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2020/01/23

福島県「聖火リレーコース線量調査」が示す放射能汚染状況

福島県は1月21日「聖火リレールートにおける環境放射能モニタリング結果」を発表しました[1]。その結果によれば、車道では「平均値は0.04~0.15マイクロシーベルト。測定地点の最大値の0.46マイクロシーベルトは郡山市で記録された」、沿道では「区間の平均値は0.04~0.25マイクロシーベルト。測定地点の最大値の0.77マイクロシーベルトは飯舘村だった」と報道されています。また飯舘村沿道の0.77マイクロシーベルト地点にかんして「ここに4時間滞在した場合の追加被ばく線量は0.003ミリシーベルトで、国の目安の年間1ミリシーベルトと比べて問題ない」との説明があったと報じられています。[2]

[1] 「東京2020オリンピック聖火リレールートにおける環境放射能モニタリング結果情報」
https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/torch-mon-detail.html

[2]聖火リレー「問題なし」 福島県が放射線量を測定 河北新報2020.1.22
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200122_61002.html

これだけでは実態が良くわかりません。福島県発表のデータにもとづいて分析をしてみました。

先ず注目すべきは飯舘村の沿道の放射線レベルが極めて高いことです。下図が飯舘村の沿道調査個所合計404地点の線量の分布を示します。

1

図1 飯舘村沿道

福島県発表では平均は0.25μSV/hです。コース全体の平均が「汚染状況重点調査地域」にあたる0.23μSv/hを超えています。この値以上であれば国の責任で除染が必要な地域として指定される場所です。既に除染は「完了した」としているわけですがこのコース全体が依然として国が定める除染対象区域であることになります。図1からも分かるように0.2μSv/h未満の場所は半分以下の188箇所(47%)です。約半分の場所が国が決めた除染の基準を現在でも満たしていないことになります。

最高の値である0.77μSv/hについて福島県は「ここに4時間滞在した場合の追加被ばく線量は0.003ミリシーベルトで、県は国の目安の年間1ミリシーベルトと比べて問題ない」と説明したと報じられています。しかしここは住民が住んでいる場所です。4時間だけ滞在しているわけではありません。年間で計算すれば6.57mSvに相当します。しかもこれは飯舘村のメインロード脇です。更に放射線量の高いところはいくらでもあります。これが除染が完了し避難指定が解除された飯舘村の現実です。

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図2 川俣村沿道

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図3 葛尾村沿道

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図4 南相馬市沿道

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図5 福島市沿道

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図6 郡山市沿道

図2から図6は今回の調査で比較的レベルの高い場所の線量の頻度分布です。人口の集中する福島市や郡山市でも0.2μSv/hの場所があります。低線量被ばくの影響は確率的です。線量が比較的低くとも被ばくする人口が増えればそれだけがんやその他の疾患になる人数は増えます。このことを考えれば「聖火リレー」は「問題ない」などと言うのは、オリンピックありきで、そこに住んでいる住民への配慮などしていないという姿勢の表れではないでしょうか。

今回の福島県の調査では聖火リレーコースのみに限定し、かつ地上1m高での空間線量率のみを測定しています。このため周辺住民の居住場所の実態やホットスポットの存在を見落としています。地上1cmの線量や土壌サンプリングによる土壌汚染密度の測定が必要です。

繰り返しになりますが聖火リレーコースは住民が住んでいる場所です。4時間滞在で0.003mSvであれば、住民にとっては年間6.57mSvとなります。聖火リレー時の滞在だけを問題にして住民の年間被ばくを無視することは住民の被ばくへの極めて不当な軽視であると考えます。

空間線量率による外部被ばくだけの評価も問題が大きいと考えます。聖火リレーが行われるのは3月下旬です。春先の乾燥時等に粉じんの吸入による内部被ばくを警戒すべきです。特にランナーや沿道での子どもの応援などに対しては放射能を含んだ粉じんの吸い込みをしないよう注意喚起が必要と考えます。もちろんこれも聖火リレーの時だけが問題ではありません。住民にとって放射能を含んだ粉じんを吸い込まないよう常に注意が必要となります。

安倍政権は「復興五輪」と称して聖火リレーのスタート地点をJビレッジにするなどオリンピックブームによってあたかも原発事故の被害は一掃され復興が進んでいるかのように国内外に発信しようとしています。

しかし今回の福島県の聖火リレーコース調査からでさえ、「復興五輪」と称するオリンピックの開催に無理があることを明らかにしたといえるのではないでしょうか。

 

 

2019/12/12

原告6人が法廷で証言―南相馬20ミリ基準撤回訴訟

昨日12月11日南相馬・避難20ミリ基準撤回訴訟の第17回目の法廷が開かれました。今回はこれまでの長い裁判の中で、初めて原告6人に対する本人尋問が行われました。

Dscf1546

 

法廷に立ったのは南相馬市原町区の3人の区長さん、Kさん、Fさん、Sさん、そして3人の子どもをもつお母さんEさん、那須塩原に一時的に避難していたSTさん、ふくいちモニタリングプロジェクトで周辺の測定をしたり尿検査を受けたHさんの6人。皆さん、法廷で50分近く原告側、被告側代理人(弁護士)からの尋問に答えるのは当然初めての経験であり随分と緊張したことでしょう。しかし皆さん立派にそして生々しく、南相馬市原町区の原発事故後の実態を証言されました。

 

原告側弁護士の皆さんが、住民6人の方の説明をこれまでの準備書面などを示しながら実にうまく引き出してくれたのが印象に残ります。


 

・避難指定や解除にあたっての測定は、玄関先と庭の中央など2点のみの測定だったこと。
・本人がいないときに勝手に測って数値の紙だけが残されていたこともあったこと。
・雨どいの下、家の裏側など周辺では高いところが一杯あること。
・解除にあたって説明会で解除に賛成する住民はいなかったこと。説明会で住民が反対意見を言っても「聞く耳を持たなかった」こと。
・避難指定が解除されたため、経済的な理由で戻らざるをえなかったこと。
・若い世代の家族は戻って来ないため消防団や地域の活動、産科、小児科がなくなり、保育園や幼稚園、小学校が閉鎖されコミュニティが崩壊したこと。
・ふくいちモニタリングの皆さんがきちんと丁寧に測っていること。
・50日間の保養で尿検査結果が急激に下がったこと。等々です。

 

それに比べて被告側弁護士の尋問はとてもいやらしいものでした。先に紹介した地域の生々しい実態についての質問は一切ありませんでした。事務的・手続き的な面での質問が続きました。

 

区長の3人は、行政区長と南相馬市の行政嘱託の業務を兼務しています。被告側弁護士は南相馬市の条例を示して、行政嘱託の業務に住民の意見を代表したりまとめたりする権限がないことを質問で迫りました。これに対して、3人はひるむことなく、行政区長と嘱託とは全く別の職務であること。行政区長は行政区の総員から民主的な方法で選出されていること、そして行政区長の役割として、行政区の住民の生命、財産を守ることが役割だとみごとに切り返しました。本当に地域のリーダとして日常から信頼されそして今回の20ミリ裁判でもリーダシップを発揮されていることを堂々と明らかにしたと感じました。

 

いやらしい質問は他にもあります。区長のFさんに対して、避難先の仮設住宅から戻ったのは何時か?と迫り、避難指定解除の前ではないかと質問してきたのです。これに対してFさんは、除染が始まり業者と住民(避難指定されていないので住んでいる住民もいる)との調整役として、昼も夜も業者や住民と話をしなければならなかったこと、そのために家族は仮設にいながら南相馬の自宅で過ごさざるを得なかったことなどを説明しました。

 

また、避難指定解除にあたり、2014年7月と10月と2回ほど通知や説明会があったことをたてにとり、「住民の反対意見で解除を延期しましたね」というような質問をしたのです。これはまさにトリックのような質問です。数か月で汚染状況が変わるわけはありません。住民に解除を通知してそれの反対が強いため、解除のタイミングを見計らっただけのものです。住民の意見を取り入れて解除を延期したなどと、到底いえるものではありません。

 

解除が実際に行われる12月の直前に説明に訪れた高木副大臣(当時)は、「まだ線量が高い」と反対する住民に「お掃除をしましょう」と言って解除したのです。実際に行われたのは枝葉などを掃除してごみ袋に入れておいて帰った、除染ならぬ「お掃除」だったのです。

 

被告側弁護士はこの「お掃除」について、「住民の方が残されたゴミ袋をごみ処分場に持って行くのを手伝いましたよね」と質問しました。家の前に残された「ごみ袋」を住民が善意で、あるいはしびれを切らせて不満ながら片付けたことは事実でしょう。

思わず「ハァ?!」と感じました。この質問をした被告国側代理人は、住民が善意で片付けに協力したことを「避難指定解除に賛成した事実」として裁判官に印象付けたかったのでしょうか。

 

裁判官がこうしたやり取りをどう受け止めたのでしょうか。
原告側弁護士に「最後に裁判長に伝えたいことはありますか」との質問にSTさんは「裁判長、あなたが私の立場だったらどう感ずるのか。自分のことに置き換えて考えていただきたい」と発言されました。

全くその通りだと思います。

 

次回法廷は4月24日となりました。

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Dscf1534

2019/08/29

南相馬20ミリ裁判報告集会で尿検査結果の中間報告

2019年8月28日、東京地裁で南相馬避難20ミリ基準撤回裁判の第16回期日がありました。
東京地裁には雨の中多くの支援者が傍聴に参加されました。

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裁判では原告側弁護人から準備書面(24)として、原告に対して行ったアンケートをもとに本件解除で原告が帰還を余儀なくされた実態の説明がありました。また準備書面(25)の「不溶性放射性微粒子による被ばく  リスク」についての説明がありました。

裁判終了後の報告集会では、ちくりん舎の青木から、特別報告として、南相馬の原告の方々の尿検査の結果(中間報告)を行いました。

ちくりん舎では南相馬20ミリ裁判の原告の皆さんの尿検査による内部被ばく調査を行っています。それと合わせて比較のために、グリーンコープ生協さんのご協力で、西日本在住の方々の尿検査を行っています。今回の中間報告でも、西日本在住の方々は17人全員、不検出(検出下限0.06Bq/kg) にもかかわらず、南相馬在住の方では、不検出はわずか20%弱にすぎず、多くの方がセシウムを体内に取り込んでいる状況が説明されました。

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当日の説明資料はこちらからダウンロードできます。

南相馬20ミリ裁判原告の方々の尿検査結果(中間報告)

 

2015/12/30

【緊急署名】原告による十分な意見陳述の場の設定を

みなさま(拡散歓迎、重複の際は申し訳ありません)

南相馬・避難20ミリシーベルト撤回訴訟支援の会事務局の満田です。
年末のお忙しい中、たいへん申し訳ありません。緊急の呼びかけです。

南相馬・避難20ミリシーベルト撤回訴訟についてはこちらをご覧ください。

http://minamisouma.blogspot.jp/p/20.html

この裁判において、東京地裁が、第二回目の口頭弁論において、原告の意見陳述
を行わないという方針が示されました。今後、書面での意見陳述および裁判官と
の質疑による原告の意見のききとりを行うとのことです。

弁護団からは、原告の置かれている状況は様々であり、第1回期日での意見陳述
では原告すべての状況を把握できるものではないこと、原告は、解除にあたって
政府が住民の意見を無視したとの想いから訴訟を提起しており、裁判所が同じ轍
を踏むべきではないこと等から、今後も意見陳述を継続するよう申し入れました。

原告からは「口頭での意見陳述を継続してほしい」という意見書を提出する予定です。

支援の会からも、以下の要請書を、年明け可能な限り速やかに裁判所に提出しよ
うとしています。要請書提出に当たっては、多くのみなさまの賛同を求めたいと
思います。

ぜひ、多くのみなさまからの賛同署名をお願いいたします。
署名はこちらからお願いします。

https://pro.form-mailer.jp/fms/2e8bab2390944

-------------以下要請書案
東京地方裁判所 御中

南相馬の住民のおかれた実状を理解するため
原告による十分な意見陳述の場の設定を求めます

 南相馬避難解除取消等請求事件の原告の支援者として、原告による十分な意見陳述の場の設定を要請いたします。

 すでに訴状などでも述べられていますが、国は一方的に、「年20ミリシーベルト」という一般の公衆被ばく限度として国際的に勧告されている水準の20倍もの
レベルの避難基準および帰還基準を設定し、住民の意見をきかずに帰還を促進してきています。

 このことにより、住民は、精神的にも物理的にもさまざまな辛苦をなめてきたのです。さらに本件の大きな要素は、放射線が将来及ぼす被害についてわかって
いないということです。

 住民が受けている「被害」を裁判所が理解するためにも、住民の声を直接きく意見陳述の場を設定することが優先されるべきではないでしょうか。

 国により、何度も無視され、理不尽な避難解除と帰還の強要にさらされてきた原告たちにとって、裁判所は最後のよりどころなのです。

 今回の方針により、原告たちが、「裁判所も政府と同じだ。自分たちの意見をきかず、政府と同じ判断を下すのか」という気持ちを抱かせてしまうかもしれま
せん。

 今後の期日においても、原告の意見陳述を継続するよう求めます。


--
満田夏花(みつた・かんな)
携帯:090-6142-1807
ツイッター:@kannamitsuta
国際環境NGO FoE Japan(認定NPO法人)
〒173-0037 東京都板橋区小茂根1-21-9
Tel:03-6909-5983 Fax:03-6909-5986

http://www.foejapan.org/

2015/08/26

子ども・被災者支援法の基本方針改定が閣議決定~「新たに避難する状況にない」 

みなさま(拡散希望、重複失礼します)

本日、原発事故子ども・被災者支援法の基本方針の改定が閣議決定されました。
http://www.reconstruction.go.jp/topics/m15/08/20150825144311.html
2015年7月10日から8月8日まで行われた一般からの意見応募では、1,500件のコメ
ントがよせられました。
このパブコメの内容や対応が公開されないままの閣議決定となりました。
(閣議決定後、パブコメ内容・対応が公開されました⇒
http://www.reconstruction.go.jp/topics/main-cat2/20150825093158.html
~パブコメ出された方は、どう扱われているか、ご確認ください。

今回の基本方針は、線量が低減したとして、「避難指示区域以外から新たに避難
する状況にはない(※)」「支援対象地域は縮小又は撤廃することが適当となる
と考えられる(当面は維持)」「(空間線量等からは」支援対象地域は縮小又は
撤廃することが適当」「当面、放射線量の低減にかかわらず、支援対象地域の縮
小又は撤廃はしないこととする」した上で、福島県による自主的避難者への無償
住宅提供の打ち切り方針を追認しています。

※もともと復興庁が示した基本方針案では、「避難する状況にはない」とされて
いました。轟々たる批判をうけて、「新たに」と付け加えたものと思われますが、
避難者の選択する権利を奪うという本質的な問題は変わっていません。

この閣議決定に関しまして、FoE Japanでは、基本方針の問題点をやや詳細に解
説する内容の声明を出しました。以下からご覧ください。

【声明】 原発事故子ども・被災者支援法 基本方針改定の閣議決定を受けて:
避難者切捨ての方針で、法の理念に反する
http://www.foejapan.org/energy/news/150825.html

また、被災当事者団体や支援団体などで構成する、「原発事故被害者の救済を求
める全国運動」でも、一連の帰還政策や被害矮小化と一体化した、この基本方針
改定の本質をつく声明を出しました。こちらもぜひご一読ください。

【緊急声明】被災者切り捨ては、この国の未来の切り捨て。支援法の立法趣旨・
基本理念からさらに大きく逸脱した支援法改定基本方針の閣議決定に抗議し、撤
回を求めます。
http://act48.jp/index.php/2-uncategorized/30-2015-08-25-07-58-18.html

2015/08/01

【8/8まで 「避難者切捨てはゆるさない」みんなの声をパブコメに!】~ポイントまとめました~

みなさま(重複失礼します/転送・転載歓迎です)

 

 

 

FoE Japanの満田です。

 

8/8までパブコメにかけられている「子ども・被災者支援法」の基本方針改定案の見直しについて、先般の政府交渉も踏まえ、パブコメのポイントをまとめました。

 

自主的避難者の避難の合理性を否定する、ひどい内容で、今後のADRの行方にも関係するかもしれません。

 

ひとことでもよいので、ぜひ、パブコメを出しましょう!また、拡散にご協力ください。

 

 

 

ウェブには図表もたくさん入れましたので、拡散の際には、下記のURLとともにお願いします<(_ _)>

 

 

 

2015/07/09

【南相馬・避難20ミリ撤回訴訟支援の会】連続セミナー(1)

南相馬・避難20ミリ撤回訴訟支援の会連続セミナー(1)
訴状を読みとく~「20ミリ」「住民無視」はなぜ違法?~

公衆の被ばく限度20倍である年20ミリシーベルトを基準とし、住民の意思を無視
した避難勧奨地点の解除は違法だとして、立ち上がった南相馬の住民たち。
訴訟を支援していくためには、私たちの知識を深めていくことも重要です。
連続セミナーを開催します。ぜひご参加ください。

◆日時:2015年7月28日(火)18時30分 ~ 20時30分
◆場所:地球環境パートナーシッププラザ セミナースペース
http://www.geoc.jp/access
最寄り駅:表参道、渋谷
◆講師:福田健治さん(弁護士)
 コメンテーター:瀬川嘉之さん(高木学校)
◆主催:南相馬・避難20ミリ撤回訴訟支援の会

http://minamisouma.blogspot.jp/2015/07/202072818.html


◆参加費:
「支援の会」会員・サポーター/学生 300円
一般 700円

2015/06/13

報告&さらなるお願い)福島県に声を!~住宅支援を打ち切らないで!

みなさま(拡散希望! 重複の際はご容赦ください)

連日の要請行動、お疲れ様です。
遅くなりましたが、「沈黙のアピール」と「FoE Japan」による、6月10日の要請の報告をお送りします。
福島県内外の多くのみなさまのご参加および賛同ありがとうございました。アレンジしてくださった佐々木慶子さんに改めて御礼申し上げます。
また、避難者のみなさんから、たいへん切実なメッセージを預かり、読んでいて胸が痛みました。
FoE Japanがこの3週間あまりで集めた署名は、10,571筆、83団体となりました。ありがとうございました。

しかし状況は厳しいです。
福島県が国に要望している住宅支援対象は、去年までの「地震津波による被災者や原子力災害被災者」の記載は消え、「避難指示が継続している区域の避難者ら」と限定した記述に変わったとの情報も入ってきています。
これは自主的避難者の切捨てになるとともに、2017年3月には、ほとんどの避難区域が解除されるという方針が示されている中、実質的には避難者全体の切捨てとなります。

【お願い】
みなさん(とくに福島県民のみなさん、避難者のみなさん)、改めて、福島県に対して、電話やファックスで、「避難者の切捨てはしないで」との声をお願いします。
なるべく丁寧にお願いします。

電話の場合は、代表番号(Tel:024-521-111)にかけ、「秘書課につないでほしい」旨をいい、出た人に要望を伝えたあと、「県知事に伝えたい」などというといいかもしれません。
ファックスは下記に!
福島県総務課秘書課:FAX: 024-521-7900
福島県避難支援課:FAX: 024-523-4260

可能であれば、福島市・郡山市・いわき市などの自治体への電話がけやファックスもよろしくお願いいたします。(自治体に対しては、市民や避難者が要望するのがよいかもしれません。)

1.福島市への要請 対応者:福島市 市民部部長 など
<先方発言要旨>
・福島県からはまだ相談がきていない。それをまってから対応したい。
・福島市としては、今年から避難支援課を設置した。
・一斉に避難を打ち切るのではなく、避難者の実状に応じた対応をするべきだと考えている。

こちらからは、山形に避難して、帰還せざるをえなかった人や、京都に避難された方から、避難者のおかれた苦境について切々と訴えました。

2.庁舎前でアピール
このあと、県庁前でハンガーストライキを続けられているHsinkの坂本建さんを激励にいきました。
また、参加者一同も庁舎前で横断幕を広げました。脱原発かながわさんが撮影された写真を添付します。

3.福島県への要請 対応者
福島県 総務部 秘書課長、避難支援課課長 など

当方からは、佐々木慶子さんが、「沈黙のアピール」の要請書、FoE Japanから
署名および避難者からのメッセージ、蛇石郁子さんが「原発事故子ども・被災者
支援法推進自治体議連」「福島原発震災情報連絡センター」「原発事故被害者の
救済を求める全国運動先方発言要旨」から要請書を提出しました。

やりとりの中で、先方は、福島県として避難者の住宅支援の期限について、国に
どのような要望を出しているのか明らかにしませんでした。
こちらから、何度も、「住宅支援の期限については、国に延長する方向で要望しているんですか? 打ち切るという方向で要望しているのですか?」とたずねたのですが、「協議中」とのみ回答。

また、避難者の声を国に伝えてほしい、というこちらの要望に対しても、なかなかはっきりした答えがなかったのですが、こちらが粘りにねばって、ようやく「伝えます」との一言を引き出しました。

<片山かおるさんフェイスブックでアルバムと詳細な報告を書いてくださっています>

https://www.facebook.com/kaoru.katayama.7/media_set?set=a.695865987209651.1073742045.100003587671141&type=3&pnref=story

<Hsinkの坂本建さんが、住宅支援の継続を求め、塩と水だけのハンガーストラ
イキをなさっています。OurPlanet-TVのインタビュー>
「住宅支援の継続を」福島県庁前で避難者がハンスト

http://ourplanet-tv.org?q=node/1926
連日の要請の状況については、Hsinkのフェイスブックをご覧ください。
https://www.facebook.com/hinansienkanagawa?fref=ts

2015/06/08

福島県に声を!~住宅支援を打ち切らないで!(6月10日、対福島県要請)

みなさま(拡散希望! 重複の際はご容赦ください)

「沈黙のアピール」と「FoE Japan」の共同の呼びかけです。
原発事故避難者の住宅支援の継続を求め、福島県に対して要請行動を行います。
アレンジしてくださった、佐々木慶子さんに感謝いたします。
避難者のみなさん、支援者のみなさん、ぜひご参集ください!
-----------------------------------------
6・10「住宅打ち切り」反対の声をさらに届けよう!
~原発事故の避難者たちのいのち綱切らないで!~
http://www.foejapan.org/energy/action/150610.html
-----------------------------------------
Aパート: 対 福島市要請(実施調整中 予定~6/8中には確定)
県への要請に先立ち、福島市に要請を行うことを調整中です。

Bパート: 対 福島県要請(確定)
実施日:2015年6月10日(水) 
集合時間&場所:14:00  県庁西庁舎2F 県民広場
スタンディング・アピール:14:30から 
場所:西庁舎玄関前(鳴り物は使わず、静かにアピール)
要請時間:15:00~16:30 
要請場所:仮庁舎(西庁舎前の2階建て)2Fの角部屋
要請先:福島県知事
県側出席者:知事直轄秘書課課長、避難者支援課課長、産業廃棄物課課長
記者会見&場所:17:30から  県政記者室(予定)

※注意事項:福島県庁は、目下、改修中で通行に制約があります。とくに構内駐
車場では、一般車は駐車できません。道路を挟んだ北側のこれまでの駐車場に入
るのに時間がかかりますので、ご注意ください。
※幅広いみなさんのご参加をお待ちしております。
※避難者のみなさまには、「ハイロアクション」が旅費の補助をしてくださいま
す。事前に主催者までご連絡ください。
※6月9日まで、賛同団体と避難者のみなさんからのメッセージを募ります
<賛同団体はこちらから登録してください>
https://pro.form-mailer.jp/fms/f1b54a8378816
<避難者からのメッセージはこちらから>
https://pro.form-mailer.jp/fms/12fc83ee78817

<趣旨>
国・福島県はこのほど、3・11福島原発事故による「避難者への住宅支援の打
ち切り」の方針を打ち出そうとしています。6月の中旬には意思決定をするとみ
られています。

放射線被害を避けるため、やむなくふるさとを離れざるをえなかった避難者たち。
その多くは、借り上げ住宅を利用しています。
避難者たちにとって、住宅支援が絶たれることは、いのち綱を切られることを意味します。
避難者の苦悩に追い討ちをかける、住宅支援の打ち切り方針に、断固反対の声を届けましょう!
福島県が、県民を守る姿勢を示し、「住宅支援の打ち切り“ノー!”」を国に対
して明確に示すように、福島県に対してさらに声を届けませんか?
これまでのさまざまな訴えに加えて、波状要請を行いましょう。

主催は、「沈黙のアピール」と「FoE Japan」の共催で行います。
ぜひ、みなさん、ご参加ください!

※問い合わせ先
「沈黙のアピール」TEL:080-5563-4516(佐々木)
「FoE Japan」 TEL:090-6142-1807(満田)
E-mail:kanna.mitsuta@nifty.com

※「住宅支援を打ち切らないで!」署名、6月末まで継続しています。英語・フ
ランス語・ドイツ語(準備中)もあります。ぜひ海外に広めてください!
http://www.foejapan.org/energy/action/150517_jutaku.html

※Hsinkの坂本建さんが、住宅支援の継続を求め、塩と水だけのハンガーストラ
イキをなさっています。連日の要請の状況については、Hsinkのフェイスブック
をご覧ください。
https://www.facebook.com/hinansienkanagawa?fref=ts

2015/05/01

【プレスリリース】南相馬・地点解除訴訟「支援の会」結成へ

南相馬・地点解除訴訟「支援の会」結成へ
〜避難解除を控える楢葉町・飯舘村住民も合流〜

 

 南相馬市の避難勧奨地点指定解除をめぐり、住民534人が先月17日に、国を訴える裁判を提起したことを受け、全国の支援者が5月9日に東京で集会を開催し、「南相馬・避難20ミリシーベルト基準撤回訴訟支援の会」(仮称)を結成します。
 

 「支援の会」には、近く避難解除が予定されている楢葉町の住民が参加するほか、2年後に避難解除が予定されている飯舘村の住民も参加。原発事故以降、政府の一方的な方針によって実施されてきた年間20ミリシーベルトを基準とした避難政策や帰還促進政策にノーをつきつける地域を超えた、全国的な運動を目指します。
 集会には、70年前に広島で被爆したヒバクシャも参加し、スピーチをする予定です。ぜひご取材ください。

 

プレスリリースpdf版をダウンロード

  

                     記
 

◆南相馬の地点解除訴訟(20ミリ基準撤回訴訟)を応援する全国集会 in 東京
◆日時:2015年5月9日(土)18:30~20:30
◆場所:文京区男女平等センター(東京都文京区本郷4-8-3)
◆参加費:500円
◆内容(予定・調整中含む):
(1)提訴に踏み切った原告の思い…南相馬の行政区長および住民
(2)南相馬特定避難勧奨地点解除の違法性…福田健治弁護士
(3)強制的な帰還促進政策に反対の声…楢葉町・伊達市・飯舘村の住民
(4)「支援の会」結成の宣言 ほか
◆主催:南相馬の地点解除訴訟(20ミリ基準撤回訴訟)支援の会準備会
 

 

※会場は大変混雑する見込みです。取材の際は、事前にご連絡いただけると幸いです。
 

 

以上
本件お問合せ先:FoE Japan(エフ・オー・イー・ジャパン) 
携帯:090-6142-1807(満田) 
Email:
kanna.mitsuta@nifty.com
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