速報 規制委が率先して運転期間40年の撤廃に動く
みなさまへ
本日の規制委員会で、新任の山中委員長により、GX方針で問題となった原発の
運転期間の延長に関して、現行の運転期間40年の原子炉等規制法にある定めを
外すことを積極的に容認する動きがあったので急ぎお知らせします。
山中委員長は今日の規制委員会に資源エネ庁を呼んで、GX方針のうち、運転期
間延長について説明させました。説明は非常にわかりにくいものでしたが、運転
期間に停止期間を含めないことと、60年を超えて運転できるようにして欲しいと
の話をしていました。
エネ庁を退席させたあと、山中氏が委員に確認したのは「運転期間は政策上定め
られたものであって規制委が意見を述べる事項ではない」とする令和2年の文書
についてでした。委員はこれに変更はないと回答しました。
https://www.nra.go.jp/data/000323916.pdf
そのあと、山中氏がまとめの発言をしました。記者会見での話も含めると、以下
のようだったと思います。
・原子炉等規制法(規制委が所掌)では、運転期間の定めと高経年化した原発の
安全確認がセットで定められているが、このうち、運転期間について、エネ庁か
ら、推進側の(経産省が所掌の)法律に移す方針が示された(直接的にそのよう
な話はなかったように思いますが…)。
・運転期間については、令和2年の文書で、規制委が意見を述べる事項ではない
ことを既に確認している。
・規制委が所掌の原子炉等規制法から運転期間についての記載が抜けることにな
るが、それでも高経年化した原発の安全規制に支障をきたさないように法整備を
しなければならないので検討するよう規制庁に指示する。
規制委員会
https://www.nra.go.jp/disclosure/committee/kisei/010000766.html
定例会見
https://www.youtube.com/watch?v=fIl-EBWZ5CI
阪上 武(原子力規制を監視する市民の会)
« 茨城県が避難所のスペースについて県民から意見募集 | トップページ | フクロウ通信第43号が発行されました »
「原発再稼動問題」カテゴリの記事
- 5/1<院内集会&政府交渉>むつ核燃料貯蔵施設・柏崎刈羽原発の稼働中止を求める(2024.04.16)
- 明日の14時から 連続オンライントーク第1回 能登半島地震からの警告(2024.03.27)
- 能登半島地震と原発周辺の活断層の過小評価(2024.03.17)
- 1/31<要請行動>「原発動かさないで」能登半島地震で露呈した原子力防災指針の欠陥(2024.01.28)
- <抗議声明>柏崎刈羽原発の運転禁止解除に抗議する(2023.12.28)
コメント