宮城県本吉町町議会へ請願書
■宮城県本吉町町議会へ以下の請願書が提出されました
(本吉町議会への請願書)
宮城県三陸沿岸の海を放射能から守ることを求める請願書
1、請願の趣旨
青森県六ヶ所村の使用済み核燃料再処理工場(事業者・日本原燃株式会社)が放出する放射能から本吉町および三陸の海を守るために、下記の趣旨の意見書を宮城県知事に提出していただくよう請願いたします。
ア. 宮城県より、青森県知事並びに日本原燃株式会社に対して、再処理工場のアクティブ 試験操業について、宮城県の沿岸住民に説明し、理解と納得を得るよう求めること。
イ. 宮城県より、青森県知事並びに日本原燃株式会社に対して、アクティブ試験の実施は慎重を期するよう求めること。
ウ. 宮城県より、青森県知事並びに日本原燃株式会社に対して、宮城県沿岸の漁場、海水浴場などにおいて、アクティブ試験前に環境影響評価を実施するよう求めること。
2、請願の理由
青森県六ヶ所村に建設された核燃料再処理工場は、本年3月末にも使用済み核燃料を用いた総合試験であるアクティブ試験が開始される運びです。アクティブ試験が始まると、再処理の過程で生じる各種放射性物質を含む廃液が海中に放出されます。放出された放
射能廃液は、エチゼンクラゲが示しておりますように、本町沿岸にまで運ばれてくることは明らかであります。
本町沿岸では、マグロ、サケ、アワビ、ウニ、ハマグリなどの多種多様な魚介類に恵まれ、ワカメやカキ等の養殖漁業、さらにはヒジキ、マツモ、フノリなどの海藻類など生産力豊かな水産資源を有しております。また、本町には、大谷、小泉という二つの砂浜海岸がありますが、大谷海岸は「日本の海水浴場88選」に、また小泉海岸は「日本の白砂青松100選」に選ばれるほど風光明媚な観光地としても知られております。
この海が放射能で汚染されると、漁業従事者の生活権や住民の健康、食の安全も危うくなります。さらには、風評被害により本町の水産業や観光産業が大打撃を受けることは間違いありません。
この天恵の海を放射能から守り、汚染のない美しい海を子どもたち、孫たちに残すことは、この町に生きる私たちに課せられた責務であると考えております。
よって、本町の海を放射能で汚染させないために、同趣旨の意見書(別添)を宮城県知事に提出していただきたく、ここに請願いたします。
(村井嘉浩宮城県知事への意見書(案))
宮城県三陸沿岸の海を放射能から守ることを求める意見書(案)
青森県六ヶ所村に建設された核燃料再処理工場は、平成18年3月末に、アクティブ試験(使用済み核燃料を用いた総合試験)の開始が予定されています。アクティブ試験操業が始まると、大量の放射能を含む廃液が沖合3km、水深44mの放水口から排出されることになり、エチゼンクラゲの南下の例を見てもわかるように、本県三陸沿岸が放射能で汚染されることは明らかです。
宮城県三陸沿岸の海は、美しく澄んだ海として知られ、ここから生産される海産物は安全、安心な食材との評価を受けております。
しかし、ひとたび放射能で海が汚染されると、漁業従事者の生活権や住民の健康、食の安全も危うくなります。さらには、風評被害により本県の水産業や観光産業が大打撃を受けることは間違いありません。
放射能汚染の心配が完全になくなるまで、アクティブ試験には慎重を期すように求め、三陸沿岸の漁場を守っていくことが、今に生きる私たちの使命と考えます。
よって、宮城三陸の海を放射能汚染から守るため、下記事項について要望します。
ア. 宮城県より、青森県知事並びに日本原燃株式会社に対して、再処理工場のアクティブ試験操業について、宮城県の三陸沿岸住民に説明し、理解と納得を得るよう求めること。
イ. 宮城県より、青森県知事並びに日本原燃株式会社に対して、アクティブ試験の実施は慎重を期するよう求めること。
ウ. 宮城県より、青森県知事並びに日本原燃株式会社に対して、宮城県沿岸の漁場、海水浴場などにおいて、アクティブ試験前に環境影響評価を実施するよう求めること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
平成18年3月 日
本吉町議会
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