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2019/11/16

放射能汚染木を燃やすな!第1回田村バイオマス訴訟法廷が開かれました

 11月14日福島地裁において第1回田村バイオマス訴訟法廷が開かれました。福島地裁には約40名の傍聴者が集まり傍聴席は一杯になりました。

 

 田村バイオマス訴訟は田村バイオマスエナジー㈱(以下田村BE)と田村市が「福島県内の放射能汚染木材を燃やす」と公言している田村バイオマス発電に対して住民が提訴したものです。田村市が田村BE㈱に対して約11億6千万円の補助金を出していることに対して、それを不当として返還を要求しているものです。

 

 法廷では冒頭、坂本弁護士から被告側弁護人に対して、田村市が田村BEに補助金を支出した経緯が明らかにされていないので、それを明確にした文書を提出するよう求めました。被告側弁護人はこれを認めました。

 

 また裁判長から、「この裁判ではHEPAフィルタの問題が争点の一つになる」「HEPAフィルタが具体的にどんなものかよくわからないのでこの点を整理したい」「今後、被告側と弁護側と裁判官で非公開で行う進行協議の場で明らかにしてはどうか」との発言がありました。これに対しては、坂本弁護士から「本日の裁判にも多数の市民が傍聴に来ている。市民の関心も高い。HEPAフィルタの具体的な内容についても法廷の場で明らかにしていきたい」との発言があり、裁判長もこれを了解しました。

 

 次回法廷は2020年1月28日(火)13:30から福島地裁で行われます。引き続き多数の方の傍聴をお願いします。

 

 法廷後、近くの福島市市民会館で記者会見と報告集会が開かれました。こちらにも福島県内や宮城県などからの支援者、メディア関係者を含め約30名の参加がありました。

 

 

Photo1

 

 

 

 記者会見では坂本弁護士から概略以下のような説明がありました。

(1)本裁判は田村市長に対して田村BE㈱が進めているバイオマス発電への11億6千万円の補助金の支出が不当であるためそれの返還を求める行政訴訟であること。

 

(2)不当であるとする主要な問題は、田村BE㈱と田村市が「住民の安全安心のためバグフィルタの後方にHEPAフィルタを設置する」と説明しているが、この「HEPAフィルタ設置」は本来の性能が発揮できない虚偽のものであり、市は錯誤して支出したものであるから、その支出を撤回すべきであること。

 

(3)被告側の答弁書では、当初の市や田村BE㈱の説明していた「安全安心のため」という説明を変え、「安全はバグフィルタで担保されている」「HEPAフィルタは安心のため設置したもの」と説明を変えてきていること。

 

(4)また被告側答弁書では本裁判について「却下」を求めるのではなく「棄却」を求めており、法廷の場で全面的に争う姿勢であること。

 

 また、坂本弁護士から、通常の行政訴訟では裁判長がHEPAフィルタの内容に踏み込んだり裁判のすすめかたについて法廷の場でやり取りをすることはなく、今回は異例であることが解説されました。

 

 坂本弁護士の概要説明の後、ちくりん舎の青木から「HEPAフィルタ設置が『虚偽』であるとする根拠について」と題してスライド資料を用いて説明がありました。また支援者の金澤氏からも、東電フクイチ構内に設置している小規模焼却炉でのHEPAフィルタ設備と比べて、田村BE㈱が計画しているHEPAフィルタ設置がいかに貧弱な設備であるかを図を示しながら解説しました

 

ちくりん舎の青木の解説資料は下記からダウンロードできます。

HEPAフィルタ設置は「虚偽」とする根拠について

引き続き、本裁判へのご支援とご注目をよろしくお願いします。

 

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