【測定プロジェクト】2年間学校で着た体操着から93Bq/Kg検出
政府は「除染から帰還」へと避難政策の変更を進めています。
フクロウの会「放射能測定プロジェクト」では、これまで特定避難勧奨地点が解除されてしまった地域がどのような状況なのか、空間線量や土壌汚染調査に続いて、今回、衣服の汚染調査を実施しました。
※空間線量と土壌汚染調査結果についてはこちらをご覧ください。
http://fukurou.txt-nifty.com/fukurou/2013/08/--0049.html
今回の衣服調査は今後の本格調査のためのトライアル調査です。
その中でも驚くような事実が分かりました。放射線防護の3原則は「時間、遮蔽、距離」と言われます。体に直接身につけるものが汚染されているというのは、遮蔽もなく、体からの距離もきわめて近く、着ている時間中被曝する、という意味で重大です。
今回の調査まとめはこちらからダウンロードできます。
調べてみると驚くべきことが分かりました。
放射能汚染された衣服を洗濯しても「汚染約75%は容易に除染できたが,その後洗濯を繰り返しても約10%程度の除去が困難な汚染の残留が認められた」とする報告があるのです。日本放射線安全学会による報告です。
http://www.jrsm.jp/shinsai/0906nakazato.pdf
私たちは今後も、より広い範囲で衣服の汚染実態について調査してゆく予定です。
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