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2021/04/08

<緊急ネット署名>新交付金で福井の老朽原発の再稼働推進はやめて!

みなさまへ

福井の老朽原発の再稼働を止めるために緊急ネット署名にご協力ください!

───────────────────────
★緊急ネット署名 (締切:4月12日(月)正午)
 25億円の新交付金で、老朽原発の再稼働推進はやめてください
 ネット署名→ https://forms.gle/6qJCzUq9yMNgB4mB9
───────────────────────
要請事項
1.経産大臣は、老朽原発の再稼働推進のための交付金を撤回すること。
2.福井県知事は、老朽原発の再稼働に同意しないこと。
3.福井県議会議長は全員協議会開催をやめ、老朽原発再稼働に同意しないこと

ネット署名呼びかけ団体:
 避難計画を案ずる関西連絡会/
原子力規制を監視する市民の会/
 国際環境NGO FoE Japan/
原子力資料情報室

皆さまへ

国内初の40年超え老朽原発(美浜3号、高浜1・2号)の再稼働を
経産省が提起した25億円の新交付金で、一気に進めようとしています。
原発1サイトに25億円。美浜・高浜で50億円です。

福井県知事は、6日に交付金の提示を受けて、県議会で議論を進めるように求め
ました。県議会議長は、早期に全員協議会を開き、同意に進もうとしています。
9日には、県の原子力安全専門委員会が開かれ、老朽原発の安全性について報告
書をまとめる予定です。知事の同意表明の条件の一つです。

福井県民と周辺地域住民の安全を、金と引き換えに売り渡すなど許されません。
新交付金は、福井に限らず、40年超えの老朽原発を再稼働する地域に適用しよう
としています。

福井県内では連日の申入れや行動が取り組まれています。

★時間がありません。全国から、ネット署名で反対の意思を示しましょう。
ネット署名はこちらから https://forms.gle/6qJCzUq9yMNgB4mB9

◆署名の締め切り:4月12日(月)正午(13日に提出予定)
◆署名の宛先:経産大臣、福井県知事、県議会議長

※オール福井反原発連絡会が取り組まれている紙版署名もよろしくお願いします。
紙版の署名用紙 http://www.jca.apc.org/mihama/saikado/shomei20210402.pdf
署名の案内(直接、県議会議長等にFAX・郵便で送ってください。送り先↓)
http://www.jca.apc.org/mihama/saikado/shomei_annai20210402.pdf


<署名文>・・・・・・・

★25億円の新交付金で、老朽原発の再稼働推進はやめてください

経産大臣 梶山弘志 様
福井県知事 杉本達治 様
福井県議会議長 畑 孝幸 様

経産省は、40年超えの美浜原発3号と高浜原発1・2号の老朽原発再稼働推進のた
めに、一つの原発サイトにつき25億円の新交付金を出すと福井県知事に伝えまし
た。これによって、4月中にも再稼働に同意する動きが加速しています。

福井県知事は、4月6日に県議会議長と面談し、この交付金のこと等を伝え、老朽
原発再稼働の議論を進めるよう求めました。美浜と高浜合わせて50億円の交付金
が県に入ることになります。

県議会議長はこれを受け、6月定例議会を待つことなく、4月9日にも議会各派の
代表者会議を開き、全員協議会を開催し「できるだけ早く進める」と述べていま
す。

新交付金は、福井県民と周辺地域住民の安全を、金と引き換えに売り渡すもの
で、到底許すことはできません。

新交付金は、福井に限らず、40年超えの老朽原発を再稼働する地域に適用しよう
としています。新たな交付金のばらまきによる老朽原発の再稼働推進は、「40年
運転を原則とする」という基本を踏みにじり、交付金漬けによって原発から抜け
出せない構造を作り出すものです。

昨年12月の大阪地裁判決が示したように、原発の地震動は過小評価のままです。
地震規模の「ばらつき」を考慮すれば、美浜3号では現行の基準地震動993ガルが
1,330ガルに跳ね上がります。高浜原発でも同様に700ガルが約1,100ガルに跳ね
上がり、原発の耐震安全性は保証されていません。

また、3月18日に水戸地裁は、避難計画に実効性がないことを理由に東海第2原発
の運転を差し止める判決を出しました。福井の原発の避難計画も実効性はありま
せん。避難先自治体へのアンケート結果では、コロナ禍の避難所は「足りない」
という実態が示されています。

福井県が主催した県民説明会では、老朽原発の再稼働に反対する声が圧倒的でし
た。
福島原発事故から10年の年に、再び事故を繰り返すことがないよう、以下を強く
求めます。

要請事項
1.経産大臣は、老朽原発の再稼働推進のための交付金を撤回すること。
2.福井県知事は、老朽原発の再稼働に同意しないこと。
3.福井県議会議長は全員協議会開催をやめ、老朽原発再稼働に同意しないこと。

2021年4月8日
呼びかけ団体:避難計画を案ずる関西連絡会/原子力規制を監視する市民の会/
国際環境NGO
FoE Japan/原子力資料情報室

 

2021/04/02

FFTV 柏崎刈羽原発の核防護事件~規制委はなぜ設置許可を取消さないのか?

ゲストに新潟市議の中山均さんをお迎えして配信しました。
刈羽村の武本和幸さんにもお話いただきました。

以下にアップしましたのでぜひご覧ください。また拡散のほうお願いします。
https://youtu.be/eLXTrSq_fIc

武本さんの話も含めて「想像」すると

侵入者監視用の監視カメラが冬季の雪による倒木などで頻繁に壊れた。東電はこ
れを故障とだけ報告すると問題になるので、代替措置をとったと報告するのを
「慣例」にしていた。そうすれば「軽微」の扱いになり報告だけで済む。これが
3年以上前から続いていた。抜き打ち検査により、監視カメラの代わりに警備員
を立てるという代替措置が機能していないことがわかった。

ということでしょうか?更田委員長は抜き打ち検査を自慢げに語るけど、ID不正
の内部告発がなければ何もやらなかったはずです。設置許可の取消しを求める一
方で事件化してこなかった規制当局の責任も追及していきましょう。

阪上 武

2021/03/28

<イラストチラシ>東海第二原発・避難問題/柏崎刈羽原発・核防護問題

みなさまへ(拡散希望)

昨日、日比谷公園で行われた反原発集会で、東海第二原発の勝訴判決と広域避難
計画の実効性についてのもの、柏崎刈羽原発の核防護問題で原子炉設置許可の取
消しを求めるもの、二種類のイラスト付きニュース(チラシ)を配布しました。
イラストは高木章次さんです。

ぜひご一読ください。

<イラストチラシ・監視しようニュース>

東電に原発運転の資格なし設置許可取消し!柏崎刈羽原発を廃炉に!
http://kiseikanshi.main.jp/2021/03/28/122233333/

東海第二原発勝利判決!広域避難計画に実効性なし
http://kiseikanshi.main.jp/2021/03/28/166445/


阪上 武(原子力規制を監視する市民の会)

2021/02/26

FFTV 柏崎刈羽原発ID不正事件と東電の「適格性」

みなさまへ(拡散希望)

明日になりました。ネット配信のご案内です。柏崎刈羽原発では核防護上の新た
な重大事案も発生しています。ぜひご視聴ください。

2021年2月27日(土)20:00~21:00

FFTV
柏崎刈羽原発ID不正事件と東電の「適格性」
ゲスト:武本和幸さん(原発反対刈羽村を守る会)
http://kiseikanshi.main.jp/2021/02/25/123333-2/

Zoomでの参加は以下からお申込みください
https://forms.gle/uPsg9gWE8ETw7ay9A

YouTubeでのライブ視聴はこちらから
https://youtu.be/vb8uNZmxFEY

柏崎刈羽原発で社員が他人のIDで制御室に入室した事件が発覚しました。事件
では、入室前チェックで本人認証の不一致からエラーが出たにもかかわらず、警
備員がわざわざ認証情報を書き換えてパスさせていたことも問題になっています。

事件発生は昨年9月ですが、東電は規制庁には知らせたが公表せず、規制庁も公
表せずに隠蔽に加担していました。それだけでなく、直後に適合性審査では最後
となる保安規定を合格させていました。保安規定には「福島第一原発事故を起こ
した東電が原発を設置・運転する適格性」に関する項目が入っていました。

事件について規制委の更田委員長は、安全上の問題はなく保安規定違反ではない
としています。その一方で、核防護規定に違反する恐れがあり、その場合再審査
で認可されない限り柏崎刈羽原発の運転は事実上ありえないとしています。

柏崎刈羽原発で核防護上の新たな重大事案も発生しています。福島第二原発でも
同様な事案が報告されています。しかし、核防護を理由に具体的な中身は明らか
にされていません。

FFTVでは柏崎刈羽原発の地元刈羽村で反対運動に取り組み、東電が不正を繰り返
す体質を熟知する武本和幸さんをゲストに迎え、ID不正入室事件の本質と東電
の適格性・再稼働のゆくえについてお話いただきます。

2021/02/04

2/8 FFTV 原発推進大合唱 異様なエネルギー基本計画の改定議論/ゲスト:吉田明子さん

FFTV 原発推進の大合唱 異様なエネルギー基本計画改定議論

2021年2月8日(月)20:00~21:00
ゲスト:吉田 明子さん(FoE
Japan)

Zoomでご参加の方は以下からご登録ください
http://bit.do/FFTV
YouTubeでのライブ視聴は以下から
https://youtu.be/HAhpoI_ImlM

今年はエネルギー基本計画の改定が行われます。既に経済産業省の分科会で議論
が始まっています。

2050年のCO2実質ゼロの具体化が大きなテーマですが、分科会の議論は、業界団
体に関係する委員が、この機に原発を進めよ、新規立地を書き込め、原発依存を
下げるとの文言を削除せよと経産大臣に迫る異様な状況となっています。

再エネの見通しを低く見積もる一方で、水素やアンモニアを石炭などと混焼する
火力発電も脱炭素電源とみなせという声も強く。多くの問題をはらんだ展開とな
っています。

ゲストに吉田明子さん(FoE
Japan)をお迎えして、エネルギー基本計画改定議
論の問題点を明らかにし、それに対する市民の働きかけとして「あと4年」キャ
ンペーンを紹介します。

Zoomでご参加の方は以下からご登録ください
http://bit.do/FFTV
YouTubeでのライブ視聴は以下から
https://youtu.be/HAhpoI_ImlM

阪上 武

2021/02/02

新潟県の技術委員会で基準地震動の「ばらつき」について質疑

みなさまへ

風雲急を告げている柏崎刈羽原発についてです

新潟県の技術委員会で、一方的に解任の方針が告げられている新潟大名誉教授の
立石雅昭さんが、昨年12月に、大阪地裁での大飯原発設置許可取消しの判決を
受けて、柏崎刈羽原発の基準地震動の「ばらつき」の考慮について質問を出して
いて、東電からの回答が新潟県のHPにアップされています。

立石さん解任の動きはこうした議論を封じるものでもあります。解任に反対し柏
崎刈羽原発の安全性や避難計画の実効性についての検証作業を継続させなければ
と思います。

<FFTV
動画>立石さんの解任問題と基準地震動の見直しについて(資料あり)
http://kiseikanshi.main.jp/2021/01/26/16788/
https://youtu.be/9U0yJXf001I

東電は25日から柏崎刈羽原発の安全対策工事について地元説明会を開始してい
ますが、他人のIDで操作室に入った問題に加えて、実は安全対策工事が終わって
いなかった問題が浮上し紛糾しています。

阪上 武(原子力規制を監視する市民の会)

**********************************

新潟県技術委員会 令和2年度第7回
資料No.2 P29
https://www.pref.niigata.lg.jp/uploaded/attachment/246592.pdf

耐震評価
(立石委員
令和2年度第6回技術委員会 追加コメント
2020年12月7日)

12月4日に大阪地裁で出された関西電力大飯原子力発電所の設置許可は違法とす
る判決について,原子力規制委並びに東京電力の見解を問うとともに,規制委の
審査が違法とされた論拠「経験式のバラツキ」に対して,東京電力は柏崎刈羽原
子力発電所の基準地震動算定の際にどのような考慮を行ったのか,又,原子力規
制委はこの東京電力の算定を妥当だと判断した経緯を明らかにされたい。

(回答)
・国に対する行政訴訟であること,また,他社の発電所に関しての訴訟であるこ
とから,当社は判決について見解を申し上げる立場にはありません。

・柏崎刈羽原子力発電所の基準地震動は,断層をさらに保守的に連動させたケー
スも考慮するなど,平均より大きな規模の地震も考慮して保守的な評価となるよ
う策定しています。

***********************************

大阪地裁での裁判において、国側は東電と同様の主張を行いました。判決にも
「参加人(関電)は、本件申請において…断層が連動する場合も考慮することと
したため、震源断層面は、参加人が当初設定しようとしたものよりも、不確かさ
(ばらつき)を考慮して大きく設定されている」とあります。

しかし双方が主張立証した結果、判決は「このような不確かさ(ばらつき)は、
本件ばらつき条項の第2文において問題とされている、経験式が『平均値として
の地震規模』を与えることから考慮を要請される地震規模(地震モーメント)の
ばらつきとは相当異質なものであ」る(判決P130~131)としています。

最終的に「本件ばらつき条項の第2文は、不確かさを考慮して設定された複数の
震源断層面積について、それぞればらつきを考慮した地震モーメントの値を算出
するか、他の震源特性パラメータの設定に当たりこれと同視し得るような考慮な
ど、相応の合理性を有する考慮をして基準地震動を策定すべき旨の定めであると
解するのが相当である」(判決P133)と結論しています。「不確かさ」と「ばら
つき」は別々に考慮しなければならないということです。

判決文
http://www.jca.apc.org/mihama/ooisaiban/hanketu1_20201204.pdf

東電は、不確かさを考慮して設定された複数の震源断層面について、それぞれ経
験式のばらつきを、地震モーメントに標準偏差を上乗せするなどして考慮した地
震モーメントの値を用いた評価を行う必要があると思います。

柏崎刈羽原発の基準地震動(Ss-1~Ss-8)のうち、長岡平野西縁断層帯の地震の
断層モデルによる地震動であるSs-4については、裁判で主要に問題になった経験
式である入倉・三宅式が用いられています。ばらつきを考慮した場合、周期によ
っては他のどの基準地震動よりも大きくなる領域が生じることになり、基準地震
動の見直しは必至となります。

また、長岡平野西縁断層帯の連動による地震の断層モデルによる地震動であるSs
-6についても、入倉・三宅式と同様の経験式が使われており、同じく、基準地震
動の見直しが問題となります。

さらに、中越沖地震を起こしたとされるF-B断層の地震の断層モデルによる地震
動について、経験式を用いた評価については、他の基準地震動を上回る周期領域
がないことから、基準地震動に採用されていませんが、ばらつきを考慮した場合
には、他のどの基準地震動よりも値が大きい周期領域が生じる可能性があり、そ
の場合には、基準地震動として追加しなければなりません。

いずれにしろ、定量的な評価を提示して説明すべきです。

原子力規制を監視する市民の会による考察
http://kiseikanshi.main.jp/wp-content/uploads/2021/01/kashiwazaki-kariwa-kijunjishindo.pdf

2020/12/24

<政府交渉報告>大飯原発設置許可消しについての院内集会&対政府交渉

みなさまへ(拡散歓迎)

本日参議院議員会館にて、大飯原発設置許可取消し判決をめぐり院内集会と政府
交渉が行われました。

集会には、原告共同代表の小山さん、アイリーンさん、原告の島田さん、武藤さ
ん、福井の原告の石地さんも参加されました。FoEの満田さん、技術スタッフの
松本さん、会場には後藤さんとメディアのみなさん、院内集会に立憲の山崎誠議
員、政府交渉には設定をお願いした福島みずほ議員が参加されました。ズームと
YouTubeのオンライン参加を含めて80名近い参加となりました。

動画は以下で視聴できます
https://youtu.be/A1pCw9Exf6U

交渉には、原子力規制庁の法務部と実用炉審査部門と企画調整課から参加し、う
ち法務部と実用炉審査部門の地震担当の人が主に対応しました。


◆訴訟当事者であることを理由に発言を遮る原子力規制庁の法務部

法務部の人は決まり文句のように「本日は大飯原発の判決についての意見交換と
聞いているが、訴訟に関わる内容について、訴訟当事者が法定外で議論するのは
適切ではない」と繰り返し、回答を拒否する場面が何度もありました。

もともとこの場は、判決が出る前から準備をしていました。金曜日の判決後、次
の月曜日及び木曜日の設定に対しては、議論したことが証拠として不利に使われ
るおそれがあるので何も言うことができない、控訴の判断を期限までに行わなけ
ればならず担当者全員が忙しい、などという理由で断ってきました。控訴期限の
後に改めて設定してようやく実現したものです。

その一方で、更田委員長は「解釈がおかしい」「内向きのサービスでつくったガ
イドを勝手に解釈された」「理系でないとわからない」などと判決を小馬鹿にし
て言いたい放題。原子力規制委員会の名で「基準地震動の策定に係る審査につい
て」なる文書を出し、判決のはの字もないのに内容は判決を批判するものになっ
ていて、これも裁判外で言いたい放題。

こちらからは、「基準地震動の策定に係る審査について」については説明責任が
あるはず。更田委員長も言うように、被告は国であり、原子力規制委員会ではな
い。その事務方としての原子力規制庁と市民との意見交換であり、被告対原告の
場ではない、この場には原告でない人もいるが、原告が出て行けば話すのか、福
井に説明に行ったときも何も答えないのか?などと述べ、具体的な回答を求めま
した。最後は福島みずほ議員が「ここは国会です」「『なぜばらつきを考慮しな
かったのか』という単純な問いかけに明快に回答して欲しい。それくらいできる
でしょう」と一喝。

こうしたやりとりもあって、法務部の横にいった実用炉審査部門の地震担当が、
法務部の妨害をかわしながらかろうじて答えてくれました。


◆ばらつき条項が福島原発事故後に追加された意味

やりとりでは、まず「基準地震動の策定に係る審査について」にある「入倉・三
宅式を用いて地震モーメントを計算する際、式の基となった観測データのばらつ
きを反映して計算結果に数値を上乗せする方法は用いていない。」との文言につ
いて、上乗せしてばらつきの考慮することはやられていないことを確認。

そしてそれが、ガイドのばらつき条項に反するのではないかと。問題の条項はガ
イドの以下の2文。このうち第二文がばらつき条項です。

(1)震源モデルの長さ又は面積、あるいは1回の活動による変位量と地震規模
を関連づける経験式を用いて地震規模を設定する場合には、経験式の適用範囲が
十分に検討されていることを確認する。
(2)その際、経験式は平均値としての地震規模を与えるものであることから、
経験式が有するばらつきも考慮されている必要がある。

実用炉審査部門の地震担当の人は、(1)と(2)は一体だとしながら、ばらつ
きについては触れず、経験式の適用範囲について、すなわち(1)についての説
明に終始しました。(2)については、(1)の経験式の適用範囲についての検
討に際して認識すべきことを述べただけにすぎないと。

これに対し原告・市民側は、(2)は当初はなかった。それが福島第一原発事故
を経験し、時間をかけた審議の結果、新規制基準として新たに追加された経緯を
考えて欲しい、(2)については、不確かさの考慮とは独立に、ばらつきの考慮
をそれはそれでやりなさいとしか解釈のしようがないと指摘。

地震担当の人は神妙な面持ちで聞いていました。いろいろと説明を試みて、真面
目な人のようですが、白を黒というために必死に説明するのはやめて、黒を黒と
認めてはどうかと思いました。

大阪地裁での裁判では、裁判所が、ばらつきを考慮した場合の定量的な評価と合
わせて、第二文のばらつき条項が、福島第一原発事故後に追加された意味を考え
よと、被告に釈明を求めたということですが、その意味について、私自身も理解
が進んだと感じました。

東日本大震災で被災し、放射能の恐怖を肌で感じた武藤さんから、ばらつき条項
が福島第一原発事故後に追加されたことの意味は大きいとする発言がありました。

ばらつきと不確かさの関係など、いくつかすっきりしたところがありました。そ
れと規制庁の現場が、説明がつかないことを説明しようとしてあくせくしている
こともわかりました。みなさんお疲れさまでした。ありがとうございました。

阪上 武(原子力規制を監視する市民の会)

2020/11/10

原発の広域避難問題で院内集会と政府交渉を準備しています

みなさまへ

原発の広域避難計画について、院内集会と政府交渉を準備しています。ぜひご参
加ご協力のほどよろしくお願いします!

阪上 武

*******************************

原発の広域避難計画については、コロナ対策や屋内退避の効果について各所で問
題になっていると思います。コロナ対策については、避難車両の追加や避難所で
のスペースの確保が具体的に問題になっています。また屋内退避について内部被
ばくについては陽圧化装置を付けない限り、低減効果は期待できないことが、内
閣府のレポートからも明らかになっています。広域避難計画の抜本的な見直しを
求め、原発の再稼働を止めていければと思います。

各地(仙台、新潟、茨城、首都圏、関西、九州)に声をかけ、原発の避難計画を
テーマとした院内集会と政府交渉を実施したいと思います。

◆原発避難計画を考える院内集会&政府交渉

日 時:12月1日(火)14:00~17:00
場 所:参議院議員会館にて
テーマ:コロナ対策及び屋内退避問題
相手方:内閣府原子力防災・原子力規制庁
形 式:リアルとオンラインの併用

院内集会は、各地からの報告と屋内退避問題について問題提起。新潟県の避難の
検証委員会の委員でもある大河弁護士にもご参加いただきます。

阪上 武

 

2020/09/16

<解説動画>屋内退避では被ばくは避けられない問題

みなさまへ(拡散希望)

屋内退避では放射線ヨウ素などによる内部被ばくを十分低減できないことが、今
年3月の政府報告書から明らかになることが、8月30日付東京新聞のこちら特報
部で報じられました。この「屋内退避問題」について解説した動画をアップしま
したのでお知らせします。

政府報告書からわかった
原発事故:屋内退避で被ばくは防げない!

https://youtu.be/hR06gx97u0o

YouTubeでいつでもご覧いただけます。

レポートから、陽圧化(1施設2億円の大掛かりな換気装置でPAZ内の施設で工
事が行われているところもある)が行われていない建屋では、高気密であっても
内部被ばくは3割程度しか低減しない、ことがわかります。高気密でなければ低
減効果はさらに小さいことになります。

以下がそのレポートです。

原子力災害発生時の防災措置-放射線防護対策が講じられた施設等への屋内退避
-について[暫定版](令和2年3月)内閣府(原子力防災担当)/日本原子力
研究開発機構 原子力緊急時支援・研修センター
https://www8.cao.go.jp/genshiryoku_bousai/pdf/02_okunai_zantei_r.pdf

いま女川・柏崎刈羽・東海第二原発など東日本の沸騰水型原発は再稼働に向けて
地元同意が問題になっており、西日本でも老朽炉の再稼働などで、原子力防災・
避難計画の実効性が大きな焦点になっていると思います。

いま感染症対策への対応が迫られていますが、原発の避難計画の見直しは遅々と
して進まず、感染症対策とは両立せず、実効性がないことがますます明らかにな
っていると思います。この「屋内退避問題」はそれと並んで、全国すべての立地
地域で問題になることだと思います。

阪上 武(原子力規制を監視する市民の会)

 

2020/07/07

関電火山灰問題で審査請求棄却の通知がきました

みなさまへ

関電火山灰に関する審査請求について、規制委から棄却の通知がきました。審査
請求を通じて、新知見により危険性が明らかになっても原発を止めない規制委の
姿勢が明らかになりました。

●審査請求の経緯

規制委は、2018年12月17日の火山灰濃度規制の強化にともなうフィルタ交換手順
等を定めた関電大飯原発及び高浜原発保安規定の認可処分を下しました。この認
可処分は、火山灰の厚み10センチを前提としていました。

ところが同じ時期、京都の火山灰層に関する知見により、関電原発の火山灰の厚
みは25センチ程度にすべきであることが明らかになりました。規制委は同年12
月12日に関電に対し、原子炉設置許可の変更の前提となる報告聴取命令を出して
いました。

火山灰の厚みが2.5倍になれば、火山灰濃度も2.5倍に。するとフィルタが目詰ま
りする時間は2.5分の1となります。交換手順を変えなければいけません。しかし
規制委は、認可期限が年末に迫っていたことから、原発を停止させないために、
ダメだとわかっている10センチを前提とした保安規定に認可を下したのです。

この認可処分が、火山などの外部事象に対しても安全性を保つことを要求する基
準規則に違反するとして、2019年3月13日に、行政不服審査法に基づく審査請求
を行いました。総代は私と島田清子さん、児玉正人さんの3名、審査請求人とし
て130人余りのみなさんに加わっていただきました。多くのみなさんにご協力い
ただきました。ありがとうございました。

●審査請求と執行停止の申し立てはいずれも棄却

認可の取り消しを求めるとともに、原発の安全性が維持できない状況であること
から、原発の停止を求める執行停止の申し立ても同時に行いました。今般これを
いずれも棄却するとの書面が送付されてきました。

棄却の理由は、1.基準規則は設置許可には適用されるが保安規定認可には適用
されない、2.当面は既許可の基準(10センチ)で認可を行うと審査会合の場
で決めた、3.執行停止命令については緊急性が主張されていない、という非常
に形式的なものでした。緊急性についてこちらは、火山噴火が予測できないこと
から、いつ噴火してもおかしくないと主張しましたがそれには触れていません。

●バックフィットといいながら原発を止めない規制委

私たちは、間違っていることがわかっていながら認可を下したことについて、手
続上の問題だけでなく、実際に火山噴火があった場合に対応できないことから、
安全上の問題としても提起しました。

審査の過程で、問題の2018年12月の時期に、原発を止めないために、火山灰の厚
みが基準不適合であるとの認定を先送りにする案を秘密会合で検討していたこと
毎日新聞のスクープで明らかになりました。

規制委は、2019年6月にようやく、設置許可の基準不適合により、再審査のバッ
クフィット命令を下しました。ところがここでも原発を止めようとしません。

大山は活火山ではないから当面の噴火はないとの理由ですが、決判断基準も不明
で、専門家から意見を聞くこともしません。これは口頭意見陳述会の場でも確認
したのですが、規制委は、原発の停止を求めるか否かについて検討する会合を一
度も開いていませんでした。

福島原発事故は、津波について新知見への対応を、原発を動かしながらだらだら
と検討する間に起きてしまいました。その反省から、新知見に対する対応を原発
を止めて行うことにしたはずです。それがバックフィットであったはずです。

実際には、バックフィット命令はこの関電のケースしかなく、ただ一つのケース
についても原発を止めない姿勢は福島原発の事故前となんら変わりません。ぜひ
みなさんで批判を集中しましょう。

阪上 武(総代:原子力規制を監視する市民の会)

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