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2017/06/29

7/2<学習会>東海第二原発の危険性~老朽化と震災の影響

拡散希望
****************************
7/2 学習会 東海第二原発の危険性~老朽化と震災の影響

http://www.foejapan.org/energy/stop_restart/170702.html
****************************

首都圏から最も近い東海第二原発は、運転開始からもうすぐ40年。
着々と再稼働準備が進んでいます。
東海第二原発の危険性は? 原子力防災は?私たちにできることは?
茨城から小川さんをお招きして学習会を開催します。

日 時
2017年7月2日(日)13:30~16:30(受付開始:13:15)

会 場
渋谷区神宮前穏田区民会館 

交 通:JR 原宿 6分 東京メトロ千代田線 明治神宮前駅 徒歩2分
(東京都渋谷区神宮前6丁目31−5)

内 容
・東海第二原発の危険性…小川仙月さん「脱原発ネットワーク茨城」共同代表
・審査のポイント…阪上武さん(原子力規制を監視する市民の会)
・安定ヨウ素剤の事前配布について…満田夏花さん(FoE Japan)
・ディスカッション

参加費:500円
定 員:100人 (先着順)
主 催:FoE Japan / 原子力規制を監視する市民の会

申込みは不要です。
問合せ:FoE Japan(エフ・オー・イー・ジャパン)
Tel:03-6909-5983 Fax:03-6909-5986  当日問い合わせ:090-6142-1807

2017/06/21

FF-TVでお話しました-浪江町山林火災

みなさま

鎮火後平常時の値もふくめて最新の情報をお話しました。

是非ご覧ください。

フクロウ・FoEチャンネル
FFTV 浪江町山林火災と放射能拡散~リネン吸着法による空気中粉塵の放射能調査 

説明用パワポ資料を添付します。
6月5日に第1報として資料をアップしました。今回の資料の追加、変更点は以下のようになります。

 

※第1報に、鎮火後2週間以降のデータも加えました。これにより、山火事の時の放射能拡散の実態がより明らかになりました。

 ※第1報資料9p「空間線量(Sv)で空気中粉塵の放射能量(Bq)は測れない」記事中の記述が不適切だとのご指摘がありましたので訂正しています。

 

資料1をダウンロード ※p9に誤植がありましたので訂正しました(2017.6.23)

資料2をダウンロード

資料3をダウンロード

2017/06/19

<政府交渉報告>高浜クレーン問題/規制庁・地震の影響評価の必要性認める

みなさまへ<拡散希望>

6月14日に行われた高浜原発クレーン問題についての政府交渉について報告し
ます。当日は共謀罪の強行採決の動きがある状況で、参加者は20名ほどでした
が、内容的には大きな成果がありました。

先方は、原子力規制庁規制部PWR担当で統括係長の片野氏、係長の坂本氏、保
安検査官の菊川氏の3名、市民側は、関西から4名、他首都圏から参加がありま
した。

最大の焦点は、高浜1・2号機の老朽化対策の格納容器の改造工事のために建て
るクレーンの倒壊影響範囲に、高浜3・4号機の可搬型重大事故対処設備が保管
されていることが、地震などの影響を考慮して保管するよう定めた設置許可基準
規則第43条等に違反しているのではないかということです。緊急時対策所用の
電源車などは、重大事故対策として要求されている3台を含む4台すべてが、ク
レーン倒壊の影響範囲内に保管されています。

交渉では、基準が地震の影響を考慮して保管することを要求していること、関電
は基準に適合させるために、地震被害により重大事故対策用設備が機能喪失に陥
ることのないよう保管場所を選定する方針で審査に臨んだこと、審査において関
電は、保管場所についての地震の影響評価を行い、周辺に倒壊により影響を及ぼ
す構造物がないことを確認したこと、これに基づき、規制委・規制庁が許認可を
下したことを、ひとつひとつ確認しました。

さらに、審査時にはクレーンは存在しておらず、工事用クレーンがあることを前
提にした審査は行っていないことを確認した上で、現状で再審査を行えば不合格
になるのではないかと問い質しました。

規制庁の回答は、クレーンは仮設の一時的なものであるから再審査の必要はない、
工事の安全性については別に評価をさせているというものでした。

しかし、クレーンは今後2年にわたり設置されるものです。また、仮設の一時的
なものについては審査は不要だというのは何か文書があるのかと聞くと回答でき
ませんでした。

工事の安全性について、関電が規制庁・規制委に出した評価は、強風により倒壊
した場合に影響を及ぼす可能性はあるが、複数台設置してあるうち、1台でも機
能すれば問題ないという内容で、基準に即した地震の影響評価ではありません。

強風による倒壊評価については、関電が対策として示した事項について、規制庁
は関電任せで、保安検査でも確認しないと明言しました。また、関電が別に、京
都府の30キロ圏の市町による協議会の場で説明した「地震によるクレーン倒壊
についての評価」について規制庁は聞いていないと回答しました。これも基準に
即した評価ではありません。

審査基準は、重大事故に備えて予備も含めて設置を要求しており、あくまで、設
置したすべてが、健全でいつでも使える状態で保管されている必要があります。
こうした点を質す中で、以下のやりとりがありました。


<規制庁>
許認可自体はいまある現状の評価しかしておりませんので、そこから先の1年後
なり10年後なり彼らが仮設でもってきたものについての評価まではしていない。
なのでそのクレーンを彼らが、影響のある範囲にもってくるのであれば、それは、
クレーンが倒れた時の影響を、きちっとセットで評価した上で事業者自らの判断
でやるべきで、クレーンをもってきてというのは事業者がやるべき

<市民側>
風でなしに地震で倒れるかもしれない、影響が及ぶかもしれない問題については、
関西電力がきちんと評価をして対応すべきだとおっしゃったということでいいで
すか。

<規制庁>
はい。それはまちがいないです。規制側として、審査では見ていないということ
ですので、その要件を欠いて彼らが仮設クレーンをもってきたのであれば、ク
レーンは倒れないようにする、もしくは倒れるのであれば、倒れた時の評価をし
て、それで影響がないことは確認をしてもらわないと、いま言われたように審査
をずっと、もってきたときにやらないといけないという話になってしまう。裁量
権を事業者に与えているわけですから、事業者のほうがきちっと影響評価をして
自分たちできちっと守るとしてもらわないと


規制庁は関電の責任を強調しながらも、地震によるクレーン倒壊の影響がないこ
とを示す影響評価の必要性を認めています。倒壊しても影響がないということは、
「影響はあるが1台でも残ればよい」ではダメなのです。これができていないわ
けですから再稼働は許されません。再稼働を止める大きな材料が得られました。

交渉では、京都府や滋賀県など周辺の自治体で、クレーン事故をきっかけに関電
の安全管理について不信の声があがり、説明会の開催を求めていること、一方で、
この3・4号機の重大事故対策設備の問題については説明がないことも問題にあ
がり、規制庁に対して説明会の開催を要求しました。規制庁は自治体からの要請
があれば検討すると回答しました。

関西では規制庁が地震の影響評価の必要性を認めたことを周辺自治体に早速報告
することにしました。引き続き、関電と規制庁に対し、クレーンの地震評価と再
審査、説明会の実施、再稼働の中止を求めていきましょう。

阪上 武(原子力規制を監視する市民の会)

2017/06/09

<政府交渉>時間変更6・14 10:30高浜原発3・4号機の再稼働は基準違反!

みなさまへ<拡散希望>

▼開始時間が変更になります!14日10時30分スタートで交渉が先です!
▼主催団体が増えました
▼チラシファイルを添付します

*************************
<政府交渉>高浜原発3・4号機の再稼働は基準違反!
 
http://kiseikanshi.main.jp/2017/06/07/1003/
*************************

今年1月の高浜2号機のクレーン倒壊事故をきっかけに、関電の安全管理に対す
る周辺自治体の不信が高まっており、住民説明会の開催の要求しています。しか
し関電はこれを無視し、高浜3・4号機の再稼働を強行しています。

そんな中で、電源車など、高浜3・4号機の重大事故対策の移動式の設備が、高
浜1・2号機のクレーンのすぐ近くにも置かれていることが明らかになりました。

新規制基準は、電源車などの保管場所が地震の影響を受けないことを要求してお
り、規制委は、倒壊するような構造物がないことを前提に許可を出していました。
審査のときクレーンはありませんでした。許可は取り消し、再稼働も中止すべき
です。この問題で原子力規制庁と交渉を行います。どなたでもご参加いただけま
す。是非ご参加ください。

日 時:6月14日(水)10:30~13:00
場 所:参議院議員会館101(10:00~ロビーにて通行証配布)
  10:30~12:00 原子力規制庁と交渉
  12:00~13:00 院内集会
資料代:500円
主 催:グリーン・アクション/美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会
   /避難計画を案ずる関西連絡会/国際環境NGO FoE Japan
   /原子力規制を監視する市民の会
問合せ:090-8116-7155(阪上まで)

以下はFFTVの解説です。こちらも是非ご覧ください。

https://youtu.be/5TrmaaU86Kk

2017/06/07

<政府交渉>6月14日高浜原発3・4号機の再稼働は基準違反!

拡散希望

*************************
<政府交渉>高浜原発3・4号機の再稼働は基準違反!
 
http://kiseikanshi.main.jp/2017/06/07/1003/
*************************

今年1月の高浜2号機のクレーン倒壊事故をきっかけに、関電の安全管理に対す
る周辺自治体の不信が高まっており、住民説明会の開催の要求しています。しか
し関電はこれを無視し、高浜3・4号機の再稼働を強行しています。

そんな中で、電源車など、高浜3・4号機の重大事故対策の移動式の設備が、高
浜1・2号機のクレーンのすぐ近くにも置かれていることが明らかになりました。

新規制基準は、電源車などの保管場所が地震の影響を受けないことを要求してお
り、規制委は、倒壊するような構造物がないことを前提に許可を出していました。
審査のときクレーンはありませんでした。許可は取り消し、再稼働も中止すべき
です。この問題で原子力規制庁と交渉を行います。どなたでもご参加いただけま
す。是非ご参加ください。

日 時:6月14日(水)11:00~14:00
場 所:参議院議員会館101(10:30~ロビーにて通行証配布)
  11:00~12:00 事前集会
  12:30~14:00 原子力規制庁との交渉(調整中)
資料代:500円
主 催:グリーン・アクション/美浜の会/FoE Japan
   /原子力規制を監視する市民の会他(調整中)
問合せ:090-8116-7155(阪上まで)

以下はFFTVの解説です。こちらも是非ご覧ください。

https://youtu.be/5TrmaaU86Kk

高浜3号炉再稼働 抗議声明

高浜3号炉再稼働 抗議声明
http://kiseikanshi.main.jp/2017/06/06/999/

関電は今日午後2時に、高浜原発3号機の原子炉起動を強行しました。
これに抗議して、福井・関西・中部・佐賀・首都圏の16団体で声明を出しました。

───────────────────[拡散歓迎]──────────
抗 議 声 明  2017年6月6日

高浜原発3号機の原子炉起動を糾弾する
関西電力は高浜原発3・4号機の再稼働を即刻中止せよ
地震でクレーンが倒壊する範囲に電源車等を配置するのは基準違反
───────────────────────────────────
 関西電力は本日(6月6日)、またも多くの反対の声を踏みにじり、高浜原発
3号機の原子炉起動を強行した。5月17日の4号機起動に続く暴挙である。私た
ちはこれに強く抗議する。

 今年1月20日に関電が引き起こしたクレーン倒壊事故は解決していないどころ
か、さらに深刻な問題を提起している。1・2号機の設備に被害が及ぶだけでな
く、クレーンが倒壊する範囲内に3・4号機の重大事故対処用の可搬型設備(電
源車等)が多数設置されている。そこに地震でクレーンが倒れ掛かった場合の影
響評価は国にいっさい報告されず、それゆえ審査はなされていない。
規制庁は、クレーン倒壊は審査の対象外だと述べている(5月25日の福島みずほ
議員へのレク)。しかし、新規制基準(設置許可基準規則)43条3項5号では、電
源車等は地震や自然現象等の影響を受けないように配置するよう定めている。電
源車や放水砲、タンクローリー等をクレーンが倒壊するような範囲に保管するの
は、明らかにこの基準に違反している。自らの基準も踏みにじって再稼働を進め
ている。

 私たちが行ってきた、京都府30km圏内自治体等への申入れや、京都府7市町地
域協議会幹事会では、関電の安全管理全体に対して厳しい批判の声があがってい
る。さらに、福井県知事と高浜町長の了承だけで再稼働が進むことを批判し、同
意権を求めている。住民説明会等で事故や再稼働について関電は直接住民に説明
すべきだと述べている。しかし関電は、重大なクレーン問題についても住民に説
明さえしていない。

 福島原発事故はいまだ終息しておらず、多くの被害者が困難な避難生活を余儀
なくされている。それにも関わらず、関西電力は福島原発事故の悲惨な実態と教
訓を省みることなく原子炉をまたも起動した。
 高浜原発でひとたび大事故が起これば、福井の住民はもとより、放射能は北か
らの風にのって関西全域に及び、30km圏内の京都府北部は「帰還困難区域」並み
に汚染される。琵琶湖も汚染され、関西住民1,400万人に甚大な被害が及ぶこと
になる。とりわけ子どもたちへの影響ははかり知れず、避難弱者の避難はほとん
ど不可能となる。汚染水対策もないまま、若狭湾一体の漁業にも深刻な被害が及
ぶ。このような壊滅的な被害を食い止めるためには、再稼働を中止するしか道は
ない。しかし関電は、福島の悲惨な被害から発せられる「原発さえなければ」と
いう無念の声を聞こうともしない。

 島崎邦彦前規制委員は、4月24日の大飯原発差し止め控訴審(名古屋高裁金沢
支部)で「入倉・三宅式は過小評価。大飯原発の再稼働を許可してはならない」
と証言した。高浜原発の基準地震動もまた入倉・三宅式で計算されたものであ
り、過小評価のままだ。実際に地震が起これば、はかり知れないほどに深刻な被
害が生じる恐れがある。

 プルサーマル炉の3号機にもアレバ社のMOX燃料(プルトニウム燃料)が装
荷されている。しかし、ウラン燃料用の原子炉で異質で危険なプルトニウムを燃
やすのは無謀だ。さらに、品質管理データは非公開のままだ。関電は以前に、英
国BNFL社で製造されたMOX燃料にデータ不正があることを知りながら、市
民がそれを暴くまで隠し続けていた。未だ、隠したことを認めず、詫びていな
い。それにも関わらず、原子力規制委員会もフランスの原子力規制機関も品質
データをチェックすることもしない。

 使用済MOX燃料の処分方法はなく、厄介な核のゴミを高浜原発に超長期に保
管することになるが、高浜町の住民に説明することさえしていない。また使用済
燃料全般を運び出す見込みもなく、使用済燃料プールは満杯に近づいている。京
都府や府北部の自治体は「中間貯蔵」受け入れに明確に反対している。行き場の
ない核のゴミをこれ以上増やすなど、無責任極まりない。

私たちは、高浜3号機の原子炉起動に抗議するとともに、直ちに3・4号機の再
稼働を中止するよう強く求める。

2017年6月6日 (16団体)
原発設置反対小浜市民の会/ ふるさとを守る高浜・おおいの会/ 原発なしで暮ら
したい宮津の会/ グリーン・アクション/ 防災を考える京田辺市民の会/ 避難計
画を案ずる関西連絡会/ 美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会/ 脱原発へ!
関電株主行動の会/ おおい原発止めよう裁判の会/ 子どもたちに未来をわたし
たい・大阪の会/ 脱原発はりまアクション/ 脱原発わかやま/  核のごみキャン
ペーン・中部/ 玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会/ 国際環
境NGO FoE Japan/ 原子力規制を監視する市民の会

連絡先:
グリーン・アクション
京都市左京区田中関田町22-75-103 電話:075-701-7223 FAX:075-702-1952
美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会
 大阪市北区西天満4-3-3星光ビル3階 電話:06-6367-6580  FAX:06-6367-6581
原子力規制を監視する市民の会 
 東京都新宿区下宮比町3-12-302  電話:03-5225-7213 FAX: 03-5225-7214


2017/06/05

<6・6抗議アピール行動>高浜原発3号炉の再稼働は基準違反!

首都圏のみなさまへ(拡散希望)

<抗議アピール>高浜原発3号炉の再稼働は基準違反!
関電東京支社前/6月6日(火)11:00~11:30
http://kiseikanshi.main.jp/2017/06/05/990/


関西電力は、高浜原発3号炉の再稼働準備を進めています。6日にも再稼働を行
うと報道されています。

高浜1・2号炉のクレーンの倒壊事故をきっかけに、周辺の自治体から、関電の
安全管理に対する積もり積もった不信が噴出しています。また、巨大クレーンは
1・2炉の40年超えの老朽化対策のための工事のためのものですが、これが、
3・4号炉の安全性にも影響を与えることが明らかになっています。

新規制基準により、重大事故対策で、電源車などの移動式の安全設備が必要とな
りましたが、敷地が狭い高浜原発では、3・4号炉のための電源車が、1・2号
炉周辺のクレーンの倒壊範囲に保管されているのです。

規制委は、3・4号炉の運転許可を出していますが、耐震審査においては、電源
車の保管場所の周りに倒壊する危険物がないことを確認しています。そのときク
レーンはありませんでした。クレーンがないことが許可の前提になっているので
す。

関電は、周辺自治体に対し、クレーンの地震に対する影響について説明していま
すが、規制委には報告していませんでした。規制委は、強風による影響評価だけ
を聞いただけです。

このような状況で、高浜3・4号炉を再稼働するのは、新規制基準にも違反する
行為です。規制委は直ちに運転許可を取り消さなければなりません。再稼働は許
されません!

再稼働が予定されている6日には、関電東京支社前にて、高浜原発の再稼働に反
対しアピール行動を行います。首都圏のみなさま、是非ご参加ください。

★また、クレーン問題の違法性について、6月14日の11時~14時の予定で、
参議院議員会館にて、規制庁との交渉を準備しています。詳細はのちほどお知ら
せします。みなさんにご参加いただけます。こちらも是非ご参加ください。

◆高浜原発再稼働に反対!関電東京支社前アピール行動◆
6月6日(火)11:00~11:30
関電東京支社前(富国生命ビル:地下鉄内幸町駅)
原子力規制を監視する市民の会090-8116-7155

フクロウの会年次報告2016年度版ができました

フクロウの会2016年度活動報告をパンフレットにしました!ぜひご覧ください。
昨年度に引き続き年次報告として2016年度のフクロウの全活動を網羅する内容の濃いものです。
継続して行っている尿検査の最新情報もすべて記載されています。

 

是非ごご一読下さい。グループでの学習会などにも使っていただきたいと思います。

Photo

フクロウの会年次報告2016 Annual Report

核のない社会をめざして

2017年6月4日発行
福島老朽原発を考える会(フクロウの会)発行
A4版 全23ぺージ カンパ500円

 

※入手ご希望の方には1部500円+送料実費でお送りします。

年次レポート2016希望と書いて、冊数、送付先(郵便番号、住所)、氏名をfukurounokai@gmail.com
までメールして下さい。代金は振り込み用紙を同封しますので受け取り後振り込んで下さい。

 

===== 目次 =====
はじめに

Ⅰ  原発再稼働を止めるために
  1.原子力規制行政の監視活動      
  2.原発の基準値震動の算出に用いられている経験式の過小評価      
  3.原子炉の繰り返しの揺れに対する耐震安全性    
  4.原発事故に備えた安定ヨウ素剤の事前配布について          

Ⅱ  深刻さを増す福島原発事故の影響
  1.避難指示解除と避難者の住宅問題      
  2.福島原発事故による甲状腺がん多発      
  3.危険な除染廃棄物焼却と除染土の再利用      

コラム                      
  フクロウの会の活動がドキュメンタリーの中で取り上げられました
  『「心の除染」という虚構』

Ⅲ  被ばくと汚染を最小化するために
  1.各地域で広がる尿検査のネットワーク      
  2.リネン吸着法の新たな展開―放射能汚染ごみ焼却を中止させるために   
  3.連携の広がるちくりん舎の活動      


[資料]尿検査結果一覧

広い地域に放射能拡散―浪江町山林火災のリネン吸着法による調査

浪江町の帰還困難区域で5月初旬に発生した大規模な山林火災は広範な地域に放射能を拡散していることが明らかになりました。

フクロウの会がちくりん舎と共同で進めているリネン吸着法という方法で調査した結果です。

6月4日のフクロウ・カフェでその調査結果を確認して議論をしました。

 

当日の議論をもとに加筆したプレゼン資料を紹介します。

※ファイルが大きいので3つに分けてアップします。
※namie1資料9p記事「空間線量(Sv)で空気中粉塵の放射能(Bq)は測れない」
の説明文で一部誤りがありましたので訂正しました(2017.6.21)

「namie1.pdf」をダウンロード
「namie21.pdf」をダウンロード
「namie22.pdf」をダウンロード

 

 

まとめとして下記のようなことが確認されました。

●浪江町十万山山林火災は12日間にわたり燃え続け、自衛隊機延べ101機、自衛隊員延べ約2650人が出動した過去最大規模の山林火災。
●放射能に汚染された地域の山林火災では、燃焼によるエアロゾル、火災上昇気流により舞い上げられる灰や粉塵など、放射能の再拡散は否定できない。
●山林火災での放射能拡散は大気中粉塵の放射能を測定しなければ評価できない。空間線量率ではその影響は評価できない。
●フクロウの会の実施したリネン吸着法調査、エアダストサンプラ調査によれば、放射能の拡散は広範囲に及び、少なくとも北側17kmの南相馬市原町区、西側14kmの田村市都路や葛尾村まで到達した。更に広範囲に広がったと推定できる。
●放射能再拡散はプルーム状(放射能雲)に流れ、一様に希釈されるわけではないことを示している。風向、地形などの影響により、局所的に極めて高濃度な放射能が滞留する可能性がある。また場合によってはそれを人が吸い込んだ可能性も考えられる。火災現場や上空はこれらよりも数桁高い値になったことが推定される。
●国や福島県をはじめとする自治体は、今回の火災をふまえ、汚染地域での山林火災防止策、延焼拡大防止策、避難基準などを早急に確立すべきである。
●国や自治体は、山林火災をはじめ環境中の放射能汚染実態の評価において、空間線量一辺倒の態度をあらため汚染濃度を評価の基準にすべきである。

 

また、今後の課題として以下のようなことが確認されました。

●広範囲への放射能二次拡散のデータを更に補強するため、山林火災鎮火後のリネン吸着法データを継続して収集中。今後、そのデータを含めて分析する。
●山林火災をはじめ、事故や災害などによる放射能二次拡散にそなえ、リネン吸着法による大気中粉塵監視を継続する。
●リネン吸着法とエアダストサンプラ測定の相関データ、リネン吸着法の特性データを更に収集する。

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