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2015/01/21

環境省福島原発事故に伴う健康管理パブリックコメント

福島原発事故に伴う住民の健康管理に関して、環境省の専門家会議が「中間とりまとめ」を発表しました。これにもとづき、環境省は「当面の施策」をとりまとめ、1月21日までパブリック・コメントにかけています。
http://www.env.go.jp/press/100098.html
甲状腺検査について以下の意見を提出しました。
 
******************************
 
該当箇所:(3)福島県の県民健康調査「甲状腺検査」の充実
 
意見内容:
 
甲状腺検査については、原発事故子ども・被災者支援法に則り、健康被害の未然防止の観点から、被災した住民等の生涯に渡る健康管理を第一の目的として継続すること
 
福島県の県民健康調査の「先行検査」や2巡目の検査で明らかになった子どもの甲状腺がんの深刻な実態を踏まえ、福島県外の汚染状況重点調査地域を含む地域においても、国の責任において実施するとともに、県内外を含め、受診率を向上させるための措置を講ずること。
 
意見理由:
 
「先行検査」で見つかった甲状腺がん手術事例54例のうち、術後病理診断で、甲状腺外浸潤が37%(20例)に認められ、リンパ節転移は74%(40例)が陽性であった。また、12月25日に開催された「県民健康調査」検討委員会において、2巡目の検査において、「先行検査」ではA1ないしはA2判定であった子ども4人に甲状腺がんの疑いがあるとの発表があった。
 
2巡目の4人については、放射線の影響による可能性があり、先行検査で発見された甲状腺がんについても、転移率が高く、チェルノブイリで見つかっている小児甲状腺がんと同様の傾向を示しており、4~5年後以降に多発したとされるチェルノブイリにおける小児甲状腺がんと同様な事例が、詳細な検査により先行して見出されている可能性が否定できない。 検診の拡大と受診率を向上させることは、被災した子どもたちの健康を守るためにも急務である。
 
これまでの手術事例で、確定診断において良性であったことが判明したのは1例のみであり、専門家会議において、福島県立医大の委員から「高リスクの条件にあったものだけ手術している」と説明があったことからも、過剰診断、過剰診療の指摘は当たらない。
 
偽陽性について、検査結果が出るまでの不安等の指摘があるが、専門家会議で指摘があったように、受診者に対する説明が不十分であるなど、検査のやり方からくる問題である。
 
そもそも、住民の不安の原因は、健診を行うからではなく、原発事故による放射線被ばくによるものである。被ばくとそれによる不安が現にあり、福島県外においても、住民や自治体から受診の希望が出ている状況において、原発事故の責任の一端を担う国が、これを支援するのは当然のことである。
 
中間取りまとめは、「放射性ヨウ素による被ばくについては、福島県内よりも福島近隣県の方が多かったということを積極的に示唆するデータは認められていない」としているが、東京都内の水道水から放射性ヨウ素が検出されたように、放射性ヨウ素を含むプルームが県境を越えて拡散したことは明らかである。
 
放射性ヨウ素による被ばくの状況が正確に評価されていないことを前提にすれば、健診の範囲については、一般公衆の線量限度であり、除染の目標値である年1ミリシーベルトを目安にし、環境省が定めた汚染状況重点調査地域を含めた地域を対象とすべきである。このことは、健診拡大を求める千葉県内の九市の意見書の要請にも合致する。
 
中間取りまとめは、甲状腺がん検診を巡る諸問題として、「小児の甲状腺がんを早期発見することで甲状腺がん死亡率が減少するかどうかの確証は得られていない」としているが、甲状腺がん死亡率が明らかになってからでは手遅れになってしまう可能性がある。
 
原発事故子ども・被災者支援法に「放射線が人の健康に及ぼす危険について科学的に十分解明されていない」「放射線による外部被ばく及び内部被ばくに伴う被災者の健康上の不安が早期に解消されるよう、最大限の努力」「健康被害を未然に防止する観点から」「国は、原子力災害から国民の生命、身体及び財産を保護すべき責任並びにこれまで原子力政策を推進してきたことに伴う社会的責任を負っている」「健康診断については、それらの者の生涯にわたって実施されること」とあるように、個々人の健康管理を第一の目的とし、因果関係の解明を待たず、健診・医療を国の責任において急ぎ実施すべきである。疫学調査の目的については、第二義的なものとして位置付けるべきである。

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健康管理問題」カテゴリの記事

コメント

どこかのお医者さんと同じで結果として病気になることを望んでいるような?
「健康診断」をすると健康になるそうで、気楽なものですね。

======
該当箇所:(3)福島県の県民健康調査「甲状腺検査」の充実

意見内容:
甲状腺検査については、原発事故子ども・被災者支援法に則り、健康被害の未然防止の観点から、被災した住民等の生涯に渡る健康管理を第一の目的として継続すること

福島県の県民健康調査の「先行検査」や2巡目の検査で明らかになった子どもの甲状腺がんの深刻な実態を踏まえ、福島県外の汚染状況重点調査地域を含む地域においても、国の責任において実施するとともに、県内外を含め、受診率を向上させるための措置を講ずること。

意見理由:
「先行検査」で見つかった甲状腺がん手術事例54例のうち、術後病理診断で、甲状腺外浸潤が37%(20例)に認められ、リンパ節転移は74%(40例)が陽性であった。また、12月25日に開催された「県民健康調査」検討委員会において、2巡目の検査において、「先行検査」ではA1ないしはA2判定であった子ども4人に甲状腺がんの疑いがあるとの発表があった。
2巡目の4人については、放射線の影響による可能性があり、先行検査で発見された甲状腺がんについても、転移率が高く、チェルノブイリで見つかっている小児甲状腺がんと同様の傾向を示しており、4~5年後以降に多発したとされるチェルノブイリにおける小児甲状腺がんと同様な事例が、詳細な検査により先行して見出されている可能性が否定できない。 検診の拡大と受診率を向上させることは、被災した子どもたちの健康を守るためにも急務である。
これまでの手術事例で、確定診断において良性であったことが判明したのは1例のみであり、専門家会議において、福島県立医大の委員から「高リスクの条件にあったものだけ手術している」と説明があったことからも、過剰診断、過剰診療の指摘は当たらない。
偽陽性について、検査結果が出るまでの不安等の指摘があるが、専門家会議で指摘があったように、受診者に対する説明が不十分であるなど、検査のやり方からくる問題である。

そもそも、住民の不安の原因は、健診を行うからではなく、

 <いやはや、まさに、検診を行うからですよ。  時の政府、今の政府、そして、政府の周辺や全国にいる、そして、福島県やそこに居る多数の偽、擬似専門家<専門機関>達に、また、インターネットを通して、世界のど素人の様々な人々によって不安を煽られ、差別されたからではないですか。 今もこのように。>


 原発事故による放射線被ばくによるものである。

<旧ABCCに不安を植えつけられ、厚生労働省にいじめられ、全国の人々に徹底的に差別された原爆被爆者のみなさんと全く同じ>

 
被ばくとそれによる不安が現にあり、

<ほら、このようにして、旧ABCCや厚生労働省にいじめられ、全国の人々に徹底的に差別され、徹底的に疫学の調査対象にされた原爆被爆者のみなさんと全く同じ>
 
福島県外においても、住民や自治体から受診の希望が出ている状況において、原発事故の責任の一端を担う国が、これを支援するのは当然のことである。

<とるに足らないものを、膨大な量のようにして実の患者を作り出してしまったのが、ベラルーシの大失敗。
世界のエセ機関やエセ専門家達や、地元の有名になりたい医者に、検診でよってたかっていじめられた。これじゃ誰でも病気になるのではないでしょうか。いまも。
海藻をどんどん食べなさいとでも言えば良かったものを>
 
中間取りまとめは、「放射性ヨウ素による被ばくについては、福島県内よりも福島近隣県の方が多かったということを積極的に示唆するデータは認められていない」としているが、東京都内の水道水から放射性ヨウ素が検出されたように、放射性ヨウ素を含むプルームが県境を越えて拡散したことは明らかである。
<だから?>

なりません!: 病は気からです。


NHK 2015年1月23日(金)放送
揺れる復興 ~疲弊する自治体職員~ クローズアップ東北
震災から4年目を迎えようとしている今も、福島では復興の最前線にいる役場職員の早期退職が相次いでいる。
番組では、福島の役場職員が直面する心身の苦悩に迫りつつ、復興の屋台骨を支える職員をとりまく過酷な状況を浮き彫りにし、
専門家とともに解決への糸口を探っていく。
再放送 1月24日(土) 総合 午前10:50~11:15<東北ブロック>

=========

なりません!: 病は気からです。日本では昔から分かっているのに。

もちろん、最新の研究でいっぱい明らかになっているのに!
 

福島の実相はこれだけです。放射線被曝の問題は全くのゼロ!

 
政府が作り出した有害無益な批難指示が生み出した住民と自治体職員の惨劇です。
これを政府も関係自治体長もまだわからない。

<馬鹿な>歴史は繰り返す。
    

”まるまる国”などというおばかさん集団が、世界で、まあとんでもないことをしでかす。
また、それを阻止しようと嘗てのおばかさん帝国が成敗に乗り出す。
それを助けて、おすそわけを得ようとどこかの国のトップが、近隣諸国を訪問し、威勢の良い演説をし、
金をばらまく約束をして挑発した。
それで、おばかさん帝国には褒められたが、”○○国”に見事つけ込まれた。
<もしかすると、そのことを十分に見込んだ企みかもしれない>
 
「どこかの国」は人道支援など本当は何の意図もない。あの地域の石油だけが目的だ。
おばかさん帝国の狙いもまた同じだ。
もうとっくに石油依存の時代は終わったのに。まだ我が国の”生命線”などとほざいている。
 
第二次大戦後の中東に改めて介入し、エイ国とブツ国といっしょになって分け合ったのがこの帝国だ。
強引な○○〇〇〇国家樹立もそうですよ。
もともとこの地域の人々は中世のローマやその周辺諸国による十字軍の侵略に怨みを持っているのですよ。

おばかさん帝国は第2次大戦後、世界のあちこちに戦争を仕掛けたがすべて失敗し、
自国の兵士に多数の死者を出しながら、なんの解決もできず引き上げ、多くの難民を作り出した。
嘗てはフセイン打倒だったが、今はそれを支持しているていたらく。

こんなおバカな帝国と組んでいるのが、どこかの国の政権だ。
”積極的平和主義”などといっているらしい。”積極的平和主義”=戦争主義なのに。

それが、今度はどこかの自然豊かな海を埋め立てておバカな帝国に提供するらしい。

 
<馬鹿な>歴史は繰り返す: 先の世界大戦の悲惨な結果から何も学んでいない!
 
大航海時代から始まった、世界貿易、自由貿易という名の世界侵略、植民地化、
文化の破壊、地域住民からの収奪、地下資源の強奪、・・・
先進国という名の実際には精神的後進国による過去500年の歴史だ。
 
愚かな幻想を描いて周辺諸国の侵略に乗り出した「どこかの
<おろかな大○○帝>国」
もつい70年前に壊滅的な打撃を受け、見事滅びた。
 
それにも懲りずに、幻想を描いて、また繰り返そうとしている。
 

<補> ”まるまる国”が心配? 
こんなおばかさん集団が長く続くわけがないのですよ。
見事に分裂して滅びるのです。
武器と資金が絶たれれば終わりです。

 
これも歴史が証明しているのです。

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