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2007年8月31日 (金)

柏崎刈羽原発は活褶曲(しゅうきょく)上にある。「真殿坂断層」が動いた!

東洋大の渡辺満久さんらの調査,解析により,柏崎刈羽原発近くで,活断層に押されて地盤が曲がる活褶曲(しゅうきょく)が動いたとみられる隆起が確認されました。

地震のたびにずれるのが断層,地震のたびに曲がる動きをするのが褶曲で,周辺や地下で活断層が動き,その影響で地表で曲がる動きをすることがあるようです。

地元で反対運動を続けてこられたみなさんは70年代から,この地域の褶曲と断層が再活動する可能性を指摘してきました。国と東電は「断層,褶曲は,活断層,活褶曲ではない」と否定していました。新聞記事に「真殿坂断層」とあり,これが動いた可能性が指摘されていますが,この「真殿坂断層」こそ,70年代から活断層か否か,敷地直下に延びているかが論争となっていたものです。東電は一貫して否定していました。(図はクリックすると大きくなります)

Madonozaka4

Danmen

「原発予定地盤は劣悪!」
1974年9月柏崎刈羽原発反対守る会連合/柏崎原発反対同盟
http://www.kisnet.or.jp/net/jishin/197409.pdf
P20の図に加筆

Madonozaka3
社党国会調査団・柏崎原発反対同盟・守る会連合・地区労(写真集)より
http://www.kisnet.or.jp/net/jishin/19770425photo.pdf

国,東電のこれまでの誤りについては,事実関係と責任が明らかにされなければなりません。30年前の東電の調査や判断,国の審査も問題ですが,東電は,昨年の調査後も「褶曲や断層はあるが、約12万年前から14万年前以降は動いていない。活褶曲や活断層ではないと考えられる」としていましたから,東電には今でも調査,判断能力がないことになります。柏崎刈羽原発については,活褶曲の上にあることが明らかになった以上,閉鎖するしかありませんし,東電に原発を立地する能力はないということになるのではないでしょうか。

柏崎原発の地盤10センチ隆起 活褶曲が動いた可能性(朝日新聞)
http://www.asahi.com/special/070716/

「新潟県中越沖地震で、東京電力柏崎刈羽原発付近から柏崎市街地までの地盤が、幅約2キロ、長さ約10キロにわたり10センチ程度隆起していたことが東洋大、名古屋大、広島工業大グループの解析でわかった。活断層に押されて地盤が曲がる活褶曲(しゅうきょく)が動いたとみられるが、東電は「活褶曲はない」という前提で原発を建設、現在も見解を変えていない。研究グループは「東電の調査および国の審査の信頼性が問われる」と話している。」

「同原発が地震のたびに隆起する活褶曲の上にあるという指摘は、1号機建設前から地元の研究者から出ていた。隆起が判明した地域の東縁にある活断層「真殿坂断層」や地震を引き起こした活断層などのずれによって、活褶曲が動いて地面が持ち上がったとみられる。」「東電は原発建設時、ボーリング調査などをもとに、敷地が活褶曲上にあることを否定してきた。昨年9月から10月にかけて原発周辺で人工的な振動を加えて地下の様子を探る調査を行った後も「褶曲や断層はあるが、約12万年前から14万年前以降は動いていない。活褶曲や活断層ではないと考えられる」としていた。」

刈羽原発周辺、断層ずれ隆起か…東電は活動ないと判断(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20070830it16.htm

「新潟県中越沖地震で震源となった海底断層から分岐した、陸側の断層(長さ約10キロ・メートル)がずれて、東京電力柏崎刈羽原子力発電所周辺地域が10センチ前後隆起したと見られることが東洋大などの解析でわかった。」

「原発周辺の断層としては、建設前の1970年代前半に東電が実施した地下構造調査で原発の東方約1キロに見つかった「真殿坂(まどのさか)断層」(長さ数キロ・メートル)が知られている。研究チームが、人工衛星が取得した地震後の被災地周辺の画像を解析したところ、この真殿坂断層から柏崎市の市街地に至る帯状のエリアが10センチ前後隆起したことを突き止めた。東電は、「真殿坂断層の上に13万年前以降に積もった地層は変化はない」として、真殿坂断層は活動しない断層と判断した。」

「しかし、同大の渡辺満久教授(地形学)は「断層近くの地表面に30メートルの段差が見られ、活断層である可能性は十分考えられた。東電や国の審査は断層の活動度を甘く評価していたのではないか」と話している。」

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