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2022/05/17

ブックレット「続・木質バイオマス発電を考える」を発行しました

ちくりん舎が新しいブックレットを発行しました。

ブックレット「続・木質バイオマス発電を考える 放射能汚染木を燃やす木質バイオマス発電は安全なの?」を発行しました。宮城県大崎市での放射能ごみ焼却での排ガス調査結果の解説や、周辺住民の尿検査による内部被ばく実態など最新の情報を盛り込んでいます。是非お申し込みください。

1部500円(他に郵送料実費が必要です)でお送りします。必要な方は必要部数・送付先・氏名を書いて下記へご連絡ください。請求書を同封しますので、受け取り後、料金をお振込みください。

メール:lab.chikurin@gmail.com Fax:042-519-9378 こちらのページからも直接申し込みもできます。
前編「木質バイオマス発電を考える」も残部があります。こちらも合わせて申込可能です。

01

A4版カラー印刷、55p

【目次】
◉第1部 放射能汚染木を燃やす木質バイオマス発電は安全なの?
除染廃棄物すらバイオマス燃料に
法規制はどうなっているか
福島県の放射能汚染バイオマス利用の背景
薪ストーブの危険性

◉第2部 セシウム粉じんをまき散らす汚染木バイオマス発電と放射能ごみ焼却
全国各地で建設ラッシュ 木質バイオマス発電とは
燃やすとどうなる汚染木材・放射能ごみ
「バグフィルタで99.9%回収」は本当か?
バグフィルタは日常的にトラブル発生
環境省の緩い基準では放射能漏れを発見できない
問題は飛灰中に大量に存在するセシウムを含む微小粒子漏れ
バグフィルタのセシウム粉じん漏れをリネン吸着法で立証
放射能ごみ焼却炉の排ガス精密測定で微小粉塵漏れを立証
大崎市玉造クリーンセンター周辺住民の尿検査で明かな内部被ばく

 

【「はじめに」より抜粋】
 この冊子は2018年11月発行のブックレット「木質バイオマス発電を考える」の続編です。毎月オンラインで学習会を開催している「女川原発再稼働と選挙web会議」からの依頼による、和田央子(放射能ゴミ焼却を考えるふくしま連絡会)と青木一政(ちくりん舎)の講演資料をもとに、解説を付けたものです。

 今読み返してみると、第1編は、放射能汚染木を燃やす木質バイオマス発電に警鐘を鳴らした序章に過ぎませんでした。福島県田村市大越町の木質バイオマス発電所の計画は、2017年4月の市長選で新たに本田仁一氏が当選したとたんに、「汚染されていないチップ(ホワイトチップ)のみを燃やす」との前市長の説明を180度ひるがえし「バーク も燃やす」「チップ工場も併設する」「使用するチップは100Bq/kg以下」との方針転換が行われたのです。しかも説明がなされたのは予定地から半径600m以内の世帯のみでした。こうしたなか、地元の人々が「放射能に汚染された木材を燃やして大丈夫なのか?」「これ以上地元に放射能を持ち込まないで」という切実な思いから「大越町の環境を守る会」を立上げ、バイオマス発電誘致反対の署名を5213筆も集めて市長に計画の中止を求めていました。2018年9月には地元で学習会が開催され、それをもとに作成されたのが第1編でした。

中略

 この間、飯館村では県内の樹皮を燃やすバイオマス発電計画が明らかになり、また伊達市や平田村でのバイオマス発電計画も明らかになり進行中です。もはや第1編で私たちが警告したことは現実が明らかにしています。環境省、復興庁、経産省などは原子力ムラと一体となって、福島の汚染した山林をはげ山にして「再エネ」名目でバイオマス発電で燃やし、福島の森林を除染したことにする計画です。実際には落葉によりセシウムは地表面に蓄積され循環しています、セシウムが濃縮された焼却灰は「有価物」としてコンクリート原料などに再利用され、排ガス中のセシウム粉塵は、大気中に漏れ出し風向きや地形などの影響で特定の場所に蓄積しています。皆伐による土砂流出など新たな危険性もあります。
 
 一方で前進したこともあります。宮城県大崎市での放射能汚染廃棄物の一斉焼却反対の住民訴訟では、ちくりん舎が行ったリネン吸着法により、焼却炉からのセシウム粉じん漏れが明確になりました。また原告が要求し裁判所も認めた排ガス精密調査で、被告大崎市が根拠とする国立環境研のバグフィルタの集塵率の3~12倍のばいじん漏れが明らかになりました。排ガスによるセシウム濃度の高かった地域の住民の尿検査でも、他地域と比べおよそ2倍程度、体内にセシウムを取り込んでいる実態が明らかになりました。このレベルは南相馬市の北西部に住む住民と同じレベルです。まさに放射能の「ばらまき」です。
 
 このような放射能のばらまきを止めるには、粘り強く実態を調べ、宣伝し、ひとりでも多くの人が声を上げることが重要です。本ブックレットが、そのような動きの一助になることを願っています。この続編の発行のきっかけを与えていただいた「女川原発再稼働と選挙web会議」他、関係者の皆様に感謝いたします。

【送料の目安】
3冊まで80円

2022/02/24

<団体賛同/東電・政府交渉>原発処理汚染水放出の中止を求めて

**********************************
福島第一原発・処理汚染水の放出中止を求める要望書提出&東電・政府交渉
http://kiseikanshi.main.jp/2022/02/24/117777y7/
**********************************

 東京電力は昨年12月に海洋放出のための認可申請を原子力規制委員会に提出
しました。規制委は3月中には審査書案をまとめてパブコメを実施し、認可しよ
うとしています。東電は6月頃には設備の建設に取りかかり、来年4月頃に放出
を開始しようとしています。
 これに対し地元福島県漁連は、海洋放出に一貫して強く反対しています。福島
県内自治体や住民からも反対や懸念の声があがり、海外からも批判の声があがっ
ています。漁業者は生きる糧である海を守り、生協団体等は食の安全を守り、
人々は海でつながる豊かな自然を守りたいと切望しています。
 こうした状況で、改めて処理汚染水の海洋放出の中止を求める全国の声を結集
する形で要望書の提出行動と東電・政府交渉を行いたいと思います。


◆要望書への団体賛同をお願いします!

要望事項…福島県漁連への約束を守り、豊かな海を守るため処理汚染水の海洋放
出は行わないこと(本文は文末に)

〇団体の賛同を募ります。以下のフォームからお願いします
https://forms.gle/haJgRT65pw8q6ags5

〇締切り 3月7日(月)24:00
(3月8日の東電・政府交渉の冒頭で読み上げて提出します))

〇呼びかけ団体…これ以上海を汚すな!市民会議/避難計画を案ずる関西連絡会
/国際環境NGO
FoE
Japan/原子力規制を監視する市民の会


◆院内集会&東電・政府交渉(3月8日)にご参加ください!

リアルとオンラインを併用して参議院議員会館にて院内集会及び東電・政府交渉
(予定)を行います。ぜひご参加ください。

日時:3月8日(火)13:30~16:30
 13:30~14:45 院内集会
 15:00~16:30 要望書提出/東電・政府交渉(予定)
場所:参議院議員会館102

リアル参加の方は直接お越しください。オンライン参加の方は以下から登録をお
願いします。
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_Hs6NXhpcQ0W5lqhzKb3VQw

〇問合せ 090-8116-7155(阪上)

2022/02/16

【放射能ごみ焼却】大崎住民訴訟第15回期日・原告が「ばいじん漏れ=セシウム漏れ」を論証

2月16日、仙台地裁で放射能ごみ焼却に反対する大崎住民訴訟第15回口頭弁論期日が開かれました。
 
今回の焦点は、昨年11月に玉造クリーンセンターで行った排ガス精密測定の結果と、その分析結果についてです。
 
排ガス測定の結果は、既にお知らせしたように、ばいじん重量で想定の3から12倍の濃度を検出したものの、セシウム濃度は不検出でした。
 
セシウムが不検出となったのは、大崎市の放射能ごみ焼却が一般ごみとの混焼で極めて薄めて焼却している(事後に判明)からです。
 
しかし、ばいじん漏れが重量で検出できたことは、セシウム漏れを検出したことと意味的にはほとんど同じ意義を持ちます。このことをどうやって裁判官に理解させるかが、課題でした。
 
法廷で(残念ながら筆者は今回は傍聴できませんでした)、弁護団の草場弁護士は、ばいじん(飛灰)にセシウムがどのように付着しているかを模型を持ち出して説明しました。
 
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草場弁護士の説明(報告集会から)
 
 ばいじん(飛灰)とセシウムの関係は、ばいじん粒子の表面にセシウム(主に塩化セシウム)が小さな粒子となって付着しているのです。これを、表面にセシウムを表す(マーカーで付けた)点々をつけたばいじん模型を示して裁判官に説明したのです。
 
この説明で、ばいじんが漏れは重量で検出されたが、セシウムは不検出だから漏れていない、という論理がなりたたないことを鮮やかに示しました。創意工夫に満ちた弁護団にアッパレの声援を送りたいと思います。
 
セシウムがばいじんの表面に付着している、という決定的な証拠は、環境省(国環研)のHPで自ら説明しています。
 
こちらからご覧ください。
 
「ガス冷却室で排ガスが200℃以下に急冷される過程で固体となり、ばいじんに吸着します。(塩化セシウムの沸点が1,300℃、融点が646℃)そして、バグフィルター内のろ布の表面で、ばいじんごと放射性セシウムは捕集されます。(出典:(独)国立環境研究所提供資料より)」
 
「ばいじんごとセシウムは捕集」なのでばいじんが漏れたら吸着しているセシウムは一緒にもれているということです。
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環境省のHPより
ちなみに、ばいじんのセシウム濃度(バグフィルタで捕捉したもの)は大崎市の発表で230Bq/kgと発表されています。国立環境研の大迫政浩氏らの論文によれば、ばいじんに付着したセシウム濃度はその粒径が小さくなるほどセシウム濃度が高くなることが明らかにされています。大迫論文のデータを単純に玉造CCのばいじん濃度で計算すると粒径0.165μmで810Bq/kgとなります。つまり概算で200Bq/kg~810Bq/kgのセシウム濃度のばいじんが漏れていることになります。
 
漏れているばいじん濃度から計算すると、7年間では600kg近くのばいじんが周辺に漏れ出てきます。しかもこれらは、均一に薄められるのではなく、風下の特定の地域に集中する傾向があります。
 
これらの説明はオンライン報告会でも説明しましたので、こちらからご覧ください。

 

2022/02/15

田村バイオマス訴訟ー原告団が控訴

田村バイオマス訴訟原告団が控訴した。記事では分かり難いが被告は「国内最高レベルの安全対策として」HEPAフィルタ設置したと主張するが「その規格はJIS Z 8122に基づく」と主張した。ところがこれは一般のクリーンルーム用規格であり、その適用範囲に「放射能の問題は含まない」と書かれている。放射能対策排ガス用はJIS Z 4812。原告はこれをもとに問題点を指摘した。ところが地裁判決文ではHEPAフィルタはJIS規格があり放射能を「捕捉できないものであるとは認められない」と書いてある。被告が、放射能対策用でない、原告はバイオマス発電施設を原発施設と勘違いしていると、延々と論陣をはったのに、それは無視するの?
この裁判長、昨年の4月に交替したばかり。それ以前の論争の双方の主張をちゃんと読んでないに違いない。いいかげんすぎるよ!
原告は田村市在住でご高齢の方が中心。仙台へ出かけるのも大変だが、こんな判決は許せないと控訴に踏み切った。
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2022/01/28

不当判決!被告の論点そらしを上回り事実をごまかした裁判長を糾弾する!!(その2)

過日の投稿で、最大の争点であるHEPAフィルタが放射能を含む微小粉塵の捕捉機能の発揮を期待できない、とする根拠について原告側がJIS Z 4812「放射性エアロゾル用高性能フィルタ」を挙げ、それに適合しない事実を挙げた一方、被告側はHEPAフィルタの技術的根拠としてJIS Z 8122を挙げたが、これはクリーンルーム用(排ガス用ではなく)の基準であり、かつ「放射能の問題は含まない」適用外である規格であることを紹介した。

判決文が「そもそもHEPAフィルタは、JISにも規格が設けられており」とサラッと触れているJISは一体何番のことであるか。じっくり文脈を読み込むと、内容的には、どうも原告が主張するJIS Z 4812を指しているようだ。その上で、判決は、原告がこの4812を根拠として、被告がそれを満たしていないというのは証拠不十分だという論理を展開している。

ところでJIS Z 4812が指摘する最大のポイントは、HEPAフィルタユニットが単に工場で規格にもとづき検査されるだけでは不十分で、現場に設置された後、あるいは故障、定期交換後にもその性能が維持されていることをチェックする必要があるとして、その詳細な方法を規定している。

原告は、設置後の試験データを求めたが、被告は「バグフィルタで安全は担保されており」、HEPAフィルタの「個別の集塵性能を数値化しているところではない」とごまかした。これがJIS Z 4812を満たしていないという十分な証拠にはならないのか。

それだけではない、4812に示されている検査方法は特殊な粒子を上流から流して下流でそれをカウントする試験である。それを入れ検査を実施するようなスペースがない、というのが原告の主張である。
これに対して原告は5列6段のHEPAユニットを工場で製作して、それを一体化したものを入れ替えるから現地での検査は不要と主張した。それに対する原告の反論は、そもそもHEPAフィルタを納めるダクトには80cm角程度の扉しかない、どうやって入れ替えるのだと詳細図面と方法を求めた。

これに対して被告は、メーカーとの守秘義務を理由に開示しなかった。

裁判所は、全て文書化されている、これらのやり取りを承知しているはずである。証拠を出させず、いったん計画された証人尋問予定も却下し、現地見分も不要と却下したのも裁判所だ。その上で、原告に対して「証拠不十分」とは不当な判断だ。

被告が苦し紛れにか、論点そらしか、単純に無知だったのか不明だが、的外れな「JIS Z 8122を根拠にしている」との主張を事実認定すらせず隠ぺいして擁護、裁判所が(明示していないが)根拠としては認めるJIS Z 4812に基づく原告の批判を、被告に具体的証拠を開示を求めることもせず、「証拠不十分」で片付ける。

行政の決定を是として、住民の訴えを退ける結論ありきの、都合の良い事実認定=主張のつまみ食いで形を整える。
判決文だけを読んでいる限りでは、この判決の不当性は分からない。事実認定で、裁判所のストーリに合わない、つまり被告に都合の悪い部分は、被告、原告の主張を全てスルーしているからだ。
これを不当判決と言わずして何と言えるか。

2022/01/26

田村バイオマス訴訟:不当判決!被告の論点そらしを上回り事実をごまかした裁判長を糾弾する!!


1月25日13時10分から田村バイオマス訴訟の判決言い渡しがあった(小川理佳裁判長)。
 
田村バイオマス訴訟の中心の争点は、本田仁一前田村市長が「住民の放射能不安が強いので、バグフィルタの後段に高性能HEPAフィルタを設置し更に安全性を高める」として設置した、HEPAフィルタがその本来の機能を果たさないものであり、議会と住民を騙して補助金を支出したのは詐欺または過誤によるものであるから、田村市長はその補助金支出を取り消し、田村バイオマスに返還請求をせよ、というものである。
 
裁判の過程で、原告側は田村バイオマスが設置したHEPAフィルタがその本来の機能を果たさないという根拠としてJIS Z 4122「放射性エアロゾル排気用高性能フィルタ」にのっとっていないことこを具体的に主張した。被告はなんと答弁したか・・田村BEのHEPAフィルタはJIS Z 8122に基づくと答弁したのである。しかし、この8122は排ガス用ではなく、クリーンルーム用のHEPAフィルタの規格である。おまけに適用範囲には「放射能の問題は含まない」と但し書きまで書いてある。
 
当然、我々原告側は、この点を反論した。「被告側は排ガス用でもなく、放射能用でもないHEPAフィルタを住民の放射能不安対策に用いた」と。これに対して被告側の再反論はなんであったか。「原告は本件木質バイオマス発電を原発と同様な放射能取り扱い施設と勘違いしている」として、延々と炉基法などを引用して弁明。完全な論点そらしである。
 

さてそこで本題に戻る、今回の判決はどう書いてあるか。
 
「そもそもHEPAフィルタは、JISにも規格が設けられた性能を有するエアフィルタであり放射性廃棄物の減容化施設でも用いられているものであり、・・放射性物質を捕捉できないものであるとは認められない。」

おいおい・・被告が「放射能の問題は含まない」というJISを根拠にしているのに、裁判所はそれを超えて「放射性物質を捕捉」できると主張するのか?!
 

いったいいつから裁判官はJIS規格の適用範囲を自ら変えることができるようになったのか。「放射能対策ではない」「排ガス用でも放射能対策用でもない」HEPAフィルタを、裁判所が勝手に放射能対策の排ガス用として使えると判断できるのか。
 

これではJIS違反の検査手抜きが大企業で出てくるのも当然だ。驚きの判決文。
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2022/01/22

【ちくりん舎学習・懇談会のご案内】大崎市放射能ごみ焼却排ガス調査結果についてなど

宮城県大崎市では放射能汚染稲わらなどの放射能ごみの一般焼却炉での一斉焼却が行われています。これに反対する住民訴訟の一環として2021年11月に原告提案の焼却炉排ガスの精密調査が行われました。
 
その結果については、既に記者会見も行われ、新聞でも報道されていますちくりん舎ニュース第28号でも報告されています。排ガス調査に至ったいきさつと今回の結果のもつ意味、今後の裁判にどう活かせるのかなどを解説し、情報共有、意見交換を行います。
 
●日時:2月4日(金)19:30~21:30
 
●形式:ZOOMを用いたオンライン
 
●参加方法:事前に申し込みが必要です。下記に登録していただければ、ZOOM会議室のurlを前日にメールでお知らせします。
 

2022/01/04

放射能汚染ごみ焼却ー大崎住民訴訟での排ガス精密測定結果が出ました

皆さま、本年もよろしくお願いいたします。
 
昨年末12月27日に大崎市住民訴訟における排ガス精密測定結果について、同裁判原告弁護団から記者会見が行われました。
 
12月28日河北新報朝刊で排ガス調査結果が報道されましたのでご紹介いたします。河北新報記事にありますようにバグフィルタからの微小粉塵漏れが計測できました。バグフィルタの粒子個数濃度(質量基準)で99.99%回収しているから安全とする国立環境研の論文の結果の3から12倍に当たる量です。これは裁判において原告側にとって極めて有力な証拠として主張できるものです。

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※記事をクリックするとpdfファイルが開きます。

記者会見当日に配布されました、ちくりん舎作成の分析結果報告はこちらからダウンロードできます。
 
今回、残念ながらセシウム濃度は検出下限以下でした。これは大崎市の放射能ごみ焼却が一般ごみとの混焼により極めて低濃度に希釈されていることによるものです。しかし、低濃度とはいえ7年間もの間、セシウムを含むばいじんが大気中に排出されることは風や地形の影響で特定の場所に滞留、蓄積され、住民の内部被ばくリスクを高めるものとなります。
 
本排ガス測定に際しては排ガス採取と分析の費用を原告側が負担しなければならなかったため、急きょ原告団・支援する会から寄付の呼びかけがおこなわれました。フクロウの会もその呼びかけをご紹介し、期限の11月13日までに330万円と目標を上回る寄付が集まりました。ご寄付いただいた皆さまにあらためてお礼申し上げます。
 
フクロウの会ブログ上での報告が遅くなりましたことをお詫びいたします。
 
より詳しくは1月14日発行予定のちくりん舎ニュース28号で解説が出ます。ご期待ください。
 
また、ちくりん舎ニュース28号記事内容などについて、ちくりん舎オンライン学習会・懇談会を2月4日(金)19:30から21:30頃までの予定で行います。詳しくは、後日、本ブログ上やメーリングリストでご紹介いたしますのでご注目をお願いします。
 
 

 

2021/11/10

【11・3】放射線被ばくを学習する会で大崎住民訴訟の排ガス検査についてお話させていただきました

11月3日、放射線被ばくを学習する会で、大崎住民訴訟において原告提案の排ガス精密測定についてお話させていただきました。

同会の温品淳一代表から集会のビデオアーカイブ、報告資料がアップされていますので紹介させていただきます。

―――――

皆さま

 3日のオンライン被ばく学習会「ストップ! 焼却による放射能まき散らし」は

 107名の参加で盛況でした。

 放射能汚染された稲わらなどを燃やすことに反対してきた宮城県大崎市住民訴訟の

 弁護団、原告団、支援する会からのお話に続いて、青木一政さん(ちくりん舎)から

 以下のような興味深いお話がありました。

 ・尿の放射性セシウム測定により、体内のセシウム量を感度よく測れる

  体内のセシウムが数十ベクレルを超えると健康影響との相関関係が見られるという報告がある

 ・大崎市の放射性ごみ焼却の風下では、リネン(麻布)に吸着する放射性セシウムが増加する

 ・近くの町で、放射能ごみの焼却開始後、空間線量率が上昇した

 ・排煙のセシウムをバグフィルターで99.9~99.99%除去できると環境省は言っているが、

  排ガス基準は非常にゆるく、バグフィルターが破れていても基準をクリアする

 ・焼却によって放射能がまき散らされるかどうか、確認するには感度の高い測定が必要なことを

  裁判官に理解してもらい、11月15日から実施することになったが、

費用250万円以上を住民側が用意する必要がある。

 大崎市は感度の高い排ガス測定についてさまざまな難癖をつけて妨害、

 青木さんのお話は実にリアルでした。

 学習会動画はhttps://www.youtube.com/watch?v=diSaD4921v8 

  三輪さん、配信ありがとうございます。

 青木さんのお話はhttps://www.youtube.com/watch?v=diSaD4921v8#t=1h12m30s 

 青木さんのスライド資料はhttp://anti-hibaku.cocolog-nifty.com//blog/files/1103aoki_c.pdf 

 松浦弁護団長のスライド資料はhttp://anti-hibaku.cocolog-nifty.com//blog/files/1103matuurabs2_c.pdf

2021/10/07

集会記録「止めよう!放射能をまき散らす汚染木バイオマス発電 ~田村バイオマス訴訟結審を控えて~」

大分時間が経ってしまいましたが、【9・25オンライン集会】止めよう!放射能をまき散らす汚染木バイオマス発電 ~田村バイオマス訴訟結審を控えて~のプレゼン資料と録画記録の準備ができっましたのでアップします。

当日は60名以上の方の参加がありました。主催者の不手際で会議アドレスを間違えていたことが判明し、申込された方全員に、正しいアドレスをメール配布しましたが、一部の方に周知できなかったようです。当日オンラインで参加できなかった方にお詫び申し上げます。

はじめに-和田央子(放射能ゴミ焼却を考えるふくしま連絡会)のプレゼン資料

田村バイマス裁判の争点と裁判での論争の概要-青木一政(ちくりん舎)プレゼン資料

原告からの訴え―久住秀司(大越町の環境を守る会)説明レジュメ

田村市バイオマス発電事業公金支出差止住民訴訟について 坂本博之弁護士の説明レジュメ

ZOOM集会のビデオ記録はこちらから

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    画像をクリックすると別画面でビデオが見られます。

尚、集会中で住民の方から報告があり質疑の中で議論のあった、HEPAフィルタダクトに水が溜まって排水作業をしていた、という事故原因については、その後の解析や裁判での書面提出などについて既に報告がアップされています。こちらをご覧ください

10月4日の結審では、裁判長が開廷するやいなや「機は熟しました、本日で結審します」と宣言し、判決日は2022年1月25日13:10から、福島地裁で行うことを決めて、あっけなく閉廷しました。

裁判長の「機は熟した」というのは、これ以上、裁判を続けても被告側からまともな主張が出てこない、という意味に解釈したいですが、坂本弁護士の感触では「勝訴は1%の可能性、裁判長は行政よりの判決を書くつもりのように見える。HEPAフィルタについてのこちらの追究をどう判決で書くのか、見ものだ」とのことです。

年明けの福島地裁での判決にご注目下さい。

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