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8月9日、ちくりん舎オンライン学習・懇談会ー放射能拡散や事故多発の木質バイオマス発電のいま が開催されました。当日は長野県、栃木県、埼玉県、福島県を始めとして、各地からの参加と報告がありました。
各地それぞれの状況も異なる中、発表や報告された方には短い時間しか取れず、また質疑や議論も深めることが不十分であったことをお詫びします。一方で各地の実情がある程度共有できたことは今後の各地の運動の連携のための基礎ができたのではないかと考えています。
当日の録画(編集済み)ができましたのでお知らせします。録画は下記からご覧になれます。
ご感想がいくつか寄せられましたので紹介します。
・時間が足りないほど充実し、かつ現実に各地で多くの問題が発生しているということだったと思います。私は各現地で闘っている方々のお話を伺うことがとても勉強になると思っていますので、今後も続けてください。数団体のお話を絞って聞く会や、俯瞰して共通する問題を深堀りする会等に分けてやるとよりこの問題をとらえやすいと思いました。バイオマスそのものの欺瞞性を扱う会もやってください。
・期待以上の濃い内容の会に参加できて、本当に運が良かったと思っております。どうもありがとうございました。会に参加した段階では私自身は知らなかったのですが、私の暮らす高知県四万十町内の森林組合が集成材工場の跡を木質バイオマス発電所にする話があると後から聞いて、心底驚きました。その話を聞かせてくれたのは若い町議会議員の友人で、彼女もまだ詳しいことを把握していないので、次の議会で質問してみるとのことです。まだ火種の段階ならいいのにと思っていますが…
学習・懇談会終了後も関係者の懇談が続き、そこでも、是非この企画を続けて欲しいとなどの要望がありました。どのようなやり方が良いか、ちくりん舎の仲間、参加された皆さま他と相談しながら次の企画を考えたいと思います。
ご報告された方々を始め、皆さまに感謝いたします。
みなさまへ(拡散希望)
http://kiseikanshi.main.jp/2024/08/09/22334455/
ご協力いただいた「むつ核燃料中間貯蔵の安全協定締結をやめ
計画を白紙に戻すよう求める緊急署名」につきまして、本日8月9日、青森県庁にて県の原子力安全対策課の職員に提出しました。8月1日正午に開始した署名は、8月8日正午までの7日間に、実に12,054筆
68団体を数えました。青森県を含め、全国各地から賛同いただきました。これ以上、行き場のない核のゴミを増やしてはいけないという思いが全国に広がっていることを実感しました。提出した署名の表書きを添付します。
今回は「核のゴミから未来を守る青森県民の会」の要請行動の中で提出させていただきました。青森県内各地から参加があり、むつから栗橋さんも駆け付けました。
提出の際、短期間に12,000人を超える賛同があり、これを重く受け止めて欲しいこと、「搬出先は六ヶ所再処理工場を想定」との経産大臣の発言は根拠がなく、空約束にすぎないこと、六ヶ所再処理工場にはレッドセルと呼ばれる放射能汚染で入室もできない区画が多くあり、動かしてはいけない施設であること、このような施設が50年以上も稼働しているなど考えられないこと、敦賀2号機の不許可により、親会社の日本原電は会社の存在も危ぶまれ、安全協定は白紙にすべきことなどを口頭で伝えました。
青森県知事宛て署名提出 要請文はこちらからダウンロードできます
提出後のやりとりで、県職員は、経産大臣が六ヶ所再処理工場への搬出について、課題を検討し、エネルギー基本計画にも書き込むとしたことを評価したと述べていました。こちらから、技術的な根拠がなく、県民説明会のときと状況に変わりはないこと、課題を検討するというのであれば、その結果が出るのを待つべきではないかと返しました。
安全協定の締結式はこの後、午後4時からとなっています。それに合わせて、県庁前と締結式の会場前にて、抗議アピールを行います。搬入を止めるまで頑張りましょう。
阪上 武(原子力規制を監視する市民の会)
みなさまへ(至急の拡散を希望します)
〇 敦賀2号機の不許可が決まりましたね。原電は再調査・再申請で粘るようですが、そうなると関電、中部電、北陸電は高額の維持費を払い続けなければならず、消費者の負担にもなります。廃炉しかありません。むつ中間貯蔵に使用済み燃料を運ぶ必要はなくなります。原電という会社そのものの存続も不確かな状況です。搬出搬入に責任を負うことはできません。むつ中間貯蔵は計画を白紙に戻すしかありません!
〇 署名は1万筆を超えました!8日正午締切りです。9日午前に青森県庁にて提出します。引き続き、賛同・拡散のほどよろしくお願いいたします!
阪上 武(原子力規制を監視する市民の会)
むつ核燃料中間貯蔵の安全協定締結をやめ
計画を白紙に戻すよう求める緊急署名
https://kiseikanshi.main.jp/2024/08/01/22222-2/
署名こちらから(個人)https://chng.it/MzSpbS82d2
フォーム(団体・個人)https://forms.gle/tzwYVZ76qY2BR4ur9
むつ中間貯蔵について、青森県宮下知事は搬入の前提となる安全協定締結の意向を示しました。宮下知事は、斎藤経産大臣の「搬出先として六ヶ所再処理施設を想定している」との発言により「懸念は一転」など述べています。50年後に六ヶ所再処理工場が稼働しているなんの保障にならないことは現実が示しています。そのことを宮下知事はよく承知をしているはずです。
また、安全協定と同時に、事業者及び電力2社と「事業の継続が困難になった場合は搬出する」との覚書を交わすことも決めたとのことです。しかし、搬出に責任を負う電力のうち日本原電は、敦賀2号機が不合格となり会社の存続すら危うい状況にあります。そのような会社との覚書など意味はありません。計画そのものを白紙に戻すべきです。
むつ中間貯蔵について、安全協定締結をやめ、計画を白紙に戻すよう青森県宮下知事に求める緊急のネット署名を立ち上げました。安全協定の調印式は8月9日に行わますが、その日の午前中に県宛てに提出します。締切りは8月8日の正午です。急ぎ拡散をお願いします!
むつ核燃料中間貯蔵の安全協定締結をやめ
計画を白紙に戻すよう求める緊急署名
署名こちらから(個人)https://chng.it/MzSpbS82d2
フォーム(団体・個人)https://forms.gle/tzwYVZ76qY2BR4ur9
締切り:8月8日正午 8月9日提出予定
よびかけ:原子力規制を監視する市民の会/規制庁・規制委員会を監視する新潟の会/国際環境NGO FoE Japan
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青森県知事 宮下宗一郎様
貴殿は8月9日に、青森県むつ市に建設中のむつ中間貯蔵施設に使用済み核燃料の搬入を認める安全協定を締結しようとしています。私たちはこれに強く反対します。県民説明会、むつ市民説明会で示された住民の反対や懸念の声に真摯に向き合うべきです。むつ中間貯蔵が原発・核のゴミ捨て場となる可能性は高く、だまし討ちのようなやり方で搬入を進めるべきではありません。
経済産業大臣は、7月23日に貴殿が面会した際に、「六ヶ所再処理工場への搬出を想定する」と述べ、貴殿はこれを評価されています。しかし、六ヶ所再処理工場は、建設から31年経っても完成の目途はありません。試運転から数えても既に18年経ち、放射線汚染で入室できない「レッドセル」と呼ばれる区画が多数存在し、実際の検査も耐震補強もできません。このような施設が50年後にも稼働が継続するとはとても考えられません。経済産業大臣の発言が、50年後に稼働していることのなんの保証にもならないことは、貴殿もよく承知をされていると思います。
また貴殿は、安全協定締結に際して、「事業継続が困難になった場合の搬出」について、事業者及び親会社の電力2社と覚書を交わすとしています。
しかし、搬出に責任を負う親会社の日本原電は、敦賀原発2号機の審査について、原子力規制委員会による「不適合」の判断により、再稼働は絶望的となりました。使用済み核燃料を搬出する必要もなくなりました。会社の存続すら危ぶまれる状況です。責任能力が失われたといってもよく、覚書を交わす意味はなくなりました。むつ中間貯蔵は計画を白紙に戻すべきです。
もう一つの親会社である東京電力にしても、搬出先確保の前提となる原発のプルサーマル計画について、住民の信頼回復から始めなければならない状況です。県民説明会においても、計画の見通しを示すことができず、50年後の搬出先を特定することもできませんでした。
下北半島を核のゴミ捨て場にしないでください。むつ中間貯蔵へ使用済み核燃料を搬入しないでください。安全協定の締結をやめ、計画を白紙に戻すよう強く求めます。
8月8日正午締切り 8月9日提出予定
よびかけ:原子力規制を監視する市民の会/規制庁・規制委員会を監視する新潟の会/国際環境NGO FoE Japan
署名こちらから(個人)https://chng.it/MzSpbS82d2
フォーム(団体・個人)https://forms.gle/tzwYVZ76qY2BR4ur9
阪上 武(原子力規制を監視する市民の会)
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