【集会報告】仙台にて…プルサーマル 今、現地で何が
仙台の集会は、仙台、石巻の他、福島、東京、静岡、名古屋、関西、佐賀から集まり、さながらプルサーマル全国集会でした。
福島の佐藤さんは、国がプルサーマルをそれこそ「ブルドーザーのように」強引に進めている現状と危機感を訴え、6日の県へ使用済燃料プール水漏えい問題を中心とした申し入れについて賛同の呼びかけていました。
大阪の小山さんは、設置変更許可申請書から輸入燃料体検査申請書への段階の違い、使用済MOX燃料の問題、特に米国で燃料プールからの漏えいによる環境汚染が社会問題になっている点について、共通の課題として行こうとの提起がありました。
佐賀の石丸さんは、裁判闘争への支援の呼びかけ、運動の一番後ろにくっついていた主婦が原告団長を決意する話は感動を呼んでいました。
多々良さんが3人の話をまとめたあと、プルサーマル公開討論会を実現させる宮城の会を発展的に解消し、仙台での新しいネットワーク「プ ルサーマルいらねット仙台」立ち上げ宣言をして終わりました。
プルサーマル 今、現地で何が…―玄海、高浜、福島そして女川―
今年3月、村井宮城県知事は、石巻市長、女川町長とともに、女川原発3号機でのプルサーマ ルの実施に同意しました。しかしそれは、この間の「対話フォーラム」などでの、プルサー マルには資源節約の有効性がないこと、使用済のMOX燃料の処分方法が未だ決められていないこと、いまよりさらに安全余裕がなくなり、しか も高くつくなど、多くの疑問・批判を無視しての暴挙でした。
このプルサーマルは、宮城県の女川だけの問題ではありません。隣の福島県で は、今年中にも長年放置されてきたMOX燃料の装荷の可能性があります。また、昨年国内ではじめてプル サーマルを実施した佐賀県の玄海では、あまりの国の無責任さに対し、裁判を準備しています。
そこで、その福島と玄海で中心的に活動されている佐藤さんと石丸さん、関西電力の高浜原発でのMOX燃料のデータ不正を暴きプルサーマルを中止させた美浜の会の小山さんをお招きして貴重なお話を伺います。この三人の方々と集 う機会を持つことが、今後プルサーマルとどう向き合っていくのかを考えるためにも大変意 味のあることと思い企画しました。
ぜひ御参加いただき、皆さまとともに仙台での今後の取り組みの出発点とし たいと思います。
日時:2010年7月3日(土)開場13時 開会13時30分
会場:仙台市中央市民センター(パルシティ仙台) 5F 第2セミナー室
プルサーマル全国各地からの報告
「緊迫する福島現地から」佐藤和良さん(脱原発福島ネットワーク)
「MOX燃料の問題を追って-使用済MOXの行き場」
小山英之さん(美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会)
「玄海プルサーマル裁判のアピール」石丸初美さん(玄海3号プルサーマル訴訟原告団長)
仙台での新しいネットワーク「プルサーマルいらねット仙台」立ち上げ宣言
主催:プルサーマル公開討論会を実現させる宮城の会
最近のコメント