「放射能の今2017」でお話しました
2017年4月20日、東京都練馬のココネリで「放射能の今2017~子どもたちの未来のために私たちができること~」(主催:同実行委員会)が行われました。
北東京生活クラブ生協の会員のお母さん方などをはじめとして、約80名以上の方が集まり盛況でした。
私からは基調報告として「長期にわたる放射能汚染 尿検査の継続から見えてくること」と題してお話をしました。
当日の報告はこちらからダウンロードできます。(ファイルが大きいので3つに分割します)
生活クラブ連合会品質管理部部長の槌田博氏からは「生活クラブの検査体制について」というお話がありました。
その後、講演者2名と生活クラブ組合員の當摩文子氏、前練馬区議会議員、練馬・生活者ネットワークの菊地靖枝氏、都議会議員、杉並・生活者ネットワークの小松久子氏とともに座談会を行いました。
生活クラブ連合会のしっかりしたポリシーのもとに進められている放射能検査体制の話や、子どもの健康を守るために検査を継続することの重要性、原発事故と放射能汚染の実態を忘れず行動してゆくことの重要性などが確認されました。
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コメント
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愚かだねー
この報告!! 愚かな人たちの報告データだけを見せているのでは??
投稿: 愚かだねー | 2017/05/22 19:35
屋内の被爆線量、3割低く算定か 広島大研究者ら発表<下記<2>>
まあ、こんなことを、今頃!?
そもそも、日米共同研究機関「放射線影響研究所」(放影研)がいい加減な機関だし、
その公表している数値等も実に怪しいデータだったことは明らかなのに。
この記事での「建物などが放射線を遮る影響」の放射線とは直接線というやつだ、
この線量が実際より低く見積もられていた、というわけだ。
そもそも、日米共同研究機関「放射線影響研究所」(放影研)が、自ら、
残留放射線を無視していますから 『いい加減ですよ』 と公表してる
じゃないですか?<後の<1>、参照>
「染色体異常の発生頻度と被曝(ひばく)線量の関係」は、誰にも実証されていない
関係で、これを勝手に信用して使っている。
だから、
『NHK による賀北部隊の調査報告例があります。これは東広島市の予備役兵約 250 名により
編成された救援のための臨時部隊で、原爆翌日の 8 月 7 日から 13 日までの間、爆心地付近
で瓦礫の片付けなどの救援活動に従事しました。この期間の行動記録が克明に残っていた
99 名からなる部隊について、広島大学や放影研などが参加して被曝線量の推定計算を行い
ました。その結果、大部分の被曝は「誘導放射線」によるものであり、その推定被曝線量は、
染色体異常の頻度やコンピューターによるシミュレーションで最大 100mSv、全隊員の平均値は
13mSv という結果が得られています。』
でも、この文章は、部隊の少なくない人が急性被曝症状を示していた事をわざと
隠している。
「残留放射線」による急性被曝症状で、RERFによれば、当然1Sv~2Sv以上に該当する被ばく線量だ。
そもそも、推定被曝線量を染色体異常頻度から出すことは大間違いなのだ。
まだこんなことをやっている。<ちょっとした参考程度でしょう>
そして、一方で極めて大事なこと、
『また、昭和 20 年 8 月から 42 年間にわたるこの 99 名の死亡率調査では、全死因とがんに関して、
いずれも全国平均と比べて差は認められませんでした。』
と言っている。
部隊の少なくない人が急性被曝症状を示していた事は明らかで、それから当然1Sv~2Sv以上の
被ばく線量を受けていたわけで、それでも、「全国平均と比べて差がなかった」ということは、
1Sv~2Sv以上でもがんの危険性は全くないということだ。
「広島大学や放影研などが参加して被曝線量の推定計算」 が 大間違いだった
ということだ。
そして、今回の報道では、直接線の線量推定値も又間違いだったということだ。
<そもそも、30%の差なんて問題じゃないのだ!>
その上で
放影研の声明は、『もしリスク計算の分母として用いられる放射線被曝量が、
「残留放射線」を除いたことにより低めの数値になると、がんのリスクは高めに
評価されることになります。
放射線障害の防護基準策定に当たって高めのリスクを用いることは、防護
上安全側に働くことになります。』
という愚かなことまで言っている。
その結果、
福島で、不必要な政府の避難指示の所為で避難者に2000人以上の
関連死を出してしまった。
この間違いの罪状は極めて重い。その間違いに長年(50年)気づかない専門家の罪も極めて重い。
政府と公益財団法人放射線影響研究所とICRPの罪は大きい。
何が公益財団だ! 公害財団では?
<1>
http://www.rerf.jp/news/pdf/residualrad_ps.pdf
「残留放射線」に関する放影研の見解 2012 年 12 月 8 日 RERF
公益財団法人放射線影響研究所
はじめに~「残留放射線」のデータは本当に考慮されていないのか?
<極一部分引用>
前述のとおり、「初期放射線」による個人別の被曝量の計算は可能ですが、「残留放射線」
による被曝量を個人別に推定することはこれに比べてはるかに複雑になり、推定に必要な
情報の入手は格段に困難になります。
・・・(中略)
がん死亡やがん発生数は、放射線被曝量を推定する作業とは別個に、死亡届やがん登
録を経て入手された数です。もしリスク計算の分母として用いられる放射線被曝量が、
「残留放射線」を除いたことにより低めの数値になると、がんのリスクは高めに評価されるこ
とになります。放射線障害の防護基準策定に当たって高めのリスクを用いることは、防護
上安全側に働くことになります。
<2>
http://www.asahi.com/articles/ASK644TBQK64PITB00F.html
屋内の被爆線量、3割低く算定か 広島大研究者ら発表
2017/6/5(月) 11:17配信 朝日新聞デジタル
原爆投下時、建物の中で被爆した人が受けた放射線量が、約3割低く算定されている
可能性があるとの研究結果を広島大名誉教授らのグループが明らかにした。
建物などが放射線を遮る影響を過大評価している可能性を示唆したものだと指摘している。
広島大の大瀧慈(めぐ)名誉教授(統計学)らのグループが4日、広島市で開かれた
「原子爆弾後障害(こうしょうがい)研究会」で発表した。
研究では、日米共同研究機関「放射線影響研究所」(放影研)が公表している被爆者
(広島1980人、長崎1062人)の染色体異常の発生頻度と被曝(ひばく)線量の関係
性を再解析。
その結果、建物などによる遮蔽(しゃへい)の影響が過大評価され、屋内被爆で約29%
線量が低く算定されていることがわかったという。
朝日新聞社
投稿: またまた愚かな人達 | 2017/06/05 16:38