の意見が無視、子ども・妊婦基準など)について、また政府が打ち出している
「人の線量から場の線量」について、除染が限界がみえてきたため、個人線量管
理への切り替えによって、線量が下がらないうちの帰還を正当化し、被ばくを強
要するものであると批判しました。

https://dl.dropboxusercontent.com/u/23151586/130731_4_sakagami.pdf

南相馬市市議の大山さんは、市内各所に加え、生活する場である室内の汚染が深
刻であること、被ばく者援護法のもとに保証されている1mSv以上の認定が、原発
事故被災者には適用されていないこと、人権侵害が生じていることを訴えました

吉田邦博さんは0.6μSv/時以上の放射線管理区域では厳重な防護が必要とされ、
飲食が禁止され滞在が制限され訓練をうけることになっているのに、現在福島で
は、そこかしこで放射線管理区域でり、飲食がされ、子どもを含む一般市民が居
住していることの矛盾について報告されました。

続いて、青木一政さんから、フクロウの会などが地元のお母さんグループとともに
実施した伊達市の線量測定調査および土壌汚染調査に基づき、除染が終了した地
区においても、除染が住民にまかされている地区においても、線量が高く、土壌
のセシウム濃度が高いスポットがあることについて報告がありました。

田村市都城地区から避難された浅田ご夫妻のお話しはたいへん心をうつものでし
た。同地での土に触れ、農業をする喜び、それが事故で一変してしまったこと、

帰還すること避難をし続けること、その選択肢を保障することが重要であること
が紹介されました。

飯館村村民の菅野哲さんからは、飯館村においては事故後、計画的避難区域に指
定されるまで相当時間が経過し、村民が被ばくにさらされてしまったこと、
20mSv基準によって福島県民が本来であれば法の下に保証されている安全が侵害
されている理不尽について、たいへん重いご指摘がありました。

最後に福田健治弁護士が、原子力損害賠償紛争審査会の中間指針第二次追補によ
り、避難指示解除後賠償打ち切りまでの「相当期間」について、特定避難勧奨地
点においては「3か月」とされていること、この指針の考えは、政府指示による
「避難」することに対する賠償となっているため、政府指示がなくなれば賠償の
根拠もなくなること、本来は政府指示であろうがなかろうが、避難に対する賠償
は行うべきであることについて発言されました。
https://dl.dropboxusercontent.com/u/23151586/130731_8_baisyo.pdf

第二部での政府との対話セッションについては、また後程ご報告させていただき
ます。

--
満田夏花 MITSUTA Kanna <kanna.mitsuta@nifty.com
>
携帯:090-6142-1807
国際環境NGO FoE Japan/tel: 03-6907-7217 fax: 03-6907-7219
メコン・ウォッチ/tel: 03-3832-5034  fax.03-3832-5039
★FFTV配信中

http://goo.gl/27svW

« 2013年7月 | トップページ | 2013年9月 »