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2016/02/25

2・25高浜4号機漏えい政府交渉速報

みなさまへ<拡散希望>

本日行われた高浜4号機の放射能漏れについて政府交渉の速報です。

市民側は、福島からの避難者を含めて関西からの6名、他30名ほど。
規制庁側は、PWR担当の中桐氏、高須氏、検査関係の小澤氏他、合わ
せて4名が対応しました。

 

交渉に先立って、原子力規制委員長宛て緊急署名の提出を行いました。
開始から集約まで56時間しかありませんでしたが、4,405筆集ま
りました。45秒に一人の割合です。コメントもたくさんいただきまし
た。ありがとうございました。同じものを明日、関西のみなさんで関電
にも提出します。

 

交渉では、主に22日に関電が発表したボルト緩み説についてやり取り
が行われました。

 

関電は、放射能を含む一次冷却水漏れの原因を、ボルトの緩みと圧力の
急上昇にあるとしています。ボルトの緩みは、2008年の前回の分解
点検時からあったという見解で、プレスリリースに「狭隘な場所に設置
されていることから、ボルトの締め付け作業にあたり、一部のボルトに
適正なトルクがかかっていなかったものと推定しました」あります。こ
れに対応して、同種の弁について締め付けを確認した、作業場所に適し
た工具を選定するなどとあります。

 

これに対し、規制庁の見解は全く異なるものでした。規制庁は、200
8年の点検時の検査資料から、適正なトルク値であることを確認した、
その後、今回漏れるまでにボルトが徐々に緩んだ可能性があるというの
です。

 

規制庁は、これは関電から受けた説明だと言っていましたが、関電のプ
レスリリースを見せると、2008年の時点で締め付けが不足していた
可能性についても、関電から説明を受けたことをしぶしぶ認めました。

 

ただ、2008年の点検時の資料が誤りである可能性についてはどうし
ても認めないという態度でした。

 

2008年の点検時に締め付け不足があれば、点検時の資料に虚偽記載
があることになります。そうでなければ、関電のいまの説明は嘘になり、
ボルトは自然に緩んだことになり、それはそれで問題です。ボルトを締
めさえすればよいということにはなりません。

 

規制庁に対し、ボルトの緩みの原因についてはまだ未解明であることを
確認したうえで、これの解明が対策にも関係することから、早急に解明
することと、解明されないうちの再稼働を認めないことを強く要求しま
した。

 

規制庁は、再稼働とは関係ない、今回の漏えいは法定報告事象の100
分の1だなどとして、そんな小さなことにこだわるなという姿勢でした。
福島からの避難者から、そのような姿勢が福島の事故を生んだ。福島を
二度とくりかえしてはならないとの発言がありました。

 

阪上 武(原子力規制を監視する市民の会)

2016/02/22

【緊急署名・政府交渉】高浜<4号機で放射能漏れ>再稼働止めよう!

みなさまへ<拡散希望>

高浜原発4号機で放射能を含む一次冷却水漏れ
高浜原発の再稼働を止めよう!緊急署名

http://kiseikanshi.main.jp/2016/02/22/572/

高浜原発4号機で放射性物質を含む一次冷却水が漏えいしました。検査
で見つけることはできませんでした。ケーブル不正敷設の件では、規制
庁が現場を確認したのは1箇所だけでした。手抜き検査のもとで運転す
れば、配管破断による大事故のおそれもあります。高浜原発再稼働の中
止を求める緊急署名にご協力ください。

★緊急署名にご協力ください!
以下のフォームから直ぐにできます。拡散してください!

https://fs224.formasp.jp/f389/form1/
締切は24日(水)24時です!

★政府交渉にご参加ください!
この件で、上記の緊急署名提出と政府交渉を行います。是非ご参加くだ
さい。

■高浜発電所4号機の管理区域内における放射性物質を含む一次冷却水
漏れについて署名提出と政府交渉

○日時:2月25日(木)
  11:00~11:30 事前集会
  11:30~12:30 署名提出と規制庁交渉(調整中)
○場所:衆議院第一議員会館第6会議室(10:30より通行証配布)
○主催:グリーン・アクション/原発なしで暮らしたい丹波の会/おお
い原発止めよう裁判の会/美浜の会/グリーンピース・ジャパン/FoE
Japan/原子力規制を監視する市民の会
○問合せ:090-8116-7155阪上

※規制庁交渉は調整中です
※定員を超えた場合に通行証をお渡しできないこともありますのでご承
知おきください

2016/02/16

【3・20ちくりん舎第3回シンポジウム】開催します

ちくりん舎のシンポジウムも3回目を迎えました。
今回は福島原発事故後5年の今、あらためて原発事故被害者の現状について学び、
私たちに何ができるるのかを考えたいと思います。是非ふるってご参加ください。

 

ちくりん舎シンポジウムチラシをダウンロード

 

NPO法人ちくりん舎(市民放射能監視センター) 第3回シンポジウム
原発事故被害者の今を知る ~避難先から、被災地から~

「復興」の名の下に
帰還を強要され、
「避難の権利」を奪われる
原発事故被害者たち

放射能安全神話の下に
被ばくを強いられ、
「風評被害」に分断される
原発事故被災地

福島原発事故から5年、
想像し得なかった新たな闘いが
始まっています

 

■日時:2016年 3月20日(日)
    
  13:30~16:30 (開場13:15)
  
■場所:武蔵野公会堂 (吉祥寺駅徒歩2分)・参加費500円 
 
■お話  
イアン・トーマス・アッシュ さん 映画 「A2-B-C」 監督

(当事者からの報告) 
●避難先から  星ひかりさん(郡山市から東京都へ)
         長谷川克己さん(郡山市から静岡県へ) 
●被災地から  小澤洋一さん(南相馬市)   
            菅野美成子さん(伊達市) 
 
■主催:NPO法人ちくりん舎 
■後援:認定NPO法人高木仁三郎市民科学基金

イアン・トーマス・アッシュ(Ian Thomas Ash)
 1975年生まれ。アメリカ・ニューヨーク州出身。初めて撮った長編ドキュメンタリー『the ballad of vicki and jake』(2006)が、スイスのドキュメンタリー映画祭 Nyon Visions du Réelでグランプリを受賞。2000年に英語教師として来日し、2003年以降映像作家として活動している。
 福島第一原発事故以降、福島県内の避難区域周辺で生活する人々を追ったドキュメンタリー『グレー・ゾーンの中(In the Grey Zone)』(2012)がロードアイランド国際映画祭にて新人監督賞&観客賞をダブル受賞。さらに福島の子どもたちを追った『A2-B-C』(2013)でも世界各国で絶賛される。最新作であるガンにかかった友人の最期を記録した『—1287』(2014)は現在様々な映画祭で上映されている。 

映画「A2-B-C」について
 福島で生きる子どもたちに、今何が起きているのか。本作は、日本在住のアメリカ人監督イアン・トーマス・アッシュが福島原発事故以降の福島の子どもたちを追ったドキュメンタリーである。2011年3月11日 東日本大震災による福島原発事故発生。その11日後、日本在住のドキュメンタリー監督イアン・トーマス・アッシュは、福島の取材を決意する。
今福島で、一体何が起きているのか? その事実を知りたいという一心でアッシュは福島へ向かった。福島を訪れたアッシュはカメラを片手に町の様子、人々の様子を撮り続けた。……(映画「A2-B-C」公式HPより)

■保育
定員:10名(申し込み順)
費用:100円
申込:右記のことを明記の上、FAX又はメールでお申込みくだい。
締切:3月11日(金)
①保護者の氏名・連絡先
②お子さんの氏名・年齢・性別 
③アレルギー等の留意点
連絡先: lab.chikurin@gmail.com     Tel/Fax:042-519-9378

■会場
武蔵野公会堂 第1、2合同会議室(定員108名・当日先着順)

•JR中央線吉祥寺駅南口より
徒歩2分。井の頭公園に向かう途中にあります。
•駐車場は16台分ありますが、なるべく公共交通でお出でください。

所在地 東京都武蔵野市吉祥寺南町1丁目6-22
TEL 0422-46-5121

■ちくりん舎とは
●ちくりん舎は、NPO法人市民放射能監視センターの愛称です。
●ちくりん舎は、フランスの放射能分析市民NGO であるACRO(アクロ) よりゲルマニウム半導体測定器を寄贈されたことをきっかけに、立ち上げられた市民団体です。
●ちくりん舎は行政から独立して放射能汚染を監視・測定、情報発信する、市民団体・個人からなる会員組織です。共同で測定ラボを運営しています。
●ちくりん舎には経験のあるスタッフがいる他、様々な市民団体が会員になり情報交換をしています。
●詳しくは、HPをご覧ください。http://chikurin.org
〒190-0181 東京都西多摩郡日の出町大久野7444
Tel/Fax:042-519-9378    e-mail  lab.chikurin@gmail.com

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