玄海プルサーマルをめぐり国と市民が討論会
玄海プルサーマルをめぐり、「プルサーマルと佐賀県の100年を考える会」の要請で、国(資源エネルギー庁)と市民との討論会が実現しました。佐賀県各地から50名ほど、関西、愛媛からも駆けつけて熱気溢れるものに。
国と市民団体「討論会」 推進、反対で平行線(09年8月12日)/佐賀新聞
http://www.saga-s.co.jp/news/genkai_pluthermal.0.1378835.article.html
核燃料サイクル政策に対する市民団体と国の原子力担当者の「討論会」が11日、東松浦郡玄海町の町民会館であった。市民団体側は、高速増殖炉や再処理工場が計画通り稼働していないことを指摘し「プルサーマルは必要ない」と主張。国側は「核燃料の再処理でエネルギーを確保していく方針は変わらない」とし、論議は平行線をたどった。
討論会は、市民団体「プルサーマルと佐賀県の100年を考える会」が県に国との直接交渉を要望していたことなどから実現。県内で反対団体と国が”直接対話”するケースは珍しい。国側は資源エネルギー庁原子力立地・核燃料サイクル産業課の森本英雄課長が対応した。
市民団体側は、使用済みMOX燃料などを再処理する第二再処理工場について「高速増殖炉『もんじゅ』が停止したままなどの問題点を残す中、2010年ごろからとしている工場建設の検討時期は遅れるのでは」と指摘。「方針があやふやな中でプルサーマルは中止すべき」と訴えた。
森本課長は「再処理は経済性などデメリットもあるが、日本のエネルギー事情を考えれば必要。第2再処理工場建設はやると決めている」とした上で、「誰がどこに建てるのか決まっていないのは事実」と答えた。
この日は県原子力環境安全連絡協議会もあり、08年度の環境放射能調査、温排水影響調査結果に異常がなかったことなどが報告された。県は(1)06年の事前了解以降、核燃料サイクル政策に変化はない(2)使用済みMOX燃料が玄海原発に永久にとどまることはない(3)第二再処理工場は建設される-の3点について、国に再確認した。
【写真】公開ヒアリングで国側に質問する市民団体のメンバー=東松浦郡玄海町の町民会館
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