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2020/07/03

原発ゼロの会で「放射能汚染木を燃やすバイオマス発電」についてお話ししました

7月2日衆院議員会館にて原発ゼロの会による「木質バイオマスに関するヒアリング」が行われました。立憲民主党阿部とも子衆院議員のご尽力により実現したものです。

飯館村村長が進めようとしている放射能濃度の高いバーク(樹皮)を福島県中から集めてバイオマス発電として燃やそうという計画に対して、木質バイオマス発電の問題点、資金的裏付けとなる「福島再生加速化交付金ー木質バイオマス関連施設整備事業」の問題について、関連省庁担当者に見解を問いただし、問題を理解していただくためのものです。

当日のレジュメ

その中で「放射能汚染木材を燃やす田村バイオマス発電の問題」と題してプレゼンをさせていただきました。資料をご参考までにアップします。ファイルが大きいので2つに分割します。

説明資料(前半)

説明資料(後半)

後半のヒアリングにおいて、木質バイオマスで燃料とする木材の放射能基準を求めるべきではないか、バークを集めて燃やそうとしている飯舘村の木質バイオマス発電は周囲への放射能再拡散や焼却灰の処理はどうするのか、などの質問をしましたが、「福島再生加速化交付金交付要領」「別添6 木質バイオマス施設整備事業」の採択基準に則り進める、との官僚的・事務的答弁に終始しました。

ただ、原発ゼロの会の国会議員の方々も、田村市の木質バイオマスの問題や飯舘村の木質バイオマス発電計画について知らなかったようで、この問題について認識を深めていただく契機にはなったのではないかと考えます。

参加された議員の皆さまは
阿部知子衆院議員
近藤昭一衆院議員
菅直人衆院議員
真山勇一参院議員
塩村あやか参院議員
石川大我参院議員
山崎誠衆院議員
の皆さんです。

その他
嘉田参議院議員、芳賀参議院議員、篠原孝衆院議員の秘書の皆さまです。

 

2020/06/22

【賛同団体募集】飯舘村 放射性物質汚染木材を燃やすバイオマス発電計画の撤回を求める要請文

飯舘村バイオマス発電計画撤回を求める要請 賛同団体を募集します
 
飯舘村は、来年3月に終了する蕨平における環境省の仮設焼却炉の跡地利用として、木質バイオマス発電を計画していることを公表しました。
村内国有林のほか、避難指示区域に滞留しているバーク(樹皮)や間伐材を有効利用するとしています。
これは放射能に汚染された森林を一挙に燃やして処分するための除染廃棄物の焼却同然であり、20年もの間放射性物質を含む排ガスをまき散らす危険な事業となりかねません。
飯舘村に対し計画撤回を求める要請を行いたいと思います。
多くの団体のご賛同をいただきたく募集します。
ご協力をよろしくお願いいたします。
 
締切:2020年6月30日
 
ご賛同される方は下記までご連絡下さい:
放射能ゴミ焼却を考えるふくしま連絡会
市民放射能監視センター(ちくりん舎)
lab.chikurin@gmail.com(青木一政)
 
要請文は以下からダウンロードできます。

ダウンロード - 飯舘村バイオマス発電計画撤回を求める要請 

 
========以下 要請文===========

飯舘村長 菅野典雄 殿
 
飯舘村 放射性物質汚染木材を燃やすバイオマス発電計画の撤回を求めます
 
 私たちは、田村市に建設中の木質バイオマス発電に反対し、田村市と事業者を相手に訴訟を行う地元住民を支援する会です。田村市では放射能汚染の極めて高いバーク(樹皮)を含めた県内産材を燃料とします。このため私たちは放射能の濃縮された排ガスが近接する子ども園を含む住宅街にまき散らされ、健康被害につながる恐れがあることを大変危惧しています。
 
このたび明らかにされた飯舘村のバイオマス発電計画(飯舘から始まる森林再生と未来志向型農業体系(略)実施要領)によりますと、県内で発生する年間10万トンものバークを主要な燃料とし、未利用間伐材とくに被災12市町村におけるこれらの利用が停滞しているため有効活用することが提示されています。
 しかし事前調査の項目には、燃料の放射性物質測定方法すら記載されていません。これは実質的に燃料の放射能汚染を度外視する事業ということではないでしょうか。
 バイオマス発電は固定価格買取制度(FIT)制度により20年間の電力全量買取が保証されており、20年もの間24時間300日以上稼働する事業であり、排ガスの影響が強く懸念されます。
排ガスの飛散距離は広範囲に及びます。福島第一原発事故によるプルームは関東を超えた広い地域に到達したことや、中国からPM2.5や黄砂が常時飛来する事象などからも明らかです。8000㏃/㎏以下の汚染牧草などを焼却している大崎市クリーンセンター周辺では、風下の大気中のセシウム濃度が明かに上昇することが確認されています。
市民放射能監視センター(ちくりん舎)が南相馬市と宮城県大崎市において大気中の放射性微粒子の分析を行ったところ、7~8割が不溶性であることが判明しました。このような放射性微粒子を吸引すれば肺の奥へ長くとどまり、あるいは全身へ入り込み長期にわたり内部被ばくすることになります。
 
飯舘村内外の子どもたちをさらなる危険に晒す木質バイオマス発電を進めるべきではありません。私たちは本計画の撤回を強く求めます。
 
2020年6月22日
田村バイオマス訴訟支援の会
放射能ゴミ焼却を考えるふくしま連絡会
市民放射能監視センター(ちくりん舎)
 
連絡先 stopshokyakuf@yahoo.co.jp(和田央子)
lab.chikurin@gmail.com(青木一政)

 

 

【賛同団体募集】飯舘村 放射性物質汚染木材を燃やすバイオマス発電計画の撤回を求める要請文

飯舘村バイオマス発電計画撤回を求める要請 賛同団体を募集します
 
飯舘村は、来年3月に終了する蕨平における環境省の仮設焼却炉の跡地利用として、木質バイオマス発電を計画していることを公表しました。
村内国有林のほか、避難指示区域に滞留しているバーク(樹皮)や間伐材を有効利用するとしています。
これは放射能に汚染された森林を一挙に燃やして処分するための除染廃棄物の焼却同然であり、20年もの間放射性物質を含む排ガスをまき散らす危険な事業となりかねません。
飯舘村に対し計画撤回を求める要請を行いたいと思います。
多くの団体のご賛同をいただきたく募集します。
ご協力をよろしくお願いいたします。
 
締切:2020年6月30日
 
ご賛同される方は下記までご連絡下さい:
放射能ゴミ焼却を考えるふくしま連絡会
市民放射能監視センター(ちくりん舎)
lab.chikurin@gmail.com(青木一政)
 
要請文は以下からダウンロードできます。

ダウンロード - 飯舘村バイオマス発電計画撤回を求める要請 

========以下 要請文===========
飯舘村長 菅野典雄 殿
 
飯舘村 放射性物質汚染木材を燃やすバイオマス発電計画の撤回を求めます
 
 私たちは、田村市に建設中の木質バイオマス発電に反対し、田村市と事業者を相手に訴訟を行う地元住民を支援する会です。田村市では放射能汚染の極めて高いバーク(樹皮)を含めた県内産材を燃料とします。このため私たちは放射能の濃縮された排ガスが近接する子ども園を含む住宅街にまき散らされ、健康被害につながる恐れがあることを大変危惧しています。
 
このたび明らかにされた飯舘村のバイオマス発電計画(飯舘から始まる森林再生と未来志向型農業体系(略)実施要領)によりますと、県内で発生する年間10万トンものバークを主要な燃料とし、未利用間伐材とくに被災12市町村におけるこれらの利用が停滞しているため有効活用することが提示されています。
 しかし事前調査の項目には、燃料の放射性物質測定方法すら記載されていません。これは実質的に燃料の放射能汚染を度外視する事業ということではないでしょうか。
 バイオマス発電は固定価格買取制度(FIT)制度により20年間の電力全量買取が保証されており、20年もの間24時間300日以上稼働する事業であり、排ガスの影響が強く懸念されます。
排ガスの飛散距離は広範囲に及びます。福島第一原発事故によるプルームは関東を超えた広い地域に到達したことや、中国からPM2.5や黄砂が常時飛来する事象などからも明らかです。8000㏃/㎏以下の汚染牧草などを焼却している大崎市クリーンセンター周辺では、風下の大気中のセシウム濃度が明かに上昇することが確認されています。
市民放射能監視センター(ちくりん舎)が南相馬市と宮城県大崎市において大気中の放射性微粒子の分析を行ったところ、7~8割が不溶性であることが判明しました。このような放射性微粒子を吸引すれば肺の奥へ長くとどまり、あるいは全身へ入り込み長期にわたり内部被ばくすることになります。
 
飯舘村内外の子どもたちをさらなる危険に晒す木質バイオマス発電を進めるべきではありません。私たちは本計画の撤回を強く求めます。
 
2020年6月22日
田村バイオマス訴訟支援の会
放射能ゴミ焼却を考えるふくしま連絡会
市民放射能監視センター(ちくりん舎)
 
連絡先 stopshokyakuf@yahoo.co.jp(和田央子)
lab.chikurin@gmail.com(青木一政)

 

 

2020/06/21

田村バイオマス訴訟支援の会ニュース第7号

ダウンロード 田村バイオマス訴訟支援の会 ニュース第7号

 

1.裁判報告
 6月2日(火)福島地裁にて第四回目の裁判が開かれました。原告からは前回の裁判長の求めに応じて、HEPAフィルタが虚偽であることの根拠を分かりやすく整理した形の準備書面を提出しました。田村バイオマスエナジーはいまだに一切の資料提出を拒否したまま、「HEPAフィルタは安心のために設置するものであり個別の集じん性能を数値化※するものでない」
などと、居直ったような主張をしています。
 しかしこの日、裁判長は「被告側は安心のためHEPAフィルタを設置したと主張している。放射性物質の検査やバグフィルタの機能的欠陥があるかどうかが詐欺の要件に当たるかどうかに関わってくる」とし、すでにこれまで原告側が批判してきた汚染木材の検査方法やバグフィルタの問題点についてさらに説明を求め、被告側の論理に引きずられたかのような印象がありました。
※「安心」というのは人の主観に基づくもので数値化できません。「安全」というのは危険の程度を客観的な数字で示さなければなりません。被告側が「安心のため」とすり変えているのは、まさにHEPAが偽物であり集じん率を数字で示せない(示したくない)ことを表しています。
裁判の論争の分かりやすい解説はちくりん舎HP http://chikurin.org/wp/?p=5747 をご覧下さい。

2.田村市への寄附金
 大越町の環境を守る会が田村市へ情報開示請求を行い、過去5年間の田村市への寄附金を調べたところ、田村市と田村BEが土地賃貸借契約を締結した直後の2019年度に5百万円~5千万円の大口寄附金17件(寄附者は非開示)が集中して寄せられていることが明らかとなりました。不透明な使途につながっていないかどうか、市議会議員が調査権を使って明らかにする必要があるのではないでしょうか。

3.飯舘村蕨平仮設焼却炉跡地利用計画
 飯舘村は蕨平で稼働する環境省の仮設焼却炉の今年10月での運転終了に合わせ、その後の跡地利用として木質バイオマス発電を計画していることを議会に伝えました。
 村内国有林を燃料とし、先行事例として田村バイオマス事業を参考とするとしています。
 放射性物質に汚染された森林を焼却すれば放射性物質の再拡散となり、呼吸によって肺の奥へ取り込まれた放射性物質は長く体内にとどまり、全身のさまざまな疾患をひき起こすことが指摘されています。特に子どもたちへの影響ははかり知れません。

2020/06/04

田村バイオマス訴訟第4回法廷が開かれました

http://chikurin.org/wp/?p=5747

6月2日、福島地方裁判所において田村バイオマス訴訟の第4回法廷が開かれました。コロナ感染拡大防止で傍聴者の人数制限もあるため、主に福島県内の方に傍聴参加を呼びかけました。13:10分からの法廷には原告および支援者が約15名集まりました。

報告集会の様子

 

【裁判長の発言に変化?】
法廷では原告側から準備書面(2)が提出されました。前回の裁判長の発言で、原告側の請求原因の整理をして欲しいとのことで、あらためて原告側の主張の整理と前回提出された被告側準備書面(1)(2)への反論が盛り込まれたものです。

 

田村市バイオマス発電事業住民訴訟・準備書面(2)

田村市バイオマス発電事業住民訴訟・証拠説明書(3)

 

法廷で裁判長から、「次回、あらためて原告側から燃料として放射性物質の付着したものが持ち込まれる可能性や事前検査についての問題点、およびバグフィルタでは放射性物質が捕捉が機能しないこと主張を整理して出して欲しい」との発言がありました。これに対して原告代理人からは「この裁判では被告が設置するとしているHEPAフィルタが本来の性能を果たせない虚偽のものであり詐欺であることが争点」「燃料への放射能の付着やバグフィルタの欠陥については今回の準備書面(2)でも触れている」との反論がありました。

 

それに対して裁判長の反応は、「被告側は安心のためHEPAフィルタを設置したと主張している。放射性物質の検査やバグフィルタの機能的欠陥があるかどうかが詐欺の要件に当たるかどうかに関わってくる」という旨の説明がありました。

 

これは従来の法廷での裁判長の一連の発言と随分異なるものです。裁判長は1回目法廷で「この裁判はHEPAフィルタが争点となる。どういうものか分からないので、その説明を含めて主張を整理してい欲しい」との発言がありました。2回目法廷では「HEPAフィルタの問題点について改めて原告側の主張を整理して欲しい」との発言がありました。原告側はそれらの発言に応えた準備資料や証拠書類を提出してきた経緯があります。

 

今回の裁判長の発言は、被告側の「HEPAフィルタは『安心のため設置』」との主張をそのまま引用するなど、被告側の論理に引きずられたかのような印象もあります。一方で原告・被告双方の主張を対応させて並列に引き出そうとも考えられます。次回の裁判は8月18日(火)14時~と決まりました。

 

【報告集会では今後の進め方について議論】
法廷終了後、近くの福島市民会館にて報告集会が開かれました。報告集会では司会の和田央子さんの挨拶のあと、ちくりん舎の青木からこれまでの法廷での論争のポイントの紹介がありました。

 

田村バイオマス訴訟の経緯と新たな展開はこちらからダウンロードできます

報告集会でこれまでの経緯を説明

 

その後、坂本弁護士から今回の法廷でのやり取りなどについて解説がありました。裁判長はこれまで本裁判がHEPAフィルタの虚偽性が争点になることを繰り返し発言してきた、今回はそれと異なっているという説明がありました。原告側の主張からすれば、たとえ仮にバグフィルタに欠陥がないとしても、HEPAフィルタが本来の性能を発揮しない虚偽のものであれば問題だとする立場だとの説明がありました。次回法廷に向けては、被告側が住民に向けてバグフィルタについてどれだけ説明してきたのか、も含めて、燃料の放射能汚染、検査の問題、バグフィルタの欠陥について準備書面を用意してゆくとの説明がありました。

 

原告代表の久住秀司さんからは、情報開示で田村市への寄付金の状況を調査した結果が報告されました。それによると500万円以上の大口寄付が、田村バイオマスが動き出す2018年に集中していることが報告されました。(寄付者は黒塗りのため不明)。田村市議会議員への裁判情況のレクチャー・学習会の計画などが必要との議論もありました。

 

飯館村からは佐藤八郎村議が参加されました。飯館村では蕨平の仮設焼却炉の跡地にバイオマス発電計画が予定されているようで、その計画について環境省からの説明会があった旨の報告がありました。この問題についても注目が必要で今後連携をして欲しいとの発言がありました。

 

2020/05/26

フクロウ・オンラインカフェでお話しました(田村バイオマス訴訟)

5月24日フクロウ・オンラインカフェが行われました。コロナ感染拡大防止のため、初めてのこころみでZOOMをもちいたオンライン・カフェとなりました。オンラインということで、いつもはなかなか参加できない遠方の方の参加もあり、総勢30名を超える方々の参加がありました。福井、兵庫、福島、宮城などから広く参加がありました。

 

カフェでは以下の3つの報告と質疑が行われました。

・六ヶ所再処理工場審査・パブコメで止めよう(阪上 武)
・なぜ急ぐのか?トリチウム汚染水の海洋放出(満田夏花)
・福島県田村市バイオマス発電・裁判の新展開(青木一政)

 

「田村市バイオマス発電・裁判の新展開」について、当日の報告資料をアップします。

「田村バイオマス訴訟の経緯と新たな展開」はこちらかダウンロードできます。

 

2020/04/26

報告集「止めよう!放射能のばら撒き」第2弾発行しました

報告集「止めよう!放射能のばら撒き~ 除染ごみ焼却と木質バイオマス発電を考える~
第2弾」を発行しました。1部500円(他に郵送料実費が必要です)でお送りします。
必要な方は必要部数・送付先・氏名を書いて下記へご連絡ください。
メール:lab.chikurin@gmail.com Fax:042-519-9378
こちらからも直接メールできます。
目次 はじめに <第 1 部 放射能ごみ焼却と環境破壊を考える> ●森林除染とバイオマス発電焼却灰のゆくえ 和田央子さん
(放射能ごみ焼却を考えるふくしま連絡会)

 


●地球規模での森林破壊につながる大規模バイオマス発電 満田夏花さん
(国際環境 NGO FoE Japan 事務局長

<第2部 各地からの報告>
●福島県飯舘村~放射能汚染の現状・飯舘村の場合を中心に~  伊藤延由さん
(飯舘村小宮沼平)
●長野県東御市~着工直前まで隠された羽毛山工業団地 木質バイオマス発電所計画~ 
川端眞由美さん(木質バイオマス発電チェック市民会議)
●宮城県大崎市~大崎・放射性廃棄物焼却をめぐる動き~  芳川良一さん
( 船形山のブナを守る会)
●福島県田村市~田村バイオマス反対と訴訟への取り組み~ 久住秀司さん
( 大越町の環境を守る会)
●ちくりん舎~リネン吸着法で可視化される焼却炉からのセシウム拡散~ 青木一政さん
(ちくりん舎)

<参加者からのアンケート>
 
A4版 カラー 35p
「はじめに」より

2020年2月15日に郡山市ミューカルがくと館において「止めよう放射能のばらまき~
除染ごみ焼却とバイオマス発電を考える~」が開かれました。
ちくりん舎と放射能ごみ焼却を考えるふくしま連絡会の共催で開かれた本集会は、
昨年2月に開かれた同趣旨の集会の第二弾として位置付けられるものです。

 


各地から約60名が参加し充実した学習と交流が行われました。本報告集はその内容を
まとめたものです。

本年4月からの省令「改正」で除染土の再利用を目論んだ環境省の目論見はひとまず
見送りとなりました。各地の反対運動やパブコメで反対意見が集中するなかで、環境省
は除染特措法の改正を見送りにせざるを得なかったのです。

 


しかし環境省は放射能ごみ減容化の動きをあきらめたわけではありません。小泉環境
大臣は、福島原発事故の汚染土を用いた鉢植え大臣室などに置くなどパフォーマンスに
努めていいます。使われたのは中間貯蔵施設に搬入された汚染土で1キログラムあたり
5100ベクレルのもの。「(事故の)風化と風評被害を食い止める決意の表れ」「全国民
的な理解を醸成したい」と報じられています。小泉環境相は就任直後から、さまざまな
発言の無内容ぶりで馬脚を現しましたが、それを改めて証明するような幼稚なふるまい
です。

 汚染土の再利用や汚染水の海洋放出など環境省が進めているのはまさに放射能こみの
ばらまきです。汚染牧草、汚染稲わらなどの焼却、放射能汚染木を燃料とする木質バイ
オマス発電も同様です。焼却によって生じた高濃度のセシウムを含む焼却灰は一般ごみ
と区別なく処分され、一部は建設資材としての再利用が始まっています。
 新型コロナウイルスの蔓延で安倍政権により「緊急事態宣言」が発令されました。
新型コロナウイルス対策は私たちの健康・生命を守るという意味だけでなく、私たち人類
が自然界から新たに突き付けられた重大で深刻な問題です。しかしその裏でこの状況を
隠れ蓑にして、福島原発事故による被害者、避難者の切り捨て、放射能汚染の隠ぺい、
放射能ごみのばらまきが一斉に進められることに警戒を怠ってはなりません。

 この報告書が各地の放射能ごみばらまきや福島原発事故の被害者、避難者の切り捨てを
許さない粘り強い闘いの一助になることを期待しています。

2019年4月20日
「止めよう放射能のばら撒き~除染ごみ焼却・木質バイオマス発電を考える~」第2弾
発行
NPO 市民放射能監視センター(ちくりん舎) 放射能ごみ焼却を考えるふくしま連絡会

2020/04/05

第三回裁判 田村バイオマスエナジーはまたもHEPAフィルターの資料提出を拒否

田村バイオマス訴訟支援の会のニュースレター6号が発行されました。

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ニュースレター第6号はこちらからダウンロードできます 

 

3月24日(火)福島地裁にて第三回の裁判が開かれました。争点となっているのは田村バイオマスエナジー(田村BE)の提示するHEPAフィルターが「偽物」ではないかという点です。

 前回1月28日(火)の裁判で原告側は被告側に対しHEPAフィルターの仕様書開示を求め、被告側は応じる姿勢を見せましたが、今回の裁判でも結局資料を提出することはありませんでした。

 理由は、「プラントメーカーとの守秘義務」があるためとしています。
 裁判官はこれについて被告側に正当性を立証するよう求めることはなく、むしろ原告側に「請求原因」を改めて説明することを求めました。

 

 さらに被告は「高性能HEPAフィルター」設置目的を「安全性」の向上のためとしていた従来の説明を豹変させ、「バグフィルター」で安全を確保し「HEPAフィルター」は安心のために設置するので「その役割は副次的なものである」、すなわち性能は満たされなくても問題ないと主張しました。

 これは原告側の主張どおりHEPAフィルターがお飾りであることを認めたことにほかなりません。

 

 HEPAフィルタに限らず、被告側の主張はこれまでの説明から二転三転しています。市が11億4千万円もの補助金を出す事業です。このようないい加減な姿勢の市と田村バイオマスエナジ―の言うことは全く信用できません。

 

燃料チップの計測について、当初は「全量自動計測」ととれる説明が裁判では頻度も全く明らかでない抜き取り検査(サンプル測定)に変わりました。
 
燃料チップはベルトコンベアに乗って焼却炉に入る段階で100ベクレルを超えるものがあったら止まる。(本田市長議会答弁 2017年12月7日)

⇒あくまでも釜に入る前、ベルトコンベアに乗せる前でチップを確認する。
(白鳥宏産業部長同 2018年2月22日)

⇒サンプル測定を行う。(被告側準備書面 2020年3月16日)

第四回裁判 6月2日(火) 13:10 福島地方裁判所 
裁判終了の20分後より福島市市民会館にて報告集会を行います。

2020/01/29

田村バイオマス訴訟第2回法廷が開かれました

1月28日福島地裁において田村バイオマス訴訟の第2回法廷期日が開かれました。法廷では双方の提出書類の確認の後、裁判長から原告側が主に訴えているHEPAフィルタの問題は突き詰めていうとどういうことかという旨の質問がありました。それに対して坂本弁護士からは

①設備規模の問題、プレフィルタがないためフィルタの目詰まりしやすい、ダクト内でフィルタ交換すると言っているがスペースが狭いなど、要はHEPAフィルタの性能が発揮できないということだ。

②今回提出した準備書面に詳しく記載した。

③被告弁護側からの答弁書で説明資料は概要図であり、原告側からの批判は当たらないと言っているが、それならば詳細設計図を開示して原告側の指摘に対して説明して欲しい。

との発言がありました。

それを受けて、裁判長は被告側弁護士に対して、それでは被告側で設計図をもとに反論しますかとの問いかけがあり、被告側弁護士はそれを了承しました。

次回の法廷期日は3月24日13時10分からと決まりました。

裁判終了後、市民会館で報告集会が開かれました。集会には約30名の方が集まりました。宮城県黒川や石巻市から放射能ごみ焼却の運動をする市民や、飯舘村村会議員の佐藤八郎氏、福島原発告訴団長の武藤類子氏などの出席もあり、この問題への注目が徐々に広がっている感じを受けました。

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報告集会では坂本弁護士からあらためてこの裁判の趣旨についての説明がありました。

その後、ちくりん舎の青木から、今回証拠書類として提出した「田村バイオマス発電設備のHEPAフィルタについて」という文書で田村バイオマス発電のHEPAフィルタが偽物であるという根拠についての解説がありました。

田村バイオマス発電施設におけるHEPAフィルタについて

技術的に見れば田村BEのHEPA設備は全く住民だましのお飾りであることがますます明らかになっています。次回法廷で被告側は詳細図面などをもとに説明をすることを裁判長の前で約束しました。どのような説明が出てくるのか、注目されるところです。

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Dscf1696       

 

2020/01/09

2・15(土)止めよう!放射能のばら撒き~除染ごみ焼却と木質バイオマス発電を考える~(第2弾)

学習交流集会in郡山2020
止めよう!放射能のばら撒き~除染ごみ焼却と木質バイオマス発電を考える~(第2弾)

●日時:2020.2.15(土)13:20~16:30 13:00開場
●場所:郡山市ミューカルがくと館(1階 大ホール)
郡山駅前から麓山経由大槻行き、または、休石行き「開成山プール」下車。もしくは、さくら循環虎丸回り「総合体育館前」下車。各所要時間は、約10分 
Tel:024-924-3715 
郡山市開成一丁目1番1号

●参加費無料(会場カンパをお願いします)
●共催:NPO 市民放射能監視センター(ちくりん舎)・放射能ごみ焼却を考えるふくしま連絡会

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チラシはこちらからダウンロード できます

 

【第1 部 放射能ごみ焼却と環境破壊を考える】
●報告1 和田央子さん(放射能ごみ焼却を考えるふくしま連絡会)
●報告2 青木一政さん(ちくりん舎)
●ゲストトーク 満田夏花さん
「地球規模での森林破壊につながる大規模バイオマス発電」

【第2部 各地からの報告】
●福島県飯館村(放射能汚染の現状)
●長野県東御市(バイオマス発電計画に対する取り組み)
●宮城県大崎市(汚染廃棄物焼却中止を求める訴訟の状況)
●福島県田村市(バイオマス発電訴訟の状況)
●全体討論 

【開催に当たって】
 目前に迫ったオリンピック聖火リレーは、福島県楢葉町にあるJビレッジをスタートに全国を回ります。Jビレッジは、9年前、福島原発事故の大混乱の中、収束作業にあたる東電関係者、警察、消防、自衛隊などの対応拠点になった場所です。このことに象徴されるように、政府や福島県は、東京オリンピックを「福島原発事故からの復興」、「安全でクリーンな福島」を世界中に発信する一大キャンペーンとして行おうとしています。未だに人が住めない帰還困難区域がある常磐線富岡~浪江間を再開させることも決定しました。
 しかし、福島原発事故の汚染被害の現実は、現在においても深刻です。避難指定解除は住民の合意を得ないまま進められ、避難者はまだまだ放射線量の高い地域にやむなく「帰還」するか、さもなければ賠償や支援を打ち切られ、経済的・社会的に厳しい状況に置かれたまま、避難や移住を余儀なくされています。
 莫大な予算をつぎ込んで行われた除染の後始末も同様です。環境省は膨大な量の除去土壌を「リサイクル」と称して公共事業に使おうと計画しています。中間貯蔵施設では、公共事業にも使えない高濃度の除去土壌・焼却灰を最終的に溶融し減容化するための灰溶融炉の建設も進んでいます。そこで発生する溶融スラグは数十億ベクレルに達するとされています。
 国は、再生可能エネルギーとして福島県内各地で木質バイオマス発電の建設を進めていますが、燃料に使われるのは除染をしていない森林伐採木です。除染をしない代わりに間伐に補助金を出し、バイオマス燃料への利用を進めています。汚染木から生じたセシウムの濃縮された灰は、建設資材として再利用される予定です。
 各地でこうした放射能ごみのバラマキに反対する声が上がっています。本学習交流集会では、こうした放射能ごみのバラマキの裏側にあるものについて考え、各地での実態を共有し、放射能拡散政策を止めるための一助にしたいと考えています。多くの方々の参加をお願いします。

●2月16日(日)に、オプショナル・ツアーを計画中です(復興記念公園、双葉アーカイブなど)。
詳しくは、ちくりん舎または、放射能ごみ焼却を考えるふくしま連絡会へお問い合わせください。

【問合せ】
●ちくりん舎     lab.chikurin@gmail.com   Tel&Fax  042-519-9378
●放射能ごみ焼却を考えるふくしま連絡会  stopsyokyakuf@yahoo.co.jp