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2019/01/19

早野龍五・東大名誉教授は論文を撤回すべきだーデータ不正使用と被ばく過少評価過論文

早野龍五・東大名誉教授らによる伊達市民のガラスバッジ測定データの不正使用、被ばく過少評価の誤り論文(宮崎・早野論文)が問題になっています。

2019年1月18日、南相馬・避難20ミリシーベルト基準撤回裁判報告集会において、この問題の概要を解説しました。この問題をより多くの方に理解していただくために当日のプレゼン資料をアップしました。ぜひ、ダウンロードしてお読みください。

 

「早野龍五・東大名誉教授らによる伊達市個人データの不正使用と被ばく過少評価論文」をダウンロード

 

 

ガラスバッジによる個人被ばく線量は空間線量率から予測される被ばく線量に比べてはるかに低いから、避難基準などに使われる空間線量率をもっと下げるべきだという動きは今回の宮崎・早野論文以前からあります。こうした動きに対しては私たちは以前から批判を行ってきました。

 

ガラスバッジは原発労働者など放射線管理区域内で働く労働者が作業のため放射線管理区域内に立ち入るときに、身に着け、管理区域内での作業による追加被ばく量を測定するために使われるものです。現在の福島などのような体の全方位から放射線が飛んでくるような場所での使い方を想定したものではありません。まして住民の被ばく量を測定するためのものではありません。伊達市民のガラスバッジデータをもとに放射線量基準を緩和するなどあってはならないことです。

 

原子力規制委員会、放射線審議会などの動きを監視し、こうしたことが行われないよう声を挙げてゆきましょう。

2019/01/08

「止めよう!放射能のばら撒き」学習交流集会のご案内

※拡散歓迎、転載はご自由にどうぞ※

学習交流集会in郡山
利権に歪められる原発事故の後始末

止めよう!放射能のばら撒き
~除染ごみ焼却と木質バイオマス発電を考える~

チラシpdf版はこちらから

Photo

●2019.2.10(日)13:30~16:30 13:00開場
●郡山市民プラザ(郡山ビッグアイ7F)
大会議室(JR郡山駅徒歩1分)
Tel:024-922-5544 郡山市駅前2-11-1
●資料代500円

●ゲストトーク 古川美穂さん
「東北ショックドクトリン」著者
●各地からの報告
放射能のばら撒きに対抗する、市民運動の現場から

●共催:NPO 市民放射能監視センター(ちくりん舎)・放射能ごみ焼却を考えるふくしま連絡会

●開催に当たって
オリンピックを目前に控え、政府や福島県は福島原発事故を「無かったこと」にするかのように、事故の深刻な被害の隠ぺいに走っています。避難指定解除は住民の合意を得ないまま進められ、避難者はまだまだ放射線量の高い地域にやむなく「帰還」するか、賠償や支援を打ち切られるなかで経済的・社会的・精神的な困難を抱えたままの避難や移住を余儀なくされています。
膨大な予算をつぎ込んで行われた除染の後始末も同様です。環境省は膨大な量の汚染土を「リサイクル」と称して公共事業に使おうと計画しています。またどんなに高濃度であっても「燃えるものは燃やせ」が環境省の基本方針です。汚染牧草、汚染稲わらなどの焼却も進められています。また、再生可能エネルギーとして各地で建設ラッシュが進む木質バイオマス発電にも、放射能汚染木材が使われています。焼却によって生じた高濃度のセシウムを含む焼却灰は建設資材として加工され再利用が始まっています。
各地でこうした放射能ごみのバラマキに反対する声が挙がっています。本学習交流会では、こうした問題の裏側にあるものについて考え、各地での実態を共有することを通じて、放射能ごみのバラマキを止めるための一助にしたいと考えています。各地から多くの方々の参加をお願いします。

【第1 部】 放射能ごみ焼却とばら撒きを考える
●報告1 和田央子
(放射能ごみ焼却を考えるふくしま連絡会)
●報告2 青木一政(ちくりん舎)
●ゲストトーク 古川美穂

【第2部】 各地からの報告(予定)
●長野県飯山市
(飯山市木質バイオマス発電計画を巡って)
●宮城県大崎市
(農林業系汚染廃棄物焼却について)
●福島県田村市
(大越町で計画中の木質バイオマス発電計画)
●栃木県那須町
(汚染土壌の「再利用」実証実験を巡って)
●全体討論   


ゲストトーク古川美穂さん プロフィール
1965年神奈川県生まれ。週刊誌記者を経てフリーライター。雑誌等で依存症問題などを取材。著書に『ギャンブル大国ニッポン』(岩波ブックレット)、『東北ショックドクトリン』(岩波書店)など。
【東北ショック・ドクトリン】
大災害などが発生した直後、人々が茫然自失している間に進められる急激な新自由主義的改革=ショック・ドクトリン。
東日本大震災後の東北でも水産特区、空港民営化、被災地域住民の遺伝子検査等、『創造的復興』の掛け声のもとにショック・ドクトリンが仕掛けられた。

●2月11日(月・祝)に、オプショナル・ツアーを計画中です(焼却灰最終処分場、東電廃炉資料館など)。詳しくは、ちくりん舎または、放射能ごみ焼却を考えるふくしま連絡会へお問い合わせください。


問合せ
●ちくりん舎    lab.chikurin@gmail.com    Tel&Fax 042-519-9378
●放射能ごみ焼却を考えるふくしま連絡会     stopsyokyakuf@yahoo.co.jp 

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