宮古市長・議長が原燃に「試運転は実施すべきでない」と抗議文
沿岸市町村は怒りをあらわにしています。一方で岩手県知事は後退した姿勢をみせています。
青森・六ケ所村の核燃再処理工場:アクティブ試験 宮古市長・議長が抗議文/毎日岩手
抗議文は使用済み核燃料を使ったアクティブ試験が月内にも開始される見通しとなったことを踏まえ「28日の説明会は単なる既成事実をつくるためだった」と不快感を表明。そのうえで「岩手県の多くの住民に広く説明会がなされるまで、再処理工場の試運転は実施すべきでないと強く抗議する」としている。
抗議文
冒頭に「強く遺憾の意を表明する」と強調。
説明会に対し「出席者が限定された上、納得できないうちに質疑応答が打ち切られ、環境や漁業に不安が残ったままだ」と批判した。
「説明会は既成事実をつくるためだったと、とらえざるを得ない」と指摘。
「多くの住民に広く説明がなされるまで安全協定締結や試運転は実施すべきでない」と求めている。
原燃と青森県が安全協定 募る不安/岩手日報
「核燃」あす試運転 知事、青森村長/岩手日報
熊坂宮古市長
「漁業者が心配している海産物への影響の説明がなく納得しがたい。溝が広がった」
深渡普代村長
「説明会から3日後の試運転開始は、あまりにも強硬。太平洋以外に廃液を処理できないのか。安全、安心、事故がないことを約束してもらいたい」
漁業者
「試運転には絶対反対だ。生産者だけでなく、消費者にも迷惑を掛けるのではないか」
中里陸前高田市長
「事業の安全が担保されているのならばしっかりと説明し、漁業者や住民の不安を解消すべきだ」と指摘
池田いわて生協理事長
「十分な説明がされない中での見切り発車には反対だ」
豊かな三陸の海を守る会田村会長(山田町議)
「日本原燃には一般住民への説明会を開く責任があると言い続けたい。試運転が始まったら抗議の意を原燃に表し、説明責任と万が一の場合の補償について申し入れる」
漁業者
「事業を推進する立場の人が一方的に説明しただけの説明会だった。原燃は本運転が始まるまでの約17カ月間、消費者を含めてもっと説明を重ねてほしい」
大井県漁連会長
「漁業者の理解を得ないまま試運転を行おうとするやり方は強引で誠意がない。組合員が守ってきた海に微量でも放射能が流れるのは抵抗があり、風評被害も心配だ」「試運転に踏み切るならば、沿岸に監視機関を設置する安全に特段の配慮を求めたい」「交渉のテーブルにつき、しっかり対応してもらいたい」
増田岩手県知事
「安全に徹することが大事だ。国と日本原燃は情報公開など住民の理解を得る努力を続けてほしい」「現実として、われわれよりもっと近場にいる何十万の人たちと自治体がオーケーを出している事実は重たいと思う」
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