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2007年7月28日 (土)

陸域に行くほど深くなる「主断層」と浅くなる「分岐断層」…産総研のモデル

産業総合研究所は,海域から陸域に行くほど深くなる「主断層」に,陸域に行くほど浅くなる「分岐断層」を組み合わせたモデルを出しています。「分岐断層」が原発近くまで伸びています。

出雲崎では、隆起・東向きと逆断層の上盤の動き、柏崎では、沈降・西向きと逆断層の下盤の動きで、分岐断層を設定しないと、主断層だけでは説明できないという考え方だと思います。以下は産総研活断層センターのHPの記述です。

2007年7月中越沖地震の断層モデル(第一報)
http://unit.aist.go.jp/actfault/katsudo/jishin/niigata070716/report/horikawa/index01_070724.html

Fault_v11

北東側で観測された量は,概ね主断層のみで説明できるが,柏崎付近の水平変動や沈降は主断層だけでは説明できない.そのため,余震分布を参考に,分岐断層を導入した.

 この分岐断層の存在範囲は,観測量で拘束できている.現在の位置よりも北東側へ伸ばすと,沈降域が拡大し,海岸沿いで観測された結果と合わなくなる.南西側へ延長すると,柏崎2あるいはP柏崎の水平変動が柏崎1よりも大きくなってしまい,観測と矛盾する.

 データを説明するためには,分岐断層の上端の深度が浅いことが必要であり,深いモデルでは,沈降域,柏崎付近の変動を説明するのは困難である.伏在断層が高角なのは,柏崎付近の沈降を説明するために必要であるが,高角でありながら逆断層成分が卓越している点で,物理的に存在しにくいものとなっており,今後の検討課題である.

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