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2017/11/01

福島第一原発廃炉作業の実情(規制庁・特定原子力施設監視・評価検討会より)

みなさまへ(拡散希望)

福島第一原発の廃炉作業の実情です。

昨日30日に規制庁で特定原子力施設監視・評価検討会が開催されました。特定
原子力施設というのは福島第一原発のことです。

会議資料

https://www.nsr.go.jp/disclosure/committee/yuushikisya/tokutei_kanshi/00000050.html
映像
https://youtu.be/lwexYx7Dvc4

以下が内容ですが、どの項目をみても、柏崎刈羽原発で審査対象となった「廃炉
を主体的にやりきる覚悟と実績」について、東電の資格、適格性について疑問を
いだかずにはいられません。東電は、最初の説明では、高濃度汚染水対策もデブ
リ取出しもさもうまくいっているように話すのですが、規制庁や福島県にちょっ
と指摘をされただけでしどろもどろになってしまっています。そのことをもって
しても、東電には原発運転の資格はないと思います。

11月14日の院内集会・交渉では、こうした実情を踏まえて、東電の資格、適
格性について問いたいと思います。ぜひご参集ください。

http://kiseikanshi.main.jp/2017/10/26/171114/

<建屋内の貯留水で放射能濃度上昇>

 建屋内に貯留する高濃度汚染水について、東電はくみ上げて移送することによ
り、水位を下げて放射能レベルも下げる作業を行っています。来年4月までに放
射能レベルで10分の1にする計画でしたが、最近になって逆に10倍に上昇し
ています。

 東電は、復水タンクへの移送が原因で、放射能上昇は一時的なものであると説
明、ただその一方で、それだけが原因ではないとも。規制庁幹部の山形氏が、原
因について定量的な説明を要求すると、東電は急にしどろもどろに。復水タンク
への移送が原因なら、すぐに戻るはずのところ戻っていないと。他の原因が考え
られると言いますが、それもきちんと説明できずじまいでした。

<遮水壁閉合したのに地下水位さがらず>

 建屋内への地下水の流入を減らすため、東電はくみ上げ井戸(サブドレン)を
稼働させています。さらに問題解決のために、つくられたのが遮水壁で、ゼネコ
ンの技術で氷の柱を立てるものでした。これが完成し、完全に閉合できるように
なったと報道もされています。しかし現実には地下水の流入は続いています。

 東電は、陸側遮水壁については、まだ閉合過程にあり、効果を確認するのに時
間がかかると説明しました。規制庁の山形氏は、すでに閉合が確認されているは
ずの海側について、雨水でしみこむ以上に地下水位が上昇しているが、これはな
ぜかと聞きました。するとまたしどろもどろになり、何らかの原因で地下水が流
入しているようだ、と首をかしげるだけでした。

<地下水位の設定ミスはなぜ見逃されたのかも不明>

 地下水位の管理は非常にデリケートで、単純に下げればよいというものではあ
りません。地下水位が、建屋内の高濃度汚染水の水位よりも下回ってしまうと、
こんどは中の高濃度汚染水が建屋の外に出てしまいます。これは絶対に避けなけ
ればなりません。サブドレンも遮水壁も実は完全に地下水を止めるわけにはいか
ないのです。
 
 サブドレンを用いた地下水位の管理について、地下水位の設定にミスがあり、
この半年間で何度か、地下水位が建屋内の水位を下まわり、高濃度汚染水が外部
に漏れた可能性がある状態だったことが明らかになりました。

 この件で東電は、震災により地盤の海抜が70センチ下がったことから、海抜
の基準が震災前と後で混乱しないようOP(小名浜基準)からTP(東京基準)
に変更したがそれが徹底していなかったことが原因だとし、マニュアルを変えか
らもう大丈夫だと説明しました。
 
 これに対し、規制庁山形氏は、設計段階で行われた検討会議で誰もチェックで
きなかったことを問題視。なぜ誰も指摘できなかったのか?形だけの会議ではな
かったのか?これに対して東電は言葉を失っていました。

<デブリ取出し計画…それは取出しとは言わない!>

 廃炉事業のメインとなるデブリ(溶融燃料)の取出しについて、東電は、調査
を継続しながら、まずは安全性を考えて小規模の取出し、その後、大規模な取出
しと、段階的に取り出す計画だとした上で、小規模の取出しについて説明しまし
た。その内容は、既存の貫通孔を使って小さなロボットでデブリを吸引しかき出
すのだと。

 その説明を聞いた規制庁櫻田氏は、落ちている溶融物の破片をかき集めるだけ、
これはデブリ取出しではないと指摘。今行っている調査のためのサンプル取出し
と何が違うのか、わざわざ別にやる意味はあるのかと質問。するとこれまで意気
揚々と説明していた東電は急に、具体的な作業内容は何もきまっていない、ロボ
ットもこれから設計するとトーンダウン。エネ庁も、何も決まっていないことを
強調していました。

阪上 武(原子力規制を監視する市民の会)

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