June 2022
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

« 2022年4月 | トップページ | 2022年6月 »

2022/05/17

ブックレット「続・木質バイオマス発電を考える」を発行しました

ちくりん舎が新しいブックレットを発行しました。

ブックレット「続・木質バイオマス発電を考える 放射能汚染木を燃やす木質バイオマス発電は安全なの?」を発行しました。宮城県大崎市での放射能ごみ焼却での排ガス調査結果の解説や、周辺住民の尿検査による内部被ばく実態など最新の情報を盛り込んでいます。是非お申し込みください。

1部500円(他に郵送料実費が必要です)でお送りします。必要な方は必要部数・送付先・氏名を書いて下記へご連絡ください。請求書を同封しますので、受け取り後、料金をお振込みください。

メール:lab.chikurin@gmail.com Fax:042-519-9378 こちらのページからも直接申し込みもできます。
前編「木質バイオマス発電を考える」も残部があります。こちらも合わせて申込可能です。

01

A4版カラー印刷、55p

【目次】
◉第1部 放射能汚染木を燃やす木質バイオマス発電は安全なの?
除染廃棄物すらバイオマス燃料に
法規制はどうなっているか
福島県の放射能汚染バイオマス利用の背景
薪ストーブの危険性

◉第2部 セシウム粉じんをまき散らす汚染木バイオマス発電と放射能ごみ焼却
全国各地で建設ラッシュ 木質バイオマス発電とは
燃やすとどうなる汚染木材・放射能ごみ
「バグフィルタで99.9%回収」は本当か?
バグフィルタは日常的にトラブル発生
環境省の緩い基準では放射能漏れを発見できない
問題は飛灰中に大量に存在するセシウムを含む微小粒子漏れ
バグフィルタのセシウム粉じん漏れをリネン吸着法で立証
放射能ごみ焼却炉の排ガス精密測定で微小粉塵漏れを立証
大崎市玉造クリーンセンター周辺住民の尿検査で明かな内部被ばく

 

【「はじめに」より抜粋】
 この冊子は2018年11月発行のブックレット「木質バイオマス発電を考える」の続編です。毎月オンラインで学習会を開催している「女川原発再稼働と選挙web会議」からの依頼による、和田央子(放射能ゴミ焼却を考えるふくしま連絡会)と青木一政(ちくりん舎)の講演資料をもとに、解説を付けたものです。

 今読み返してみると、第1編は、放射能汚染木を燃やす木質バイオマス発電に警鐘を鳴らした序章に過ぎませんでした。福島県田村市大越町の木質バイオマス発電所の計画は、2017年4月の市長選で新たに本田仁一氏が当選したとたんに、「汚染されていないチップ(ホワイトチップ)のみを燃やす」との前市長の説明を180度ひるがえし「バーク も燃やす」「チップ工場も併設する」「使用するチップは100Bq/kg以下」との方針転換が行われたのです。しかも説明がなされたのは予定地から半径600m以内の世帯のみでした。こうしたなか、地元の人々が「放射能に汚染された木材を燃やして大丈夫なのか?」「これ以上地元に放射能を持ち込まないで」という切実な思いから「大越町の環境を守る会」を立上げ、バイオマス発電誘致反対の署名を5213筆も集めて市長に計画の中止を求めていました。2018年9月には地元で学習会が開催され、それをもとに作成されたのが第1編でした。

中略

 この間、飯館村では県内の樹皮を燃やすバイオマス発電計画が明らかになり、また伊達市や平田村でのバイオマス発電計画も明らかになり進行中です。もはや第1編で私たちが警告したことは現実が明らかにしています。環境省、復興庁、経産省などは原子力ムラと一体となって、福島の汚染した山林をはげ山にして「再エネ」名目でバイオマス発電で燃やし、福島の森林を除染したことにする計画です。実際には落葉によりセシウムは地表面に蓄積され循環しています、セシウムが濃縮された焼却灰は「有価物」としてコンクリート原料などに再利用され、排ガス中のセシウム粉塵は、大気中に漏れ出し風向きや地形などの影響で特定の場所に蓄積しています。皆伐による土砂流出など新たな危険性もあります。
 
 一方で前進したこともあります。宮城県大崎市での放射能汚染廃棄物の一斉焼却反対の住民訴訟では、ちくりん舎が行ったリネン吸着法により、焼却炉からのセシウム粉じん漏れが明確になりました。また原告が要求し裁判所も認めた排ガス精密調査で、被告大崎市が根拠とする国立環境研のバグフィルタの集塵率の3~12倍のばいじん漏れが明らかになりました。排ガスによるセシウム濃度の高かった地域の住民の尿検査でも、他地域と比べおよそ2倍程度、体内にセシウムを取り込んでいる実態が明らかになりました。このレベルは南相馬市の北西部に住む住民と同じレベルです。まさに放射能の「ばらまき」です。
 
 このような放射能のばらまきを止めるには、粘り強く実態を調べ、宣伝し、ひとりでも多くの人が声を上げることが重要です。本ブックレットが、そのような動きの一助になることを願っています。この続編の発行のきっかけを与えていただいた「女川原発再稼働と選挙web会議」他、関係者の皆様に感謝いたします。

【送料の目安】
3冊まで80円

« 2022年4月 | トップページ | 2022年6月 »