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2014/08/14

【個人賛同募集中】個人線量計での被ばく管理に異議! 目標値の堅持と除染以外の手段での被ばく低減を

「放射線被ばくと健康管理のあり方に関する市民・専門家委員会」は、11日、除染の目標値の堅持と、除染以外の被ばく低減措置を求める要請書を、環境省、復興省、福島市、伊達市、郡山市、相馬市に提出しました。

この中で、「個人の被ばく線量」重視の考え方は、場の線量の管理を行う行政の責任をおろそかにするとともに、実質的に個人に被ばく管理の責任をおわせるものであり、基準値の緩和につながるとし、0.23μSv/時の目標値を堅持した上で、避難・移住や保養参加への支援など、除染以外の被ばく低減措置を求めています。

同委員会メンバーは、18日に環境省を訪問する予定になっています。

要請書pdf版をダウンロード

 

※18日の環境省への訪問に向け、下記から個人賛同を募っています。ぜひご協力ください。
https://pro.form-mailer.jp/fms/36d661ea63542

--------------

2014年8月11日
環境大臣 石原伸晃殿
復興大臣 根元匠殿
福島市長 小林香殿
郡山市長 品川萬里殿
相馬市長 立谷秀清殿
伊達市長 仁志田昇司殿

                       除染目標の見直しに関する要請書

放射線被ばくと健康管理のあり方に関する市民・専門家委員会
(要請者については末尾に記載)

 

環境省、復興庁および福島市等4市は8月1日に「復興の加速化に向けた国と4市の取組」中間報告を発表しました。この中で、「個人の被ばく線量に着目した放射線防護」を打ち出し、空間線量率が0.3~0.6μSv/h程度の地域において年1ミリシーベルトが達成できるとしました 。

 私達は「個人の被ばく線量」重視の考え方は、場の線量の管理を行う行政の責任をおろそかにするとともに、実質的に個人に被ばく管理の責任をおわせるものであるという危惧を抱いています。

 従来の大気汚染や水質汚濁などの規制においては、大気や水質などにおける環境中の汚染物質の濃度の基準である環境基準が大きな役割を果たしてきました。それなのに、なぜ、放射性物質においては「個人」の被ばく量を前面に打ち出すのでしょうか。

さらに、今回の中間報告は、これまで実質的な除染の目標値とされていた0.23μSv/h の達成が困難な状況のもとで、除染基準の切り上げにつながるのではないかとの危惧を抱いています。

よって、環境省、復興庁、4市に対して以下の要請をするものです。

 

[要請項目]

 (1) 政府の除染対策地域の指定基準および除染目標として、少なくとも空間線量率0.23μSv/h基準を堅持すること。 

(2) 除染により0.23μSv/hが容易に達成できないのであれば、住民の健康リスクを極力低減させるために自主避難者への支援、移住の支援、保養推進、保養計画への援助、検診の充実などあらゆる取り組みを充実すること。 

(3) 「場の線量」と「個の線量」の二重の防護の考え方の堅持。ガラスバッチ配布による個人線量重視の被ばく防護の考え方は取らないこと。 

 

[要請の理由] 

(1) ガラスバッチによる個人線量測定結果にもとづく除染基準の見直しは被ばくの過小評価の危険性がある。 

① 今回の除染基準の見直しは4市で行ったガラスバッチによる測定結果を平均化した値がその根拠になっています。しかし、個々人の生活パターンにより被ばく量は大きく異なります。

(伊達市のガラスバッチ調査結果でも約5万3千人中3mSv以上の人が657人、5mSv以上の人が76人います。「ファクトブック」データより計算) 

どのような生活パターンであってもその個人の追加被ばくが年間1mSv以下となるような環境を作り出すことが大前提です。そのためには従来どおり空間線量率による除染の目標を堅持すべきです。 

② ガラスバッチは放射線業務従事者が放射線管理区域内での被ばくを測るためのものであり、体の前面からの照射を前提としています。放射能が環境中に拡散しており全方位から照射される場合にはガラスバッチの測定結果は過小評価となります。この場合は約3割過小評価であるとの報告があります。

(参照:「放射線防護に用いられる線量概念」平山英夫高エネルギー加速器研究機構他 日本原子力学会誌2013.2) 

③ ガラスバッチは成人作業者の胸部に着けることで正確な値が計測されるよう設計されています。装着忘れや不適正な装着方法などにより過小評価の危険性があります。なにより原発事故被害者である住民にガラスバッチ装着を求めその結果により被ばく量を住民に管理させることは人権上の問題でもあります。

 

(2) 被ばくリスク低減のためのあらゆる施策を考慮すべき。 

報告書の中でも認めているように除染により0.23μSV/hを達成することが困難であるならば、そうした地域に住む住民には被ばくリスク低減のための、考えうるあらゆる方策を取るべきです。被ばくリスクを減らす手段としては除染だけでなく自主避難・移住希望者への住宅、生活、就職支援、保養の推進、健康診断の充実などさまざまな手段が考えられます。 

今回の報告書が実質的に除染基準の切り上げとリスクコミュニケーションと称した一方的、一面的な情報周知以外に具体的内容がないのは住民の被ばくリスクを低減する立場からは極めて妥当性を欠いています。

 

(3) 「個の線量」を重視した管理は放射線業務従事者よりも高いリスクを住民に要求するものである。 

労働安全衛生法・電離放射線安全規則では放射線業務従事者の被ばく防護のために「場の線量」と「個の線量」の二重の被ばく低減策を取ることを事業者に求めています。すなわち、事業者は年間5mSv以上(空間線量)となる恐れのある場所を放射線管理区域として指定し労働者がみだりに立ち入ることが無いよう管理することを求め、その上で業務の都合上一時的に立ち入る場合にその労働者個人の被ばく量(個人線量)を管理することを求めています。つまり「場の線量」と「個の線量」の二重の方策で安全対策を取るように規定しています。 

(日本原子力研究開発機構・核燃料サイクル工学研究所放射線管理部の百瀬琢磨部長は2014年4月19日の個人線量計での調査結果報告会で放射線管理は一貫性が必要であり、個人被曝線量は「場の管理」には使えないと説明しています。) 

 中間報告では「個の線量」に注目してガラスバッチ配布による「被ばく量把握」と除染基準の見直しを提言しています。これは被ばくによるなんのメリットも持たない一般住民に対して、放射線業務従事者よりも実質的に高いリスクを取ることを求めるものです。 

 「法の下の平等」を求めた憲法14条からも、倫理的にも住民に放射線業務従事者よりも高い被ばくリスクを求めることは許されないことです。 

以上 

 

[要請者]

島薗進/上智大学神学部特任教授・グリーフケア研究所所長
崎山比早子/高木学校、元放射線医学総合研究所主任研究官、医学博士
西尾正道/北海道がんセンター名誉院長
山田真/小児科医、子どもたちを放射能から守る全国小児科医ネットワーク代表
村田 三郎/阪南中央病院 副院長
高松勇/小児科医・医療問題研究会
吉田由布子/「チェルノブイリ被害調査・救援」女性ネットワーク
高橋誠子/福島市民
満田夏花/国際環境NGO FoE Japan理事
青木一政/福島老朽原発を考える会(フクロウの会)事務局長 

 

放射線被ばくと健康管理のあり方に関する市民・専門家委員会事務局
国際環境NGO FoE Japan内 

携帯:090-6142-1807 
Tel: 03-6907-7217 Fax: 03-6907-7219
〒171-0014 東京都豊島区池袋3-30-22-203

 

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健康管理問題」カテゴリの記事

コメント

要請内容に全面的に賛同します。
被ばく管理を一般住民の個人任せにすることは、行政の管理責任の放棄です。

どうでもいいんじゃない?放射線なんて
何の役にも立たない、無益無駄の極地!
もうそろそろバカなことは止めませんか?


「被ばくリスク」?一体何処にあるのですか?


 「要請者の属性」
上智大学神学部特任教授・グリーフケア研究所所長
高木学校、元放射線医学総合研究所主任研究官、医学博士
北海道がんセンター名誉院長
小児科医、子どもたちを放射能から守る全国小児科医ネットワーク代表
阪南中央病院 副院長
小児科医・医療問題研究会
「チェルノブイリ被害調査・救援」女性ネットワーク
福島市民
国際環境NGO FoE Japan理事
福島老朽原発を考える会(フクロウの会)事務局長

上の方の人たち、本当に専門家?お医者さん?
本当にグリーフケアの専門家?
学校?聞いたこともない。<もしかするとあの高〇さん?まさかね>
〇〇研究所主任研究官!
ここは一体何を研究しているのでしょうか?
あの愚かな「理〇」と同じく馬鹿なDNAやiPSや人体細胞改造の
研究ばかりで、最も大事な人間の研究はしていないらしい。


医者免許の取り消しをしないといけないのでは?


自分たちの仲間が、医療と称して猛烈な量の放射線を患者に照射し
被曝をさせているのを十分承知していながら。
<もしかしたら自分も>


事故の後では、専門家である医療関係者や全部逃げてしまいました。
老人医療の専門病院の連中も、そのまま留まって居ればよいものを
一緒に逃げ出して大勢を死なしてしまいました。
何という無責任な、倫理観なぞ全くない!


無能で最も有名なのが、国会で証言し、「内部被曝をじゃんじゃん患者に
させている専門家だ!」と豪語していた〇〇教授!でしたが。
<バカな雑誌: ねーちゃんの表紙に顔が載ったとかで自慢していました>


この人のやったことは、南相馬市の人の家に線量計を持って入り込み、
あそこが高い、屋根が高い、イグネがまずい等々と助言し、
その家族にとって最も大事な、先祖代々の伝統ある家を屋根もろとも
全部破壊させ、イグネも、全部切り倒させてしまいました。
放送で有名ですよ。


しかも、それを自慢しているのですから呆れてものが言えない。

 「人は医者に殺される」、「人は薬に殺される」という俗な ”ことわざ” は本当でした。
一寸でも視野が広かったらこんなことは言われないと思いますが。
ギリシャの医者、江戸時代の医者の方がよっぽど人間をよく知っていた。


 他の人たちも、もう3.5年も経っているのですよ!
いい加減に気が付いたらいいじゃないですか?
チェルノブイリ被害調査?何を見てきたのでしょうか?
何処まで福島県人を苦しめれば済むのですか?

一旦思い込んだら、自分の考えを点検しない、考えを変えないとしたら
あの暴走した宗教団体の連中とまったく同じじゃないですか?
あの暴走した戦前の日本帝国の導いた連中と付和雷同した連中と
まったく同じじゃないですか?
<やっていることが人とためだと思っているから始末におえない>


福島の ”ほとんどの人” はこんなバカなことは一刻も早く止めて、一刻も早く
返してほしいと思っていますよ!ただ、言いだせないだけなのです。


福島県の知事と各自治体首長は皆それぞれの住民を、お上=国・県・町・村依存症、
賠償依存症、金目依存症=お金依存症に貶めています。
自分のことなのに、自分の行動を何も自分で判断して決められない。


今、徳川幕藩体制の江戸時代でしたかね?


あの時の会津魂のほこりは一体どこに落としてきたのですか。
「白河以北一山百文」と東京や関東の連中にいわれながら、
それを吹き飛ばすために頑張って来たあの精神は一体どこにすてたのですか?


福島にお金の交付や愚かな制度の導入には反対です!

被ばく管理?
そんなに線量計が好きなら、ご自分で勝手に頼んでつけて、
自分で管理したらいいじゃないですか?

被ばく管理?
何か、数値が出るとあたかも「科学的」であると、錯覚しておられるようで。
ど素人!

そんなに好きなら、世の中にあるリスクの数だけ個人で
”〇〇リスク数値表示計”でも買ってぶら下げてお使いください。
<あればの話ですが>
<いやもしかしたら馬鹿な”スマフォ”にあるかもしれない>

 そんなに線量計がお好きなら、ご自分で勝手に頼んで、昭和20年,21年の
広島被爆地にお住まいになったら如何ですか?

 そんなに線量計がお好きなら、ご自分で頼んで身につけ、
”死の灰”と呼ばれたセシウムとストロンチウムが全土に降り積もった
60年代の日本に戻って、お住まいになったら如何でしょうか?
<尤も、ストロンチウムは感じませんよ!言っときますが>

 そんなに線量計がお好きなら、ご自分で頼んで身につけ、
”死の灰”が全土に降り積もった60年代の米国(特にネバダ砂漠)に
戻ってお住まいになったら如何でしょうか?


福島の子どもたちとともに
東日本大震災で大切な人や家や環境を失ってしまった
子どもたちも守ってください。
必要なケアを提供してください。

Up yours!

I mean it !

I don't know

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