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2022/02/24

<団体賛同/東電・政府交渉>原発処理汚染水放出の中止を求めて

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福島第一原発・処理汚染水の放出中止を求める要望書提出&東電・政府交渉
http://kiseikanshi.main.jp/2022/02/24/117777y7/
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 東京電力は昨年12月に海洋放出のための認可申請を原子力規制委員会に提出
しました。規制委は3月中には審査書案をまとめてパブコメを実施し、認可しよ
うとしています。東電は6月頃には設備の建設に取りかかり、来年4月頃に放出
を開始しようとしています。
 これに対し地元福島県漁連は、海洋放出に一貫して強く反対しています。福島
県内自治体や住民からも反対や懸念の声があがり、海外からも批判の声があがっ
ています。漁業者は生きる糧である海を守り、生協団体等は食の安全を守り、
人々は海でつながる豊かな自然を守りたいと切望しています。
 こうした状況で、改めて処理汚染水の海洋放出の中止を求める全国の声を結集
する形で要望書の提出行動と東電・政府交渉を行いたいと思います。


◆要望書への団体賛同をお願いします!

要望事項…福島県漁連への約束を守り、豊かな海を守るため処理汚染水の海洋放
出は行わないこと(本文は文末に)

〇団体の賛同を募ります。以下のフォームからお願いします
https://forms.gle/haJgRT65pw8q6ags5

〇締切り 3月7日(月)24:00
(3月8日の東電・政府交渉の冒頭で読み上げて提出します))

〇呼びかけ団体…これ以上海を汚すな!市民会議/避難計画を案ずる関西連絡会
/国際環境NGO
FoE
Japan/原子力規制を監視する市民の会


◆院内集会&東電・政府交渉(3月8日)にご参加ください!

リアルとオンラインを併用して参議院議員会館にて院内集会及び東電・政府交渉
(予定)を行います。ぜひご参加ください。

日時:3月8日(火)13:30~16:30
 13:30~14:45 院内集会
 15:00~16:30 要望書提出/東電・政府交渉(予定)
場所:参議院議員会館102

リアル参加の方は直接お越しください。オンライン参加の方は以下から登録をお
願いします。
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_Hs6NXhpcQ0W5lqhzKb3VQw

〇問合せ 090-8116-7155(阪上)

2022/02/16

【放射能ごみ焼却】大崎住民訴訟第15回期日・原告が「ばいじん漏れ=セシウム漏れ」を論証

2月16日、仙台地裁で放射能ごみ焼却に反対する大崎住民訴訟第15回口頭弁論期日が開かれました。
 
今回の焦点は、昨年11月に玉造クリーンセンターで行った排ガス精密測定の結果と、その分析結果についてです。
 
排ガス測定の結果は、既にお知らせしたように、ばいじん重量で想定の3から12倍の濃度を検出したものの、セシウム濃度は不検出でした。
 
セシウムが不検出となったのは、大崎市の放射能ごみ焼却が一般ごみとの混焼で極めて薄めて焼却している(事後に判明)からです。
 
しかし、ばいじん漏れが重量で検出できたことは、セシウム漏れを検出したことと意味的にはほとんど同じ意義を持ちます。このことをどうやって裁判官に理解させるかが、課題でした。
 
法廷で(残念ながら筆者は今回は傍聴できませんでした)、弁護団の草場弁護士は、ばいじん(飛灰)にセシウムがどのように付着しているかを模型を持ち出して説明しました。
 
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草場弁護士の説明(報告集会から)
 
 ばいじん(飛灰)とセシウムの関係は、ばいじん粒子の表面にセシウム(主に塩化セシウム)が小さな粒子となって付着しているのです。これを、表面にセシウムを表す(マーカーで付けた)点々をつけたばいじん模型を示して裁判官に説明したのです。
 
この説明で、ばいじんが漏れは重量で検出されたが、セシウムは不検出だから漏れていない、という論理がなりたたないことを鮮やかに示しました。創意工夫に満ちた弁護団にアッパレの声援を送りたいと思います。
 
セシウムがばいじんの表面に付着している、という決定的な証拠は、環境省(国環研)のHPで自ら説明しています。
 
こちらからご覧ください。
 
「ガス冷却室で排ガスが200℃以下に急冷される過程で固体となり、ばいじんに吸着します。(塩化セシウムの沸点が1,300℃、融点が646℃)そして、バグフィルター内のろ布の表面で、ばいじんごと放射性セシウムは捕集されます。(出典:(独)国立環境研究所提供資料より)」
 
「ばいじんごとセシウムは捕集」なのでばいじんが漏れたら吸着しているセシウムは一緒にもれているということです。
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環境省のHPより
ちなみに、ばいじんのセシウム濃度(バグフィルタで捕捉したもの)は大崎市の発表で230Bq/kgと発表されています。国立環境研の大迫政浩氏らの論文によれば、ばいじんに付着したセシウム濃度はその粒径が小さくなるほどセシウム濃度が高くなることが明らかにされています。大迫論文のデータを単純に玉造CCのばいじん濃度で計算すると粒径0.165μmで810Bq/kgとなります。つまり概算で200Bq/kg~810Bq/kgのセシウム濃度のばいじんが漏れていることになります。
 
漏れているばいじん濃度から計算すると、7年間では600kg近くのばいじんが周辺に漏れ出てきます。しかもこれらは、均一に薄められるのではなく、風下の特定の地域に集中する傾向があります。
 
これらの説明はオンライン報告会でも説明しましたので、こちらからご覧ください。

 

2022/02/15

田村バイオマス訴訟ー原告団が控訴

田村バイオマス訴訟原告団が控訴した。記事では分かり難いが被告は「国内最高レベルの安全対策として」HEPAフィルタ設置したと主張するが「その規格はJIS Z 8122に基づく」と主張した。ところがこれは一般のクリーンルーム用規格であり、その適用範囲に「放射能の問題は含まない」と書かれている。放射能対策排ガス用はJIS Z 4812。原告はこれをもとに問題点を指摘した。ところが地裁判決文ではHEPAフィルタはJIS規格があり放射能を「捕捉できないものであるとは認められない」と書いてある。被告が、放射能対策用でない、原告はバイオマス発電施設を原発施設と勘違いしていると、延々と論陣をはったのに、それは無視するの?
この裁判長、昨年の4月に交替したばかり。それ以前の論争の双方の主張をちゃんと読んでないに違いない。いいかげんすぎるよ!
原告は田村市在住でご高齢の方が中心。仙台へ出かけるのも大変だが、こんな判決は許せないと控訴に踏み切った。
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