住民の疑惑に一切答えない異常な対応—田村市バイオマス発電
田村市バイオマス発電における住民だましの「HEPAフィルター設置」について公開質問状を提出したことは既に報告しました。田村バイオマスエナジ―㈱(以下田村BE)からの回答は予想通り「事業上の重要機密」を理由に無回答でした。既に公開質問状でも指摘したように、他のバイオマス発電計画では詳細仕様や図面などがウエブサイト上でも公開されており、具体的仕様を一切明らかにしようとしない田村BEの姿勢は極めて異常です。住民だましの偽「HEPAフィルター」であるとの疑念は深まるばかりです。
この偽「HEPAフィルター」疑惑について、その重要性を理解していただき議会での追及をお願いするため、2月15日、田村市の議員4名に対して議員レクを行いました。その時の説明資料を下記に掲載します。
当日の議員レクには田村市の議員4名の他に三春町からも議員2名と「大越町の環境を守る会」の方々も参加されました。レク資料をもとに約1時間半の説明で、議員の方々も田村BEが「安全安心のために」設置すると説明しているHEPAフィルターが、住民だましの偽「HEPAフィルター」ではないかとの技術的疑念について十分に理解していただきました。
HEPAフィルター問題だけではなく、「チップは100Bq/kg以下」「受け入れ時と投入時に測定」という点についても、その現実性が極めて怪しいことについて理解していただきました。
議論では、議会での追及と住民の運動が両輪になって、この偽「HEPAフィルター」疑惑、「チップ100Bq/kg以下」問題を当面の追及の焦点にして、しっかりと田村BEに説明を要求すること。外部有識者を含む監査が必要であり、そうした仕組みを担保すること。こうしたことができないのであればバイオマス発電の建設や運転は容認できない、議会での追及と住民の運動が連携して闘っていこうとの意見交換がなされました。
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