<速報>大山火山灰評価で規制庁が関電の結果を覆し京都26センチ認める!
みなさまへ(拡散希望)
先ほど終わった原子力規制委員会定例会合において、関電の大飯原発等の審査の
火山灰評価で焦点となっていた大山(だいせん)の噴火による京都の火山灰層に
ついて、原子力規制庁は、層厚の評価はできないとの関電の調査結果を覆し、層
厚は26センチの可能性があるとの見解を示しました。
関電は、大飯原発など若狭湾の原発の火山灰については、審査の設計に用いる層
厚を10センチとし、機器への影響などを評価しています。大山から京都までは、
大山から大飯原発までの距離に匹敵します。京都での層厚が26センチとなれば、
大飯原発の10センチは明らかに過小評価となります。審査は一からやり直さな
ければなりません。
会合の中で、石渡委員は、京都の火山灰層は2層あるがそれをひとつとみなすこ
ともできると発言しました。
こうした点は、美浜の会他4団体で3月27日に提出した関電調査報告の批判
ペーパーにあるとおりの指摘です。
http://www.jca.apc.org/mihama/saikado/kazanbai_igi180326.pdf
更田委員長は、現状で安全余裕の範囲にあるから今後の対応について急ぐ必要は
ないと述べましたが、上記で述べたように京都の火山灰層は安全余裕を超えてい
ます。明らかに誤りです。
更田委員長は、関電、山元氏を交えた公開の場での議論を行うよう、また噴火規
模については、関電に要求するだけでなく、規制庁でも算出するよう求めました。
大飯原発は3号機が営業運転前の検査の最終段階、4号機は5月にも再稼働とい
われています。再稼働手続きを中止すべきです。
3月28日原子力規制委員会
大山火山灰評価についての資料
http://www.nsr.go.jp/data/000225055.pdf
動画(いちばん最後の議題です)
https://www.youtube.com/watch?v=JjB4gcbYSUA
美浜の会他4団体による関電調査報告の批判文書
http://www.jca.apc.org/mihama/saikado/kazanbai_igi180326.pdf
3月28日 阪上 武
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