【南相馬】特定避難勧奨地域の会の公開質問と要請
※拡散歓迎
南相馬・特定避難勧奨地域の会は引き続き政府に対して避難指定解除反対の声を上げています。
既に10月以降5回も要請文を出していますが政府は公式な対応は何らしていません。一方で該当地域の家庭を直接訪問するなど、「切り崩し」とも見られる行為を行っています。
政府はこの要請を真摯に受け止めて住民の要求に応えるべきです。
特定避難勧奨地域の会の要請書は南相馬の現状が良く分かる素晴らしいものです。是非とも下記の要請文をダウンロードして見てください。
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原子力災害対策本部 原子力被災者生活支援チーム 南相馬駐在
半仁田敦史様 並びに 報道の皆さま
南相馬・避難勧奨地域の会、世話人の小澤洋一です。
本日、原子力災害対策本部長と原子力災害現地対策本部長に対し公開質問状を提
出いたしました。公開質問状の内容はこのメールに添付いたしました。
昨日の委員会答弁で、原子力災害現地対策本部長は「健康影響に関する国際的・
科学的知見を踏まえた国としての考え方を住民に説明」するとしました。しかし
国は、ICRP勧告さえ受け入れず、子どもたちを含む住民を年間20ミリシー
ベルトという職業人と同等の過酷な放射能汚染環境に住ませようとしています。
このような愚行は決してあってはならないことで、あらためてICRPの考えを
国及び担当する内閣府、環境省に確認していただき、回答を求めるものです。
都合のいい部分だけICRPの勧告を引用する国の姿勢を改めると同時に、環境
汚染の実態を認識すること、チェルノブイリ事故の対応を教訓とすること、住民
の意見を尊重することなどを求め、そのための参考資料も後段に示しました。
なお、報道などの皆さまには拡散していただきたくお願い申し上げます。
地域の住民が軽視されていることを確認できる動画のURLも示しました。
★★ 公開質問状ダウンロード ★★
★★ 11月4日原子力災害対策現地本部への行動報告と映画会チラシ ★★
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(参考:特別委員会での質問と答弁)
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php
2014年11月17日
東日本大震災復興特別委員会 維新の川田龍平議員の質問
2014年10月29日 東日本大震災復興特別委員会 社民党の又市征治議員の質問
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